ビッグローブ光もピカラ光も、どちらも大手のインターネット会社が提供している人気のサービスです。
ピカラ光は、四国電力のグループ会社が提供している光回線で、四国エリアでは昔から契約者数がかなり多いサービスです。
この両サービスは、どちらも特にauユーザーに人気がある光回線ですが、auユーザーはビッグローブ光からピカラ光へ乗り換えた方が、長期的に見ればお得になります。
この記事では、ビッグローブ光からピカラ光へ乗り換えるメリットやデメリット、注意点や手続き方法について、詳しく解説をしていきます。
目次
ビッグローブ光とピカラ光の大きな共通点
ビッグローブ光とピカラ光には、大きな共通点が一つあります。
それは、どちらもauの携帯電話料金の割引である『auスマートバリュー』に対応しているという点です。
ビッグローブ光でauスマートバリューを適用している方は、ピカラ光に乗り換えても、同じようにauスマートバリューを適用することができます。
毎月の携帯電話料金の割引額も、下記の通り全く変わりません。
auスマートバリューの割引額 | 月あたりの割引額 |
---|---|
下記は携帯電話1台あたりの割引額です。au携帯電話料金の割引(auスマートバリュー)×UQモバイルの携帯電話料金の割引(自宅セット割)を合わせて、家族も含め最大10台まで割引を適用可能です。 | |
利用プラン | 月あたりの割引額 |
使い放題MAX 5G ALL STARパック2 使い放題MAX 5G/4G DAZNパック 使い放題MAX 5G/4G ドラマ・バラエティパック 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P) 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック 使い放題MAX 5G with Amazonプライム 使い放題MAX 5G/4G auマネ活プラン 5G ALL STARパック2 auマネ活プラン 5G/4G DAZNパック auマネ活プラン 5G/4G ドラマ・バラエティパック auマネ活プラン 5G/4G Netflixパック(P) auマネ活プラン 5G/4G Netflixパック auマネ活プラン 5G with Amazonプライム auマネ活プラン 5G/4G | 翌月から 永年1,100円/月割引 |
スマホミニプラン 5G/4G | 翌月から 永年550円/月割引 |
<新規受付終了 スマホプラン> 使い放題MAX 5G ALL STARパック データMAX 5G ALL STARパック データMAX 5G/4G LTE ドラマ・バラエティパック データMAX 5G/4G LTE Netflixパック データMAX 5G Netflixパック(P) データMAX 5G with Amazonプライム データMAX 5G/4G LTE auデータMAXプランPro auデータMAXプラン Netflixパック auデータMAXプラン auフラットプラン30 auフラットプラン25 NetflixパックN auフラットプラン25 Netflixパック auフラットプラン20N auフラットプラン20 auフラットプラン7プラスN auフラットプラン7プラス auフラットプラン5(学割専用) | 翌月から 永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 スマホプラン> ピタットプラン 5G/4G LTE 新auピタットプラン | データ容量 1GB超~7GB:翌月から永年550円/月割引 ※データ容量~1GBご利用の月は割引適用されません。 |
<新規受付終了 スマホプラン> ピタットプラン 5G/4G LTE(s) | データ容量 2GB超~20GB:翌月から永年550円/月割引 ※データ容量~2GBご利用の月は割引適用されません。 |
<新規受付終了 スマホプラン> auピタットプラン auピタットプラン(s) | データ容量 ~2GB:翌月から永年550円/月割引 ※auピタットプラン(シンプル)でデータ容量~1GBご利用の月は割引適用されません。 2GB超:翌月から永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 スマホプラン> auピタットプランN(s) | データ容量 ~2GB:翌月から永年550円/月割引 2GB超:翌月から永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額10/13/30 | 翌月以降最大2年間2,200円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額5/8/20 LTEフラット | 翌月以降最大2年間1,551円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額2/3 ジュニアスマートフォンプラン シニアプラン | 翌月から 永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額1 | 翌月以降最大2年間1,027円/月割引 3年目以降永年550円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額10(ケータイ)/13(ケータイ) | 翌月以降最大2年間2,200円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額5(ケータイ)/8(ケータイ) | 翌月以降最大2年間1,551円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額2(ケータイ)/3(ケータイ) | 翌月から 永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額1(ケータイ) | 翌月以降最大2年間1,027円/月割引 3年目以降永年550円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> タブレットプラン20 | 翌月から 永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額5/8/20 LTEフラット LTEフラット for Tab/Tab(i)/Tab(L)/DATA(m) | 翌月以降最大2年間1,551円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
ビッグローブ光でauスマートバリューを適用するには、光電話の契約が必要でしたが、ピカラ光でも同様に光電話の契約が必要です。
ビッグローブ光からピカラ光に乗り換える場合、auスマートバリューの割引は自動で継続されるわけではなく、再度申請が必要になります。
この手続きを忘れてしまうと、一時的に割引が適用されなくなってしまうため、この点は注意が必要です。
毎月のauスマートバリューの割引額も変わりません!
