auユーザーに人気の光回線と言えばauひかりが有名ですが、『ニフティ光(正式名称は@nifty光)』も人気があります。
ニフティと言えば、プロバイダーのイメージが強いですが、様々な光回線にプロバイダーサービスを提供する以外にも、今は自社光回線としてニフティ光というサービスの提供も行っています。
ニフティ光は、いわゆる“光コラボレーション”と呼ばれるサービスで、NTT東日本・西日本のフレッツ光の設備を借りて、プロバイダーと一緒にニフティからワンセットで提供されているサービスです。
この記事では、ニフティ光とauひかりのどちらのほうがお勧めなのか、また、違いはどういった部分にあるのかという点について、詳しく解説をしていきます。
目次
auひかりとニフティ光の2つの共通点
auひかりとニフティ光の様々な違いを説明していく前に、まずはこの2つの光回線で共通している点を整理していきたいと思います。
共通点① auひかり・ニフティ光どちらでもauスマートバリューは適用できる
auの携帯電話を利用している方が光回線を選ぶ場合、その光回線が、“auスマートバリューに対応しているのかどうか”という点が、一番気になるポイントになると思います。
auスマートバリューは、auの携帯電話料金が大きく割引される制度で、特定の光回線を利用した場合にしか適用されない割引で3す。
その特定の光回線と言うのが、下記の光回線です。
auスマートバリューは下記の光回線で適用することが出来ます。
- 全国提供=auひかり・ソネット光プラス・ビッグローブ光・ニフティ光
- 西日本エリア限定提供=コミュファ光(東海エリア)・eo光(関西エリア)・メガ・エッグ(中国エリア)・ピカラ光(四国エリア)・BBIQ(九州エリア)
西日本エリアであれば、コミュファ光・eo光・メガ・エッグ・ピカラ光・BBIQなども利用できますが、東日本エリアの場合には、auスマートバリューを適用できる光回線は限られています。
今回の記事で比較するauひかりとニフティ光に関しては、どちらもauスマートバリューに対応しています。
ニフティ光が、auひかりと同じようにauユーザーに人気があるのは、このauスマートバリューに対応しているからです。
参考:auスマートバリューの割引額や適用条件
auスマートバリューは携帯電話料金が毎月割引される制度ですが、割引額が非常に大きいのが特徴です。
利用しているプランにより割引額は変わりますが、携帯電話1台あたり下記の料金が毎月割引されます。
auスマートバリューの割引額 | 月あたりの割引額 |
---|---|
下記は携帯電話1台あたりの割引額です。au携帯電話料金の割引(auスマートバリュー)×UQモバイルの携帯電話料金の割引(自宅セット割)を合わせて、家族も含め最大10台まで割引を適用可能です。 | |
利用プラン | 月あたりの割引額 |
使い放題MAX 5G ALL STARパック2 使い放題MAX 5G/4G DAZNパック 使い放題MAX 5G/4G ドラマ・バラエティパック 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P) 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック 使い放題MAX 5G with Amazonプライム 使い放題MAX 5G/4G auマネ活プラン 5G ALL STARパック2 auマネ活プラン 5G/4G DAZNパック auマネ活プラン 5G/4G ドラマ・バラエティパック auマネ活プラン 5G/4G Netflixパック(P) auマネ活プラン 5G/4G Netflixパック auマネ活プラン 5G with Amazonプライム auマネ活プラン 5G/4G | 翌月から 永年1,100円/月割引 |
スマホミニプラン 5G/4G | 翌月から 永年550円/月割引 |
<新規受付終了 スマホプラン> 使い放題MAX 5G ALL STARパック データMAX 5G ALL STARパック データMAX 5G/4G LTE ドラマ・バラエティパック データMAX 5G/4G LTE Netflixパック データMAX 5G Netflixパック(P) データMAX 5G with Amazonプライム データMAX 5G/4G LTE auデータMAXプランPro auデータMAXプラン Netflixパック auデータMAXプラン auフラットプラン30 auフラットプラン25 NetflixパックN auフラットプラン25 Netflixパック auフラットプラン20N auフラットプラン20 auフラットプラン7プラスN auフラットプラン7プラス auフラットプラン5(学割専用) | 翌月から 永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 スマホプラン> ピタットプラン 5G/4G LTE 新auピタットプラン | データ容量 1GB超~7GB:翌月から永年550円/月割引 ※データ容量~1GBご利用の月は割引適用されません。 |
