プロバイダーのシェアランキングで、毎年上位に入ってくるNTTグループのNTTぷらら。
NTTぷららは、フレッツ光やドコモ光でプロバイダーサービスを提供するだけではなく、ぷらら光という光回線のサービスも提供しています。
ぷらら光は、他の光回線よりインターネット料金が比較的安く、解約しても違約金が発生しないシンプルな料金体系で、それなりに人気があります。
ただ、ぷらら光は、大手の携帯電話会社を利用している方にとっては、あまりお得なサービスではありません。
- ドコモユーザーなら、ドコモ光
- auやUQモバイルユーザーなら、『auスマートバリュー』や『自宅セット割』に対応した光回線(ピカラ光を含む)
- ソフトバンクやワイモバイルユーザーなら、『おうち割 光セット』に対応したソフトバンク光かNURO光
- 楽天モバイルユーザーなら、楽天ひかり
上記の組み合わせで『携帯電話と光回線』をセットで利用すると、かなり大きな携帯電話料金の割引が発生したり、大きなキャンペーンが適用されます。
特に、家族で複数台の携帯電話を同じ会社で利用している場合、毎月数千円以上の割引が発生する場合が多いです。
ぷらら光は、インターネット料金こそ他社より若干安いものの、こういった携帯電話料金の割引には対応していません。
それに対して、ピカラ光は、auの携帯電話料金の割引である『auスマートバリュー』に対応しています。
auユーザーは、ぷらら光からピカラ光に乗り換えた方が、ほとんどのケースでお得になります。
この記事では、ぷらら光からピカラ光へ乗り換えるメリットやデメリット・注意点や手続き方法などについて、詳しく解説をしていきます。
目次
ぷらら光とピカラ光では、インターネットの月額料金にそこまで大きな差はない
ぷらら光からピカラ光へ乗り換えても、インターネットや光電話の月額料金はほとんど変わりません。
- ぷらら光=戸建て5,280円、集合住宅3,960円
- ピカラ光=戸建て5,390円、集合住宅4,070円
※光電話はどちらも月額550円です。
※ピカラ光はauスマートバリューを適用できる『フラットコース』の月額料金です。
ピカラ光には、上記の『フラットコース』の料金プラン以外に、もっと安い料金プランもあります。
ただ、ピカラ光を検討している方は、auの携帯電話料金の割引であるauスマートバリューを適用される方がほとんどだと思います。
ピカラ光でauスマートバリューを適用する場合、上記の『フラットコース』以外の料金プランは選べません。
ピカラ光の『フラットコース』とぷらら光のインターネット料金を比較すると、戸建て・集合住宅ともにピカラ光のほうが約100円料金が高くなります。
でも、これぐらいならほとんど差はないと言っていいレベルかなと思います。
インターネットや光電話の月額料金はほとんど変わりませんが、ぷらら光からピカラ光に乗り換えるメリットは、これ以外の部分にあります。
ぷらら光からピカラ光に乗り換える3つのメリット
メリット① auスマートバリューが適用できる
auの携帯電話を利用している方が、ぷらら光からピカラ光に乗り換えると、auの携帯電話料金の割引である『auスマートバリュー』を適用することができます。
auスマートバリューは割引額が非常に大きいのが特徴で、auの携帯電話1台あたり、下記の割引を適用することができます。
auスマートバリューの割引額 | 月あたりの割引額 |
---|---|
下記は携帯電話1台あたりの割引額です。au携帯電話料金の割引(auスマートバリュー)×UQモバイルの携帯電話料金の割引(自宅セット割)を合わせて、家族も含め最大10台まで割引を適用可能です。 | |
利用プラン | 月あたりの割引額 |
使い放題MAX 5G ALL STARパック2 使い放題MAX 5G/4G DAZNパック 使い放題MAX 5G/4G ドラマ・バラエティパック 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P) 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック 使い放題MAX 5G with Amazonプライム 使い放題MAX 5G/4G auマネ活プラン 5G ALL STARパック2 auマネ活プラン 5G/4G DAZNパック auマネ活プラン 5G/4G ドラマ・バラエティパック auマネ活プラン 5G/4G Netflixパック(P) auマネ活プラン 5G/4G Netflixパック auマネ活プラン 5G with Amazonプライム auマネ活プラン 5G/4G | 翌月から 永年1,100円/月割引 |
スマホミニプラン 5G/4G | 翌月から 永年550円/月割引 |
<新規受付終了 スマホプラン> 使い放題MAX 5G ALL STARパック データMAX 5G ALL STARパック データMAX 5G/4G LTE ドラマ・バラエティパック データMAX 5G/4G LTE Netflixパック データMAX 5G Netflixパック(P) データMAX 5G with Amazonプライム データMAX 5G/4G LTE auデータMAXプランPro auデータMAXプラン Netflixパック auデータMAXプラン auフラットプラン30 auフラットプラン25 NetflixパックN auフラットプラン25 Netflixパック auフラットプラン20N auフラットプラン20 auフラットプラン7プラスN auフラットプラン7プラス auフラットプラン5(学割専用) | 翌月から 永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 スマホプラン> ピタットプラン 5G/4G LTE 新auピタットプラン | データ容量 1GB超~7GB:翌月から永年550円/月割引 ※データ容量~1GBご利用の月は割引適用されません。 |