ただ、auユーザーの方は、ビッグローブ光からピカラ光に乗り換えた方が、いくつかの点でお得になります!
ビッグローブ光からピカラ光に乗り換える2つのメリット
メリット① インターネット+光電話の月額料金が少し安くなる
ビッグローブ光からピカラ光に乗り換えると、インターネットの月額料金が少し安くなります。
- ビッグローブ光=戸建て5,478円、集合住宅4,378円
- ピカラ光=戸建て5,390円、集合住宅4,070円
※光電話はどちらも月額550円です。
※ビッグローブ光は3年プラン、ピカラ光はauスマートバリューを適用できる『フラットコース』の月額料金です。
ピカラ光には、上記に記載した『フラットコース』の料金プラン以外に、もっと安い料金プランもあります。
ただ、auスマートバリューを適用する場合、上記の『フラットコース』以外の料金プランは選択できません。
ビッグローブ光からピカラ光の『フラットコース』に乗り換えた場合、戸建ては約100円・集合住宅は約300円、今より毎月のインターネット料金が安くなります。
これだけだとそう大きなメリットにはなりませんが、ピカラ光はビッグローブ光とは違い、無料で利用できるサービスが豊富にあります。
この点でさらにお得になる料金差が大きくなります。
メリット② 無線ルーターとセキュリティソフト(5台版)を無料で使えるようになる
ビッグローブ光からピカラ光に乗り換えるとインターネット料金が少し安くなりますが、それ以上に大きいのが、無線ルーターとセキュリティソフトの部分です。
ビッグローブ光では、半年から1年間の無料期間はあるものの、無線ルーターの無料提供は行っていません。
ビッグローブ光で無線ルーターを利用する場合、無料期間が過ぎた後は月額550円支払って無線ルーターをレンタルするか、家電量販店などで市販のルーターを購入する必要がありました。
それに対して、ピカラ光では、自宅で利用する無線ルーターをずっと無料で利用することができます。
ピカラ光で無線ルーターを無料で利用するには、光電話の契約が必要です。
ただ、auスマートバリューを適用するにも光電話の契約が必要なため、auスマートバリューを適用する方は、実質無料で無線ルーターを利用することができます。
現在、既に市販のルーターを利用されている方も多いと思いますが、市販のルーターは故障してしまう場合もあります。
ピカラ光に乗り換えるのであれば、いったん利用している市販のルーターはしまっておいて、ピカラ光から提供される無線ルーターを無料で利用するということも可能です。
さらに、それだけではなく、ピカラ光ではセキュリティソフト(5台分)も無料で利用することができます。
無料で利用できるのは、安物のソフトなどではなく、『ノートンセキュリティオンライン』という総合セキュリティソフトです。
パソコンはWindowsとMacに対応、スマホとタブレットはAndroidとiOSに対応し、5台まで無料で利用することができます。
ちなみに、同じぐらいの機能で5台まで利用できるセキュリティソフトを購入する場合、1年版で6千円~7千円はかかります。(商品による)
光回線やプロバイダーのオプションサービスとしてセキュリティソフトを利用する場合も、5台版だと月額500円から600円が、毎月の費用の相場です。(ちなみに、ビッグローブ光では3台版を月額418円で提供)
ピカラ光では、このセキュリティソフトの料金が必要ありません。5台まで無料で利用することができます。
ビッグローブ光からピカラ光に乗り換えた場合、
- 毎月のインターネット料金が、戸建ては約100円・集合住宅は約300円安くなる