<新規受付終了 スマホプラン> ピタットプラン 5G/4G LTE(s) | データ容量 2GB超~20GB:翌月から永年550円/月割引 ※データ容量~2GBご利用の月は割引適用されません。 |
<新規受付終了 スマホプラン> auピタットプラン auピタットプラン(s) | データ容量 ~2GB:翌月から永年550円/月割引 ※auピタットプラン(シンプル)でデータ容量~1GBご利用の月は割引適用されません。 2GB超:翌月から永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 スマホプラン> auピタットプランN(s) | データ容量 ~2GB:翌月から永年550円/月割引 2GB超:翌月から永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額10/13/30 | 翌月以降最大2年間2,200円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額5/8/20 LTEフラット | 翌月以降最大2年間1,551円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額2/3 ジュニアスマートフォンプラン シニアプラン | 翌月から 永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額1 | 翌月以降最大2年間1,027円/月割引 3年目以降永年550円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額10(ケータイ)/13(ケータイ) | 翌月以降最大2年間2,200円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額5(ケータイ)/8(ケータイ) | 翌月以降最大2年間1,551円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額2(ケータイ)/3(ケータイ) | 翌月から 永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額1(ケータイ) | 翌月以降最大2年間1,027円/月割引 3年目以降永年550円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> タブレットプラン20 | 翌月から 永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額5/8/20 LTEフラット LTEフラット for Tab/Tab(i)/Tab(L)/DATA(m) | 翌月以降最大2年間1,551円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
この割引が、家族も含めて最大10台までそれぞれ適用されるため、例えば1台あたり毎月1,100円の割引を受けられる携帯電話が4台あった場合、毎月4,400円の割引が発生します。
一カ月4,400円というと、光回線のマンションタイプの月額料金とほとんど同じなので、場合によっては光回線が実質無料で使えてしまうということも珍しくありません。
このauスマートバリューを適用させるには、auひかり・ニフティ光ともに光電話サービスに加入する必要があります。
どちらの光回線でも、光電話を月額550円で利用できるため、この点において料金面での差はありません。
料金面で差が出てくるのは、インターネットの月額料金や初期費用・キャッシュバックなどのキャンペーンという点です。
共通点② どちらも最大1Gbpsの超高速インターネットを利用できる
auひかりもニフティ光も、基本的なプランのインターネットの最大速度は1Gbpsと変わりません。
あとは“実際にどれぐらいの速度が出るのか”という点ですが、auひかりは以前から「ネットが速い」と評判が良く、LANケーブルをつないで実測値を計測した場合、平均で150Mbps~200Mbps前後は出るという口コミが非常に多いです。
それに対して、ニフティ光も“v6プラス(IPoE方式)”という高速インターネット接続に対応しており、こちらも速度の評判は上々です。
上記の図の通り、従来の方式だとユーザーが混み合う夜間の時間帯などはネットが遅くなっていたのに対し、新しい“v6プラス(IPoE方式)”に関しては、そういった時間帯でも高速のインターネットに接続することが出来るようになっています。
ニフティ光もこの新しい“v6プラス(IPoE方式)”を採用してからは、ネットの実測値が150Mbps以上出るという口コミがほとんどを占めているため、auひかりと同様に、インターネットの速度という点では評判はそれなりに良いです。