<新規受付終了 スマホプラン> ピタットプラン 5G/4G LTE(s) | データ容量 2GB超~20GB:翌月から永年550円/月割引 ※データ容量~2GBご利用の月は割引適用されません。 |
<新規受付終了 スマホプラン> auピタットプラン auピタットプラン(s) | データ容量 ~2GB:翌月から永年550円/月割引 ※auピタットプラン(シンプル)でデータ容量~1GBご利用の月は割引適用されません。 2GB超:翌月から永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 スマホプラン> auピタットプランN(s) | データ容量 ~2GB:翌月から永年550円/月割引 2GB超:翌月から永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額10/13/30 | 翌月以降最大2年間2,200円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額5/8/20 LTEフラット | 翌月以降最大2年間1,551円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額2/3 ジュニアスマートフォンプラン シニアプラン | 翌月から 永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額1 | 翌月以降最大2年間1,027円/月割引 3年目以降永年550円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額10(ケータイ)/13(ケータイ) | 翌月以降最大2年間2,200円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額5(ケータイ)/8(ケータイ) | 翌月以降最大2年間1,551円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額2(ケータイ)/3(ケータイ) | 翌月から 永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額1(ケータイ) | 翌月以降最大2年間1,027円/月割引 3年目以降永年550円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> タブレットプラン20 | 翌月から 永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額5/8/20 LTEフラット LTEフラット for Tab/Tab(i)/Tab(L)/DATA(m) | 翌月以降最大2年間1,551円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
上記は携帯電話1台あたりの割引額ですが、この割引は、家族も含めて最大10台のauの携帯電話にそれぞれ適用されます。
仮に、毎月1,100円の割引が発生するプランで、家族で3台auの携帯電話を利用している場合、毎月の割引額は3,300円にもなります。
しかも、ほとんどのプランでは期間限定の割引ではなく、『永年』の割引です。
ピカラ光を利用している間は、この携帯電話料金の割引が永久に続きます。
このauスマートバリューの割引は、ぷらら光を契約したままでは適用することができません。
『ぷらら光はほとんどの方にとってお得な光回線ではない』といった理由は、まさにこの点にあります。
これはauに限らず、ドコモやソフトバンクなどを利用している方も同じです。
大手の携帯電話会社は、指定した光回線を契約した場合だけ、auスマートバリューと同じように、かなり高額の携帯電話料金の割引が発生する仕組みにしています。
ぷらら光は、こういった携帯電話料金の割引には一切対応していません。
違う言い方をすると、大手の携帯電話会社を利用しているのに、光回線をぷらら光にしておくのは、この高額の割引をドブに捨てているようなものです。
数百円程度の割引しか発生しないのであれば無視してもいいと思いますが、auスマートバリューの割引額はかなり高額です。
特に、家族で4台以上、auの携帯電話を利用している場合、光回線の月額料金と同じぐらいの割引が発生する場合もあります。
今、『auの携帯電話を利用しているけどぷらら光を契約している』という方は、早めにピカラ光に乗り換えるのがお勧めです。
それは、『光電話(月額550円)を契約すること』です!
光電話を利用しない方でも、auスマートバリューの割引額が大きくなる方は、光電話を契約した方がお得になります!