- 無線ルーターを無料で利用できる(ビッグローブ光は月額550円)
- セキュリティソフトを5台分を無料で利用できる(ビッグローブ光は3台分で月額418円)
一つ一つはそれほど大きな点ではなくとも、全てを合わせると、毎月の費用がそれなりにお得になります。
ビッグローブ光もお得な光回線サービスではありますが、ピカラ光はそれ以上にお得なサービスです。
長期的にみた場合、auユーザーの方は、ビッグローブ光からピカラ光に乗り換えて、auスマートバリューを適用した方がよりお得になります。
ビッグローブ光からピカラ光へ乗り換えるデメリット
ビッグローブ光からピカラ光への乗り換えでは、メリットだけではなくデメリットも一部にあります。
それは、『ビッグローブ光の解約費用で損をしてしまう場合がある』という点です。
ピカラ光をインターネット代理店から申し込みすれば、それなりに高額なキャッシュバックを受け取ることができます。
ただ、それでもビッグローブ光の解約費用を補填できない場合があります。
ビッグローブ光は、申し込みの時期によって、違約金や工事費の金額がガラリと異なります。(頻繁に解約にかかる費用を変更しているため)
他の光回線で、ここまで申し込んだ時期によって解約費用が変わるるサービスはあまりないため、ビッグローブ光は少し特殊です。
ビッグローブ光を解約した際の、具体的な費用は下記の通りです。(ビッグローブ光は3年プランと2年プランで解約費用が異なるため、分けて記載をしています)
- 違約金
~【2021年3月末までにビッグローブ光を申し込んだ方】戸建て・集合住宅とも20,000円
~【2021年4月から2022年6月末までにビッグローブ光を申し込んだ方】戸建て・集合住宅とも11,900円
~【2022年7月1日以降にビッグローブ光を申し込んだ方】戸建てが4,230円・集合住宅が3,360円
※ビッグローブ光は、いつ申し込みをしたかで違約金の金額が異なります。
◎ビッグローブ光の3年プランは36ヵ月の自動更新契約になっていて、36月目が更新月になっています。この当月・翌月・翌々月の3カ月の間に解約した場合、違約金は発生しません。 - 工事費の残債(工事費を分割払いにしている場合に必要)
【2021年3月末までにビッグローブ光を申し込んだ方】
派遣工事の場合=戸建て:月825円×40ヵ月払い、マンション:月742円×40ヵ月払いの支払いが終わっていない分
無派遣工事の場合=戸建て・マンションとも:月385円×40ヵ月払いの支払いが終わっていない分
【2021年4月~2022年6月末までにビッグローブ光を申し込んだ方】
派遣工事の場合=戸建て:月550円×36ヵ月払い、マンション:初回715円+月451円×35ヵ月払いの支払いが終わっていない分
無派遣工事の場合=初回275円+月451円×35ヵ月払いの支払いが終わっていない分
【2022年7月以降にビッグローブ光を申し込んだ方】
派遣工事の場合=戸建て:月550円×36ヵ月払い、マンション:初回715円+月451円×35ヵ月払いの支払いが終わっていない分
無派遣工事の場合=一括支払いのみのため、工事費の残債はありません。
◎下記の場合には工事費の残債はありません。
~ビッグローブ光の工事費を分割ではなく一括で支払っている場合
~分割払いが終わっている場合
- 違約金
~【2022年6月末までにビッグローブ光を申し込んだ方】戸建て・集合住宅とも9,500円
~【2022年7月1日以降にビッグローブ光を申し込んだ方】戸建てが4,230円・集合住宅が3,360円
※ビッグローブ光は、いつ申し込みをしたかで違約金の金額が異なります。