ちなみに、この“v6プラス(IPoE方式)”に関しては、auひかりも対応しており、auひかりでもニフティ光でも標準(無料)で利用することが出来ます。
加えて、最大1Gbpsのプランよりも月額料金が高くなってしまうため、それらのプランを使うよりも最大1Gbpsのプランを使うほうが現実的です。
最大1Gbpsでもかなり速いインターネットを使えるため、ほとんどの方は最大1Gbpsで十分です。
auひかりとニフティ光の4つの違い
ここまで、auひかりとニフティ光で共通している点を説明してきましたが、ここからこの2つの光回線で違いがある部分について、詳しく説明をしていきたいと思います。
違い① 月額料金や初期費用の違い
auひかりとニフティ光では、月額料金や初期費用の仕組みが大きく異なります。
戸建てで利用する場合と、集合住宅で利用する場合とで、料金の仕組みが変わってくるため、ここから戸建ての場合と集合住宅の場合とに分けて説明をしていきたいと思います。
戸建ての場合の違い
戸建てにお住まいの方が、auひかりとニフティ光を利用した場合の料金面の違いを一覧にしたのが下記の表です。
戸建ての場合 | auひかり | ニフティ光 |
---|---|---|
最大速度 | ||
月額料金 ※プロバイダー料金込み | 1年目:6,160円 2年目:6,050円 3年目~:5,940円 ※光電話の料金(550円)込み | 6,270円 ※光電話の料金(550円)込み |
携帯電話料金割引 | ||
無料で使えるサービス | ●無線ルーターが無料 (auスマートバリュー適用時) | なし |
初期費用 | ||
違約金 | (3年契約)更新月とその翌月と翌々月以外の解約で4,730円 | (3年契約)更新月とその翌月と翌々月以外の解約で4,840円 |
月額料金だけで見ると、若干auひかりの方が安いです。
加えて、auひかりは無線ルーターを永年無料で利用できるのに対して、ニフティ光は期間限定でしかそういったお得なポイントはありません。(ニフティ光でも無線ルーター1年無料などのキャンペーンは行っていますが、永年無料なわけではありません)
加えて、後ほど詳しく説明しますが、キャッシュバック等のキャンペーンはauひかりのほうがかなり大きいです。
戸建ての場合の違いを簡単にまとめると、
- 月額料金はauひかりのほうが少し安い
- auひかりのみ無線ルーターを永年無料で使える
- キャッシュバック等のキャンペーンはauひかりの方が大きい
料金面で見れば、戸建てで利用する場合はauひかりのほうがお勧めです。
集合住宅の場合の違い
次に、集合住宅でauひかりとニフティ光を利用した場合の料金面の違いです。
集合住宅の場合 | auひかり | ニフティ光 |
---|---|---|
最大速度 | ||
月額料金 ※プロバイダー料金込み | 平均で4,500円~5,000円 ※光電話の料金(550円)込み (auひかりは建物により料金が若干異なります) | 4,928円 ※光電話の料金(550円)込み |
携帯電話料金割引 | ||
無料で使えるサービス | ●無線ルーターが無料 (auスマートバリュー適用時) | なし |
初期費用 | ||
違約金 | 基本的に発生しない ※おうちトラブルサポート込みの『お得プランA』を利用していない場合 | (3年契約)更新月とその翌月と翌々月以外の解約で3,630円 |
月額料金だけで見ると、auひかりは建物によりますが、基本的にはauひかりの方が少し安く利用できます。
それに加えて、auひかりを利用した場合のみ、無線ルーターを永年無料で利用することが出来ます。
加えて、後ほど詳しく説明しますが、キャッシュバック等のキャンペーンはauひかりのほうがかなり大きいです。
集合住宅の場合の違いを簡単にまとめると、
- 月額料金はauひかりのほうが少し安い
- auひかりのみ無線ルーターを永年無料で使える
- キャッシュバック等のキャンペーンはauひかりの方が大きい
料金面で見れば、集合住宅で利用する場合もauひかりのほうがお勧めです。
違い② キャッシュバックやキャンペーンの違い
auひかりは公式サイトやauショップでも申込むことが出来ますが、その場合には1万円~2万円程度のキャッシュバックしか受け取ることが出来ません。
それに対して、一部の代理店からauひかりを申込むと、手続き不要で5万円~6万円前後のキャッシュバックを受け取ることが出来ます。
auひかりの代理店で実施しているキャンペーンは下記の通りです。
【公式キャンペーン】
- 工事費無料!(実質0円)
- 高速無線ルーターレンタルが永年無料!(auスマートバリュー適用の方)
- 他社から乗換えで、他社光回線の解約金を最大5万円還元!
【代理店キャンペーン(公式に上乗せ)】
- キャッシュバック最大7万2千円!
~インターネットと光電話の申し込みだけで7万2千円!(他のオプションサービスの申し込みは不要)
~振り込み時期も他の代理店よりかなり早い!