メリット② 無線ルーター+セキュリティソフト5台分が無料で使えるようになる
ピカラ光には、無料で利用できるサービスがぷらら光以上に豊富にあります。
ぷらら光では、申し込んだ時期によって、自宅で利用する無線ルーターを無料で利用することができました。(申し込みをした時期によっては無料で利用できていない場合もあります)
この無線ルーターを無料で利用できるという点は、ピカラ光でも同じです。
ピカラ光で無料で利用できる無線ルーターは、11acに対応したそれなりに高性能のルーターです。
よほど広いお家でWi-Fiを利用するのでない限り、全く問題ない性能です。
ピカラ光で無線ルーターを無料で利用するためには、光電話(月額550円)の契約が必要です。
ただ、auスマートバリューを適用するにも光電話の契約が必要なため、この点は特に問題ないかなと思います。
ピカラ光は、これだけではなく、なんとセキュリティソフト(5台分)も無料で利用できるようになっています。
ピカラ光で無料で利用できるのは、『ノートンセキュリティオンライン』という総合セキュリティソフトです。
スマホ・タブレット・パソコンを合わせて、5台まで無料で利用することができます。
ちなみに、ノートンで同じぐらいの機能のセキュリティソフトで、5台まで利用できる製品を購入しようとすると、年間で7千円~8千円は支払いが必要になります。
この『セキュリティソフト5台分を無料で利用できる』というのは、一見地味に見えますが、料金的にはかなり大きなメリットです。
市販の製品を購入する場合、仮に5台分で年間で7千円だと、ひと月あたり約600円の支払いが必要です。
ピカラ光に乗り換えると、この分の支払いが浮くことになります。
インターネット料金自体は、ぷらら光よりピカラ光のほうが約100円高いですが、このセキュリティソフトの分を入れると実質ピカラ光のほうが安く利用することができます。
ピカラ光はこのどちらも無料で提供しているため、ご自身で無線ルーターやセキュリティソフトを準備する必要はありません!
メリット③ ピカラ光の代理店キャッシュバックでお得になる
これは一時的なメリットではありますが、インターネット代理店からピカラ光を申し込むと、キャッシュバックでそれなりの金額がお得になります。
ちなみに、ぷらら光は解約しても違約金が発生しないサービスです。
ぷらら光で工事費用を分割払いにしていない場合、ぷらら光を解約しても何の解約費用も発生しません。
それに加えて、ピカラ光では初期費用が無料になるキャンペーンを行っています。
要するに、ほとんどの方は、ぷらら光の解約費用もピカラ光の開通費用も発生しないということです。(乗り換えの費用が何も発生しない)
そこに対して、インターネット代理店からピカラ光を申し込むと、下記のキャッシュバックを適用することができます。
キャッシュバックはあくまでも一時的にお得になるだけのものですが、このキャッシュバックでお得になるという点も、ぷらら光からピカラ光へ乗り換えるメリットの一つです。
ぷらら光からピカラ光への乗り換えで、費用面の心配をする必要はありません。
ぷらら光からピカラ光に乗り換えるデメリット
ぷらら光からピカラ光への乗り換えには、デメリットもあります。
ぷらら光を利用している方の中には、NTTぷららが提供している『ひかりTV』という映像サービスを利用している方も多いと思います。
『ひかりTV』は、フレッツ光やNTTの設備を利用した光コラボレーションサービスであれば、どのサービスでも利用できます。
ただ、ピカラ光は、NTTの設備ではなく四国電力の独自の光回線の設備を利用しているため、この『ひかりTV』には対応していません。
ぷらら光からピカラ光に乗り換えると、『ひかりTV』は利用できなくなります。
ピカラ光には、同じような有料チャンネルサービスで、『ピカラ光てれび』というサービスがあります。
このサービスは、ピカラ光が提携しているケーブルテレビ会社が、地デジ・BS・CSの放送を行うものです。
『ひかりTV』で視聴していた有料チャンネルは、このサービスを使えば、ほとんどのチャンネルを引き続き視聴することができます。
ただ、地域によって料金は異なりますが、『ひかりTV』から『ピカラ光てれび』に切り替えると、映像サービスの月額料金が若干高くなる場合がほとんどです。
現在、ぷらら光で『ひかりTV』を利用している方は、どれぐらい有料チャンネルサービスの月額料金が高くなるのか、一度『ピカラ光てれび』の公式サイトで確認してみることをお勧めします。
有料チャンネルサービスの月額料金が高くなっても、auスマートバリューでそれ以上の割引が適用されるようであれば、ピカラ光に乗り換えた方が毎月の通信費はお得になります。
ただ、ビデオサービスに関しては、dTVやAmazonプライムビデオなど、他のサブスクの映像サービスで代用可能です!