◎ビッグローブ光の2年プランは24ヵ月の自動更新契約になっていて、最終月の24ヵ月目が更新月になっています。この当月・翌月・翌々月の3カ月の間に解約した場合、違約金は発生しません。 - 派遣工事費の残債(工事費を分割払いにしている場合に必要)
【2021年3月末までにビッグローブ光を申し込んだ方】
派遣工事の場合=戸建て:月550円×30ヵ月払い、マンション:月440円×30ヵ月払いの支払いが終わっていない分
【2021年4月以降にビッグローブ光を申し込んだ方】
派遣工事の場合=戸建て:月825円×24ヵ月払い、マンション:初回814円+月682円×23ヵ月払いの支払いが終わっていない分
◎下記の場合には工事費の残債はありません。
~ビッグローブ光を無派遣工事で開通している場合
~ビッグローブ光の工事費を分割ではなく一括で支払っている場合
~分割払いが終わっている場合
ビッグローブ光の3年プランを利用していて、なおかつ2021年の3月末までにビッグローブ光を申し込んだ方は要注意です。
この時期に申し込みをした方は、違約金も工事費の分割払いもかなり高額な金額に設定されています。
この時期にビッグローブ光の3年プランを申し込んだ方は、ピカラ光のキャッシュバックを受け取っても、乗り換えの費用でマイナスになってしまう場合があります。
ビッグローブ光の解約費用に関しては、人それぞれ発生する金額が異なってきますので、一度ビッグローブのサポートセンターに確認してみることをお勧めします。
ちなみに、3年プランを利用していても2021年4月以降にビッグローブ光を申し込みした方や、2年プランを利用している方は、費用に関してはあまり心配をする必要はありません。
ピカラ光のキャッシュバックで、解約費用を回収できます。
次に、ピカラ光の開通費用に関しては下記の通りです。
- 無料(キャンペーンで実質、工事費も無料+契約事務手数料も無料)
現在、ピカラ光の初期費用はキャンペーンで無料です。
ビッグローブ光からピカラ光への乗り換えで発生する費用は、ビッグローブ光の解約費用のみで済みます。
それに対して、ピカラ光をお得なインターネット代理店から申し込みすれば、下記のキャッシュバックを適用することができます。
【公式キャンペーン】
- 初期工事費無料!
- 開通月のインターネット料金が無料!
【代理店キャンペーン(公式に上乗せ)】
- 3万円キャッシュバック!
このキャッシュバックを適用すれば、乗り換えの費用以上にキャッシュバックでお得になる方がほとんどだと思います。
仮に、キャッシュバックでビッグローブ光の解約費用を全額補填できない場合でも、ビッグローブ光からピカラ光に乗り換えれば、
- 毎月のインターネット料金が、戸建ては約100円・集合住宅は約300円安くなる
- 無線ルーターを無料で利用できる(ビッグローブ光は月額550円)
- セキュリティソフトを5台分を無料で利用できる(ビッグローブ光は3台分で月額418円)
上記のメリットで、長期的に見ればそれなりにお得になります。
ピカラ光の代理店が行っているキャッシュバックと、この料金面のメリットを考えれば、乗り換えの費用が発生する点はそこまで大きなデメリットではありません。
ただ、ビッグローブ光は、申し込んだ時期や契約しているプランによって、解約費用がかなり高額になる場合があります。
解約費用がどれぐらい発生するかによっては、『今は乗り換えをしない』という方もいらっしゃると思いますので、この点は注意が必要です。
ただ、契約更新月や工事費分割払いの残りの金額を完璧に把握しているという方は、ほとんどいらっしゃらないと思います!
この点は、必ずビッグローブのサポートセンターで確認することをお勧めします!