新規申込みをすると上記の各キャンペーンが全て適用されますが、大きなところだと“工事費実質無料+5万円~6万円前後のキャッシュバック+他社からの乗り換えの場合は、違約金を補填してくれる”といった内容です。
それに対して、ニフティ光の場合は、代理店ではなく公式サイトからの申し込みで一番大きなキャンペーンを受けることが出来ます。
- 工事費実質無料!工事費と同額の月額料金の割引あり!
- 3万円キャッシュバック!
~もしくは、キャッシュバック以外にニフティポイント3万5千ポイント付与も選択可能です。
ニフティポイントだと、1.5倍換算で毎月の月額料金の支払いにあてることができるため、52,500円分お得になります。
ニフティ光の場合は、キャッシュバックの額がauひかりよりかなり少なめです。
それに加えて、他社光回線からの乗り換えでも、解約費用を負担してくれるようなキャンペーンは行っていません。
キャッシュバックやキャンペーンという面で見ると、auひかりのほうが圧倒的にお得です。
ただ、ニフティ光は公式サイトのキャッシュバックの額が一番大きく、代理店から申込むと逆にキャッシュバックの額が少なくなってしまうという特徴があります。
ニフティ光を申込むのであれば、公式サイトからの申込みがお勧めです。
違い③ 利用できるプロバイダーの違い
ニフティ光は光コラボレーションサービスと言って、NTT東日本・西日本のフレッツ光の設備をそのまま利用して、プロバイダーとともにワンセットで提供されているサービスです。
そのため、ニフティ光で利用できるプロバイダーもニフティ一択になります。
ニフティ光で他のプロバイダーを利用することはできません。
それに対して、auひかりでは主に下記の8つのプロバイダーから、利用するプロバイダーを選択することが出来ます。
GMOとくとくBB・So-net・BIGLOBE・@nifty・TCOM・AsahiNet・DTI・au one netの8つ。
どのプロバイダーを選んでも基本料金は変わりません。
【サービスの違い】
※スマホの場合、横にスクロールして見ることが出来ます。
So-net | BIGLOBE | @nifty | GMOとくとくBB | @TCOM | AsahiNet | DTI | au one net | |
無料アドレス数 | 最大4アドレス | 最大5アドレス | 1アドレス | 最大15アドレス | 1アドレス | 最大6アドレス | 1アドレス | 最大5アドレス |
メールボックスの容量 | 無制限 | 5GBまで無料 | 5GBまで無料 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 5GBまで無料 | 5GBまで無料 |
ホームぺージの容量 | 10MBまで無料 | 100MBまで無料 | 4GBで660円/月 | ― | 20MBまで無料 | 100MBまで無料 | 100MBまで無料 | ー |
総合セキュリティサービス | 550円/月 | 418円/月 | 550円/月 | 550円/月 | 539円/月 | 550円/月 | 提供なし | 330円/月 |
リモートサポート | 330円/月 | 522円/月 | 550円/月 | ー | 550円/月 | ― | 無料 | 500円/月 |
出張サポート | 無料 | 無料 | 有料 | 2,200円~ | 有料 | 有料 | 有料 | 有料 |
キャッシュバックやキャンペーン | 大きい | 大きい | 大きい | 大きい | なし | なし | 少しだけ | 少しだけ |
【料金の支払い方法の違い】
※スマホの場合、横にスクロールして見ることが出来ます。
So-net | BIGLOBE | @nifty | GMOとくとくBB | @TCOM | AsahiNet | DTI | au one net | |
口座振替え | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | × | × | 〇 |
クレジットカード | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
窓口払い | × | × | × | × | × | × | × | 440円の手数料が必要 |
KDDIまとめて請求 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