『ひかりTV』でビデオサービスを利用するよりも、他のサブスクのビデオサービスを利用した方が、料金もお得になりますし内容も充実しています!
ビデオサービスに関しては、料金が高い割に、映画やドラマなどの作品数があまり充実していません。
『ひかりTV』のビデオサービスに関しては、他のサービスを利用すれば、もっと安価にもっとたくさんの作品を視聴できるため、あまり気にしなくてもいいと思います。
ぷらら光からピカラ光に乗り換える前に確認すべき3つの注意点
ぷらら光からピカラ光への乗り換えでは、デメリットとまでは言えないものの、いくつか注意しなければいけない点があります。
これらの注意点がネックになって、乗り換えをしないと判断する方もいらっしゃいますので、乗り換えを検討している方は一度ご確認ください。
注意点① ぷらら光からピカラ光への乗り換えは工事が必要
ぷらら光からピカラ光への乗り換えは、必ず立会いのもとでの開通工事が必要になります。
今は、『工事不要』で乗り換えられる光回線が大部分を占めます。
ぷらら光からピカラ光へも『工事不要』で乗り換えられると勘違いしてしまいそうになりますが、それはできません。
『工事不要』で乗り換えられるのは、あくまでもNTT西日本の光回線の設備を利用したフレッツ光や光コラボレーションサービスだけです。
ぷらら光は、NTT西日本の光回線の設備を利用した光コラボレーションサービスです。
そのため、例えば、ぷらら光から、同じ光コラボレーションサービスであるドコモ光やソフトバンク光には、工事不要で乗り換えることができます。
これができるのは、光回線を乗り換えても、利用する設備がNTT西日本のまま変わらないからです。
それに対して、ピカラ光は四国電力が独自に構築した光回線の設備を利用したサービスです。
ぷらら光からピカラ光への乗り換えでは、利用する設備が『NTT西日本⇒四国電力』に変更になります。
設備が変わる光回線の乗り換えは、必ず工事が必要です。
ピカラ光では、初期費用が実質無料になるキャンペーンを行っています!
それと、ぷらら光でも解約工事が必要ですが、解約工事も工事費は発生しません!
注意点② プロバイダーは変わる(メールアドレスも変わる)
ぷらら光からピカラ光への乗り換えで、プロバイダーは必ず変更になります。
ぷらら光のプロバイダーはそのまま『ぷらら』ですが、ピカラ光のプロバイダーは『STNet』です。
ぷらら光と同様に、ピカラ光はプロバイダーが一体になったサービスです。
ピカラ光で他のプロバイダーを利用することはできません。
プロバイダーが変われば、利用できるプロバイダーのメールアドレスも変更になります。
現在、ぷららから発行されているメールアドレスを利用している方は、そのメールアドレスは今後利用ができなくなります。
厳密に言えば、メールアドレスを継続して利用する方法はありますが、その場合は有料です。
ぷららでメールアドレスだけ残すのであれば、『ぷらコミ0(月額220円)』というプランに変更が必要です。
メールアドレスを残すためだけに、毎月220円・1年間で2,640円も、ずっと支払い続けていくのはあまりお勧めできません。
ピカラ光では、『●●●@(サブドメイン).pikara.ne.jp』というメールアドレスを、3つまで無料で利用することができます。
4つ目以降は、1アドレスあたり月額220円で最大10個まで取得可能です。(無料3個+有料で7個)
ただ、このピカラ光のメールアドレスを利用するのも、あまりお勧めできません。
今は、GmailやiCloudメールなど無料のメールアドレスを利用するのが一般的で、プロバイダーのメールアドレスを利用する方はかなり少なくなってきています。
個人の方が普通に利用する分には、プロバイダーのメールアドレスを利用しても、無料で利用できるGmailやiCloudメールなどを利用しても、特に差はありません。
むしろ、GmailやiCloudメールなどの方が、プロバイダーのメールアドレスよりも便利な機能が豊富にあるぐらいです。
プロバイダーのメールアドレスは、『そのプロバイダーを契約している間しか利用できない』というデメリットはあっても、個人の方が利用するメリットは全くと言っていいほどありません。
もし今、プロバイダーのメールアドレスを利用しているという方は、これを機会にGmailやiCloudメールなどに切り替えておくことをお勧めします。
- 携帯電話で利用するメールアドレスは、携帯電話会社が発行しているキャリアメールのアドレス
- パソコンで利用するメールアドレスは、プロバイダーのメールアドレス
上記が当たり前の時代がありました!