あまりにも高額の費用が発生する場合は、違約金や工事費分割払いの支払いがなくなるまで、光回線を乗り換えずに現状維持をした方がいい場合もあります。
上記の費用以外に『アナログ戻し(光電話⇔アナログ電話で番号ポータビリティ)』が必要なため、NTTで1万円前後の費用が発生してしまうケースがほとんどです。
あまり固定電話を使っていないのであれば、光回線の乗り換えに伴って、番号を変えてしまう方が今は多いです。
番号が変わっても、『おかけになった電話番号は現在おつなぎできません。新しい番号は●●番です』というアナウンスは無料で流せます。
ビッグローブ光からピカラ光への乗り換え前に確認すべき3つの注意点
ビッグローブ光からピカラ光への乗り換えでは、デメリットとまでは呼べないものの、いくつか注意点があります。
この注意点が引っかかって、『乗り換えをしない』という方も中にはいらっしゃいます。
ビッグローブ光からピカラ光への乗り換えを検討している方は、この注意点も確認した上で、乗り換えをするのかどうか決めることをお勧めします。
注意点① プロバイダーは変わる
ビッグローブ光からピカラ光への乗り換えで、プロバイダーは必ず変更になります。
ビッグローブ光のプロバイダーはそのまま『ビッグローブ』ですが、ピカラ光のプロバイダーは『STNet』です。
利用するプロバイダーが変われば、利用できるメールアドレスも変わります。
ビッグローブ光では、『●●●@(サブドメイン).biglobe.ne.jp』というメールアドレスを、1つまで無料で利用することができました。
ピカラ光では、『●●●@(サブドメイン).pikara.ne.jp』というメールアドレスを3つまで無料で利用することができます。
4つ目以降は、1アドレスあたり月額220円で最大10個まで取得可能です。(無料3個+有料で7個)
ビッグローブ光で、『●●●@(サブドメイン).biglobe.ne.jp』というメールアドレスを利用している方は、基本的にそのメールアドレスは今後は利用できなくなります。
厳密に言えば、光回線を乗り換えてもメールアドレスを継続することはできますが、その場合は、ビッグローブの『ベーシックコース(月額220円)』にプラン変更が必要です。
ビッグローブのメールアドレスを使い続けるために、これからずっと月額220円も支払っていくのは、正直あまりお勧めできません。
今、プロバイダーのメールアドレスを利用する方はかなり少なくなってきています。
昔は、『携帯電話であればキャリアメールアドレス(@docomo.ne.jpなど)』・『パソコンで利用するのはプロバイダーのメールアドレス』という時代がありました。
でも今は、どちらもGmailやiCloudメールなどの無料のメールアドレスを利用するのが一般的です。
プロバイダーのメールアドレスは、そのプロバイダーを契約している間は無料で利用できますが、『プロバイダーを解約すると利用できなくなる(もしくは有料になる)』という大きなデメリットがあります。
個人の方が普通に利用する分には、プロバイダーのメールアドレスも、GmailやiCloudメールなどの無料のメールアドレスも、機能的にほとんど変わりません。
むしろ、GmailやiCloudメールなどの方が、便利な機能が多いぐらいです。
今、プロバイダーのメールアドレスを利用している方は、ビッグローブ光からピカラ光に乗り換える際に、メールアドレスをGmailなど無料のアドレスに切り替えておくことをお勧めします。
『絶対にプロバイダーのメールアドレスの方がいい』という特別な事情がない限り、普通に個人で利用される方が、プロバイダーのメールアドレスを利用するメリットはほとんどありません。
GmailやiCloudメールなどであれば、プロバイダーや光回線を乗り換えたとしても、同じメールアドレスを継続利用可能です!