※注意=口座振替えの場合は、毎月220円の振替え手数料が必要になります。
auひかりでもプロバイダーとしてニフティを利用することは出来ますが、ニフティ以外のプロバイダーを利用したいという方は、auひかりにしておいたほうが無難です。
違い④ フレッツ光や光コラボレーションサービスからの転用ができるかどうか
この点は、現在フレッツ光や光コラボレーションサービスを利用している方限定ですが、ニフティ光の場合には、『転用』・『事業者変更』といって、フレッツ光やラボレーションサービスから、工事不要・機器の変更も不要・電話番号の変更も不要で切り替えることが出来ます。
転用の手続きとは | |
---|---|
工事の有無 | 不要 |
機器の変更(ご利用のONUや光電話ルータ) | 不要 |
光電話の番号変更 | 同じ番号のまま継続できます |
フレッツ光の違約金 | 発生しません |
転用にかかる費用 | 手数料の数千円のみ |
手続き方法 | ①NTT東西のWEBサイトもしくは電話の手続きで『転用承諾番号』を取得 ②その『転用承諾番号』をもって、光コラボに申込むのみ |
事業者変更の手続きとは | |
---|---|
工事の有無 | 不要 |
機器の変更(ご利用のONUや光電話ルータ) | 不要 |
光電話の番号変更 | 同じ番号のまま継続可能 |
事業者変更にかかる費用 | ●転出(解約する)光回線でかかる費用 ~転出事務手数料=平均で3,300円 ~違約金 ●転入(乗り換える)光回線でかかる費用 ~事務手数料=平均で3,300円 ※上記は平均であり、転出する光回線・転入する光回線で費用は若干異なります。 |
手続き方法 | ①変更前の光コラボ事業者に連絡し、『事業者変更承諾番号』を取得 ②その『事業者変更承諾番号』をもって、変更したい光コラボorフレッツ光に申込む |
『転用』や『事業者変更』を簡単に言うと、今のインターネット環境は完全にそのままの状態で、フレッツ光や光ラボレーションサービスからニフティ光へ契約だけを切り替えるイメージです。
工事が発生しないため工事料金が発生しないことから、乗り換えの費用もかなり安く済みます。
この『転用』や『事業者変更』の手続きは、フレッツ光や光ラボレーションサービスからニフティ光なら出来ますが、フレッツ光や光ラボレーションサービスからauひかりに乗り換える場合には、これらの手続きを取ることは出来ません。
フレッツ光や光コラボからの乗換え | auひかり | 光コラボレーションサービス(ビッグローブ光・ソネット光プラス・ニフティ光など) |
---|---|---|
工事の有無 | 必要 | 不要 |
工事費用の有無 | キャンペーンで実質無料 | 工事費不要(工事自体がない為) |
端末の変更 | 必要 | 不要 |
電話番号の変更の有無 | 基本的に必要 | 不要 |
フレッツ光の違約金の支払い | 実質無料(キャンペーンで後ほどau側から返金あり) | 不要 |
キャッシュバックの違い | 代理店を通すと6万円~7万円前後と大きい | 転用や事業者変更の場合は平均で3万~4万円前後と少し小さめ(ニフティ光は1万円前後とかなり少額) |
一番大きな違いは、転用や事業者変更の場合はインターネット環境が全く変わらずに電話番号も変わらないのに対して、auひかりに乗り換える場合はインターネット環境がガラリと変わって電話番号も変わってしまうことが多いということ。
現在フレッツ光や光コラボを利用している方で、ネット環境や電話番号を変えたくないという方の場合は、ニフティ光のほうがお勧めですが、注意点もあります。
ニフティ光は、単純な『新規申し込み』だと3万円前後のキャッシュバックを適用することができますが、『転用』や『事業者変更』の場合は、1万円前後のキャッシュバックしか行っていません。
auひかりへ乗り換える場合と比べると、キャンペーンでお得になる金額がグンと少なくなるため、そこは要注意です。
違い⑤ 引越し時の工事料金の違い
auひかりを利用していて引越しをする場合、auひかりは引っ越しをする度に工事料金が発生します。(ただし、時期によっては移転工事費の割引を行っている場合があります)
その額は、戸建ての場合41,250円・マンションの場合は33,000円です。
それに対して、ニフティ光は何度引越しをしても引越しに伴う工事費用は発生しません。
3年契約を利用していること・および東日本⇔西日本エリアをまたぐ引越しではないことという条件はありますが、引越しが多い方にとってはかなりのメリットになる部分です。