でもそれはかなり昔の話で、今はどちらのメールアドレスも利用者が激減している状況です!
プロバイダーのメールアドレスは、そのプロバイダーを契約している間は無料で使えるものの、そのプロバイダーを解約しようとすると、有料のプランでしかメールアドレスを残すことができません。
GmailやiCloudメールなどであれば、プロバイダーや光回線・携帯電話会社を乗り換えたとしても、同じメールアドレスをそのまま継続して利用することができます。
注意点③ 光電話の番号は変わる場合がある
ぷらら光からピカラ光への乗り換えで、光電話の番号は、継続できる場合と継続できない場合とがあります。
具体的には、今どんな電話番号を利用しているのかで、継続できる場合と継続できない場合とに別れます。
判断基準は下記の通りです。
- ぷらら光やフレッツ光などの光電話で新しく番号を取得している場合(市内局番が一般的なアナログ電話と違う場合)
⇒乗り換えに伴って番号は100%変わる - ぷらら光の光電話でアナログ電話の番号を継続して利用している場合
⇒アナログ戻しをすれば同じ番号のまま乗換え可能
⇒アナログ戻しをしない場合は番号は変わる
携帯電話であれば、MNP(モバイルナンバーポータビリティ)という仕組みで、簡単に他の事業者に電話番号を移すことができます。
それに対して、光電話の番号は、事業者が異なる光電話のサービス間では、直接番号ポータビリティをすることができない仕組みになっています。
ぷらら光の光電話の事業者は『NTT西日本』ですが、ピカラ光の光電話の事業者は『STNet』です。
この2つの光回線は光電話の事業者が異なるため、ぷらら光からピカラ光の光電話に直接番号ポータビリティをすることはできません。
ただし、それぞれの光電話のサービスとアナログ電話との間であれば、番号ポータビリティをすることができます。
この仕組みを活かして、電話番号を継続する方法を、一般的に『アナログ戻し』と呼びます。
『アナログ戻し』の具体的な方法は下記の通りです。
- ぷらら光を解約する前に、ぷらら光の光電話からアナログ電話に番号ポータビリティをする(NTT西日本に申し込みが必要)
※この時に電話の加入権は必要ありません。 - ピカラ光を申し込む際に、アナログ電話からピカラ光の光電話へ番号ポータビリティを申請する
上記のように、間にアナログ電話を挟んで、『ぷらら光の光電話⇒アナログ電話⇒ピカラ光の光電話』と二段階で番号ポータビリティをする必要があります。
この『アナログ戻し』を行うには、番号ポータビリティの費用として、別途1万円前後の費用が発生します。
そのため、今はこの『アナログ戻し』をせずに、電話番号を変えてしまう方が多いです。
ちなみに、この方法が取れるのは、『アナログ電話でもともと利用していた番号を、ぷらら光の光電話で継続利用している場合だけ』です。
そうではなく、ぷらら光やフレッツ光の『光電話で新しく発行した電話番号』を利用している場合、ぷらら光からピカラ光に電話番号を移す方法はありません。
ぷらら光やフレッツ光などの光電話で新しい番号を取得している場合、市内局番(東京23区であれば、03-●●●●-1234の真ん中の部分)が、昔からあるアナログの電話番号とは異なる番号になっています。
この電話番号は、『光電話専用番号』といって、光電話でしか利用できない番号になっています。
この番号を利用している場合、
- もともと、ぷらら光の光電話からピカラ光の光電話に直接番号ポータビリティはできない
- ぷらら光の光電話からアナログ電話にも番号ポータビリティができない(光電話専用番号はアナログ電話では利用できない番号のため)
上記のように、光電話専用番号の場合は、『アナログ戻し』をすることもできません。
この電話番号を利用している場合は、ぷらら光からピカラ光への乗り換えに伴い、必ず電話番号が変更になります。
ぷらら光で今の電話番号を廃止して、ピカラ光で新しい電話番号を取得する流れです。
「おかけになった電話番号はお繋ぎできません。新しい電話番号は●●番です」
というガイダンスを無料で流すことができます!