注意点② 光電話の番号は変わる場合がある
ビッグローブ光からピカラ光への乗り換えで、光電話の番号は変わる場合と変わらない場合とがあります。
具体的には下記の通り、『今どんな電話番号を利用しているのか』で、継続できる場合と継続できない場合とに別れます。
- ビッグローブ光やフレッツ光(フレッツ光からビッグローブ光に乗り換えた方の場合)の光電話で新しく番号を取得している場合
⇒乗り換えに伴って100%番号は変わる - ビッグローブ光の光電話でアナログ電話の番号を継続して利用している場合
⇒アナログ戻しをすれば同じ番号のまま乗換え可能
⇒アナログ戻しをしない場合は番号は変わる
現在、ビッグローブ光やフレッツ光などの『光電話で新しく取得した番号』を利用しているかどうかは、市内局番を見ればすぐに分かります。
固定電話の電話番号は、『市外局番-市内局番-加入者番号』で構成されています。
市内局番は、東京23区であれば、03-●●●●-加入者番号の真ん中の部分です。
『光電話で取得した電話番号』の市内局番は、昔から地域に根付いてるいるアナログ電話の市内局番とは異なる番号になっています。
このアナログ電話とは異なる市内局番を利用している方は、ビッグローブ光からピカラ光への乗り換えで、必ず電話番号が変更になります。
この電話番号は『光電話専用番号』といって、
- 事業者が異なる光電話サービスの間では、番号ポータビリティができない
- アナログ電話への番号ポータビリティもできない
簡単に言うと、一切番号ポータビリティができない電話番号になっています。
この電話番号を利用している方は、ビッグローブ光で今までの電話番号を廃止⇒ピカラ光で新しい電話番号を取得するという流れになります。
それに対して、ビッグローブ光で『アナログ電話の電話番号を光電話に番号ポータビリティをして利用している場合』は、アナログ戻しという手続きを取れば、電話番号を継続することは可能です。
アナログ戻しの手続きは、具体的には下記の通りです。
- ビッグローブ光の光電話からアナログ電話へ番号ポータビリティ(NTT西日本への申請が必要)
- アナログ電話から、ピカラ光の光電話へ番号ポータビリティ
ビッグローブ光の光電話から、ピカラ光の光電話に直接番号ポータビリティをすることはできません。
ただし、『ビッグローブ光の光電話⇔アナログ電話』の間と、『ピカラ光の光電話⇔アナログ電話』の間であれば、番号ポータビリティをすることができます。
この仕組みを活かして、『ビッグローブ光の光電話⇒アナログ電話⇒ピカラ光の光電話』と、二段階で番号ポータビリティを行うのが、アナログ戻しの手法です。
このアナログ戻しを行うには、光回線の乗り換え費用以外に、番号ポータビリティの費用として別途1万円前後の費用が発生します。
今は固定電話を利用する機会がかなり減っているため、光回線を乗り換える際、アナログ戻しはせずに、電話番号を変えてしまう方が多いです。
ちなみに、ビッグローブ光を解約してから一定期間は、下記のようなガイダンスを無料で流すことができます。
おかけになった電話番号はおつなぎできません。
新しい電話番号は、●●番です。
このガイダンスを流せば、古い電話番号にかけてきた方に、新しい電話番号を伝えることができます。
「固定電話をめったに利用しない」という方は、費用をかけてまでアナログ戻しはせずに、ピカラ光で新しい電話番号を取得してしまうほうがお勧めです。
注意点③ ビッグローブ光からピカラ光への乗り換えは派遣工事が必要
今は、『工事不要』で乗り換えられる光回線が圧倒的に多いです。
ただ、ビッグローブ光からピカラ光への乗り換えは、必ず立ち会いが必要な工事が発生します。
工事不要で乗換えられるのは、あくまでも、NTT西日本の設備を利用した、フレッツ光や光コラボレーションサービスだけです。
- フレッツ光⇔光コラボレーションサービスの間の乗り換え
- 光コラボレーションサービス同士の乗り換え
~ビッグローブ光からドコモ光やソフトバンク光への乗り換え
※NTT西日本の設備を利用した光コラボレーションサービスは、ドコモ光とソフトバンク光を筆頭に、100種類以上のサービスがあります。
これらのサービスは、全てのサービスが共通して、NTT西日本の光回線の設備と端末を利用しているため、光回線を乗り換えても設備や端末が変わることがありません。
ビッグローブ光はこの光コラボレーションサービスのため、NTT西日本の光回線の設備や端末を利用しています。
それに対して、ピカラ光は、四国電力が独自に構築している光回線の設備や端末を利用しています。
ビッグローブ光からピカラ光への乗り換えでは、光回線の設備や端末が、『NTT西日本⇒四国電力』に変更になります。
設備が異なる光回線の乗り換えは、工事不要で乗り換えることはできません。
ビッグローブ光の解約工事はほとんどの場合で立ち会いは不要ですが、ピカラ光の開通工事は立会いが必要です。
加えて、ピカラ光はキャンペーンで、開通工事の費用を含めた初期費用が実質無料になっています!