例えば、集合住宅で引越しを3回すると、auひかりの場合は10万円を超える引っ越し費用が発生するのに対し、ニフティ光は引越し費用が発生しません。
引越しが多い方の場合には、この引越し費用の部分でニフティ光のほうがお得になるため、「短期的に引っ越すことが多い」という方はニフティ光のほうがお勧めです。
【注意点】auひかりとニフティ光は利用できるエリアや建物が異なる
auひかりとニフティ光では、利用している光回線の設備が異なることから、利用できるエリアや建物も大きく異なってきます。
auひかりは「提供エリアが広い」「使える建物が多い」などと情報を発信しているサイトもありますが、利用できるエリア・建物が多いのは、圧倒的にニフティ光のほうです。
提供エリアの違い | auひかり | 各光コラボレーションサービス(ソネット光プラス・ビッグローブ光・ニフティ光) |
---|---|---|
戸建ての場合 | 東海・関西エリアを除いて提供 ~提供している都道府県であっても、人口が少ない地域は使えないことが多い | 全国提供 ~人口が少ない地域でもほとんどのエリアをカバー |
マンションの場合 | 全国提供 ~使える建物は光コラボよりも圧倒的に少ない | 全国提供 ~使える建物が圧倒的に多い |
auひかりはKDDI独自の設備を用いているため、利用できないエリアや建物が多くあるのが現状です。
都市部ならいいですが、auひかりは採算が取れないエリアには積極的に進出しないため、地方に行くとそれが顕著に現れてきます。
それに対して、ニフティ光に関しては、地方まで密にめぐらされているNTT東日本・西日本の光ファイバーを利用しているため、ほとんどのエリア・建物で利用することが出来ます。
auひかりは皆さんが思っている以上に使えるエリア・建物が少ないため、まだ提供エリア判定をしていないという方は、実際に下記の公式サイトから提供エリア判定をしてみることをお勧めします。
auひかりとニフティ光のどちらにしようか迷っている方の場合、提供エリア判定をしてみて、auひかりが提供不可であれば、ニフティ光を使うという選択肢しかありません。
まとめ auひかりとニフティ光はどちらがお勧めか
ここまで、auひかりとニフティ光について、共通点や違いを詳しく説明してきました。
人それぞれお住まいの住居形態や、それ以外のニーズによって、どちらにしたほうがいいのか変わってくると思いますので、ここからパターンごとにどちらにすべきか、簡単にまとめていきたいと思います。
- auひかりが提供可の場合⇒auひかり
~auひかりが提供可能な場合には、auひかりにしておくことを強くお勧めします。auひかりのほうが月額料金が少し安く・無線ルーターも無料、新規申込み時のキャッシュバックもはるかに大きいためです。
- auひかりが提供不可の場合⇒ニフティ光
~auひかりが提供不可の場合にはニフティ光でauスマートバリューを適用させるのがお勧めです。
- 【例外】フレッツ光や光コラボレーションサービスからの乗換えの場合⇒ニフティ光
~フレッツ光や光コラボレーションサービスからの乗換えの場合は、『転用』・『事業者変更』の手続きで、工事不要・機器の変更も不要・電話番号の変更も不要で切り替えられるニフティ光がお勧めです。
ただし、『転用』・『事業者変更』でニフティ光へ乗り換える場合は、キャッシュバックの金額はグンと下がります。
- 【例外】引越しが多い方の場合⇒ニフティ光
~引越しが多い方の場合には、引越し費用が何度でも無料になるニフティ光がお勧めです。auひかりの場合には、引越しをする度に工事費用(戸建ては41,250円・集合住宅は33,000円)が何度も発生してしまいます。(ただ、時期によっては移転工事費の割引を行っている場合があります)
auひかりかニフティ光か、どちらにしようか迷ったら、上記のパターンで選んでおくのが無難です。
下記にauひかりでお得なキャッシュバックを実施している代理店や、ニフティ光公式サイトのキャッシュバックページへのリンクを掲載してありますので、どちらにしようか決まった方は、キャンペーンも一度チェックしてみて下さい。
auひかりのお得なキャッシュバック徹底比較!
- ドコモ携帯電話料金の割引あり!
- au携帯電話料金の割引あり!(全国エリア対応)
- au携帯電話料金の割引あり!(西日本エリア限定)
- ソフトバンク携帯電話料金の割引あり!
- 光回線が使えない方向け!
共通点や違いについて、詳しく解説をした記事です。