このガイダンスを流せば、電話をかけてきた方に新しい電話番号を知らせることができます!
電話番号が変わる場合、どうしても新しい電話番号を伝えたい方がいるのであれば、上記のガイダンスを流すか、事前に伝えれば特に問題はないかなと思います。
『アナログ戻し』をして番号を継続できる方でも、費用をかけてまで『アナログ戻し』はせずに、電話番号を変えてしまう方が今は非常に多いです。
ぷらら光からピカラ光への乗り換えがお勧めの方とは
ここまで、ぷらら光からピカラ光へ乗り換えるメリット・デメリット・注意点について説明をしてきましたが、乗り換えがお勧めなのは下記に該当する方です。
- 家族でauの携帯電話を利用している方
家族でauの携帯電話を利用している場合、ぷらら光からピカラ光に乗り換えれば、インターネット料金は毎月約100円高くなります。
ただ、それ以上に
- auスマートバリューで携帯電話料金の割引を毎月適用できる
- 無線ルーターだけではなく、セキュリティソフト5台分も無料で利用できるようになる
という非常に大きなメリットがあります。
逆に乗り換えをお勧めできないのは、下記に該当する方です。
- au以外の携帯電話を利用している方
ピカラ光は、あくまでもauユーザーがお得になる光回線です。
ドコモやソフトバンク・ワイモバイルなど、au以外の携帯電話を利用している方は、それらの携帯電話料金がお得になる光回線にしておくのが一番お得になります。
ぷらら光からピカラ光への乗り換えでかかる全費用
ぷらら光からピカラ光への乗り換えでは、下記の二つの費用が必要になります。
- ぷらら光の解約費用
- ピカラ光の開通費用
まず、ぷらら光の解約費用に関しては下記の通りです。
- ぷらら光の工事費分割払いの残債=発生しない方のほうが多い
~ぷらら光を派遣工事で開通・なおかつ工事費を分割払いにしている方の場合、戸建ては月660円×30ヵ月払い・集合住宅は月550円×30ヶ月払いで、まだ支払いが終わっていない工事費の支払いが発生します。
~下記に該当する方は、 工事費の残債は発生しません。
○ ぷらら光を無派遣工事で開通した方
○ 派遣工事で工事費を一括で支払い済みの方
○ 派遣工事で分割払いが終わっている方
- ぷらら光は違約金の設定のないサービスのため、解約しても違約金の支払いはありません
ぷらら光は、解約しても違約金が発生しないサービスです。
そうなると、残りは開通工事費を分割払いにしている場合の残債ですが、ぷらら光は長く利用している方がほとんどだと思います。
工事費分割払いの残債も残っていない方がほとんどではないでしょうか。(不明な方はぷららのカスタマーサポートに確認してみることをお勧めします)
工事費の支払いがない方の場合、ぷらら光の解約費用は『0円』です。
解約しても何の費用も発生しません。
次に、ピカラ光を開通させるのに必要な費用は下記の通りです。
- 無料(キャンペーンで実質、工事費も無料+契約事務手数料も無料)
ピカラ光の開通費用は、現在キャンペーンで無料です。
ぷらら光で解約費用が発生しない方は、ぷらら光の解約費用+ピカラ光の開通費用を合わせても、何の費用も発生しないことになります。
そこに加えて、ピカラ光をインターネット代理店から申し込みすれば、下記のキャッシュバックを適用することができます。
【公式キャンペーン】
- 初期工事費無料!
- 開通月のインターネット料金が無料!
【代理店キャンペーン(公式に上乗せ)】
- 3万円キャッシュバック!