立ち会いが必要な工事が発生しても、工事費用に関して心配をする必要はありません!
ビッグローブ光からピカラ光へ乗り換える手続き方法
ビッグローブ光からピカラ光へ乗り換える手続き方法は、光電話の番号を継続しない場合と、継続する場合とで異なります。
まず、光電話の番号を継続しない場合の手続き方法は、下記の通りです。
順番として、先にビッグローブ光の解約を申し込んで、次にピカラ光を申し込むというのも、可能ではあります。
ただ、そうしてしまうと、先に決めることになるビッグローブ光の解約工事日までに、ピカラ光の開通工事を予約できない場合が出てきます。
そうなると、インターネットや光電話が一切使えない期間が発生してしまう場合があります。
それを避けるためには、
- まずは先にピカラ光を申し込んで開通工事日を決める
- その開通工事日より後ろの日程でビッグローブ光に解約を申し込む
という順番にするのが無難です。
次に、光電話の番号を継続する場合の手続き方法は、下記の通りです。
光電話の番号を継続する場合、必ず先に『ビッグローブ光の光電話からアナログ電話の番号ポータビリティ』を完了させておく必要があります。
これが終わっていないと、ピカラ光を申し込みしても、アナログ電話からピカラ光の光電話への番号ポータビリティを申請することができません。
光電話の番号を継続する場合、絶対にやってはいけないことが一つあります。
それは、『ビッグローブ光の光電話からアナログ電話への番号ポータビリティが完了する前に、ビッグローブ光の解約工事を行ってしまう』こと。
これをしてしまうと、ビッグローブ光の解約工事の段階で電話番号が廃止されてしまい、二度とその電話番号を利用することができなくなります。
光電話の番号を継続する場合は、『必ず先にビッグローブ光の光電話からアナログ電話への番号ポータビリティを完了させる』という点は、注意するようにしましょう。
電話加入権を持っていなくても、電話加入権を購入する必要もありません!
その場合は、電話加入権が必要ないプランでアナログ戻しの申請をするだけで大丈夫です!
電話加入権を持っていても持っていなくても、アナログ戻しにかかる費用はほぼ変わりません!
ビッグローブ光からピカラ光へ乗り換える時に、auスマートバリューは自動で継続されるわけではありません。
ピカラ光を申し込みした後、再度、auの総合案内かauショップで申し込みが必要です。
【まとめ】四国エリアのauユーザーは、ビッグローブ光よりもピカラ光のほうが長期的に見ればお得になる
この記事ではここまで、ビッグローブ光からピカラ光へ乗り換える詳細について、解説をしてきました。
ここまで記載してきた通り、auスマートバリューを適用するにしても、四国エリアにお住まいの方は、ビッグローブ光よりピカラ光に乗り換えた方がお得です。
毎月のインターネット料金が少し安くなり、無線ルーターとセキュリティソフト5台分を無料で使えるようになることを考えれば、長い目で見ればかなりお得になります。
ビッグローブ光の解約費用が安く済む方は、一度乗り換えを検討してみることをお勧めします。
ピカラ光のお得なキャッシュバック徹底比較!
- ドコモ携帯電話料金の割引あり!
- au携帯電話料金の割引あり!(全国エリア対応)
- au携帯電話料金の割引あり!(西日本エリア限定)
- ソフトバンク携帯電話料金の割引あり!
- 光回線が使えない方向け!