ぷらら光で解約費用が発生しない方は、このキャッシュバック分がまるまるお得になる計算です。
仮に、ぷらら光で工事費分割払いの残債が発生する方でも、このキャッシュバックで全額補填できるどころか、お釣りがきます。
ぷらら光からピカラ光への乗り換えの費用について、心配をする必要は一切ありません。
上記の費用以外に『アナログ戻し(光電話⇔アナログ電話で番号ポータビリティ)』が必要なため、NTTで1万円前後の費用が発生してしまうケースがほとんどです。
あまり固定電話を使っていないのであれば、光回線の乗り換えに伴って、番号を変えてしまう方が今は多いです。
番号が変わっても、『おかけになった電話番号は現在おつなぎできません。新しい番号は●●番です』というアナウンスは無料で流せます。
ぷらら光からピカラ光に乗り換える手続き方法
ぷらら光からピカラ光に乗り換える手続き方法は、光電話の番号を継続する場合と継続しない場合とで異なります。
まず、光電話の番号を継続しない場合の手続き方法は、下記の通りです。
- ピカラ光を代理店のホームページから申し込み
~お得な申し込み先はこちら:ピカラ光
- ぷらら光を解約申し込み
- auショップかau総合案内でauスマートバリューを申し込む
特に注意点はありませんが、順番としては、ぷらら光の解約を申し込む前にピカラ光の開通工事日を決めておくのが無難です。
先にぷらら光の解約工事日を決めてしまうと、ピカラ光の開通工事がその日までに間に合わない可能性が出てきます。
そうなると、インターネットや光電話が全く使えない空白の期間が発生してしまうことになります。
それを避けるためには、まずは事前にピカラ光の開通工事日を決めて、その日より後ろの日程でぷらら光の解約工事日を決めるのが無難です。
次に、光電話の番号を継続する場合の手続き方法は、下記の通りです。
- (アナログ戻し)NTT西日本に連絡をして、ぷらら光の光電話からアナログ電話へ番号ポータビリティ
- ピカラ光を代理店のホームページから申し込み(同時にアナログ電話からピカラ光の光電話へ番号ポータビリティ)
~お得な申し込み先はこちら:ピカラ光
- ぷらら光を解約申し込み
- auショップかau総合案内でauスマートバリューを申し込む
この場合はまず先に、ぷらら光の光電話からアナログ電話へ番号ポータビリティ(アナログ戻し)をしておく必要があります。
これが終わっていないと、今利用している電話番号をピカラ光に引き継ぐことができません。
光電話の番号を継続する場合、絶対に行ってはならないことが一つあります。
それは、『ぷらら光の光電話からアナログ電話への番号ポータビリティが完了する前に、ぷらら光の解約工事を行ってしまう』こと。
これを行ってしまうと、ぷらら光の解約工事の際に電話番号が廃止されてしまい、どうやってもアナログ電話へ番号ポータビリティをすることができなくなります。
また、一度廃止されてしまった番号は基本的に戻すことはできないため、同じ電話番号を継続したくてもどうにもならない状況になります。
光電話の番号を継続する場合は、『必ず先にぷらら光の光電話からアナログ電話へ番号ポータビリティを完了させる』という点に、ご注意ください。
その後の流れは、光電話の番号を継続しない場合と同じように、『ピカラ光を申し込んで開通工事日を決める⇒ぷらら光の解約工事日を決める』という流れです。
auスマートバリューの申し込みを忘れてしまうと、その間は割引が発生しません!
auスマートバリューは月日をさかのぼっての割引の適用はできないため、手続きを忘れてしまうと、単純に損をするだけです!
【まとめ】四国エリアのauユーザーがぷらら光を使うのはもったいない
この記事ではここまで、ぷらら光からピカラ光へ乗り換える詳細について説明をしてきました。
最後に結論として言えるのは、四国エリアにお住まいのauユーザーの方がぷらら光を利用しているのは、あまりにももったいないということ。
今の状態だと、auスマートバリューの高額の割引を毎月ムダにしてしまっている状況です。
四国エリアでauの携帯電話を利用している方は、ぷらら光からピカラ光への乗り換えを一度検討してみることをお勧めします。
ピカラ光のお得なキャッシュバック徹底比較!
- ドコモ携帯電話料金の割引あり!
- au携帯電話料金の割引あり!(全国エリア対応)
- au携帯電話料金の割引あり!(西日本エリア限定)
- ソフトバンク携帯電話料金の割引あり!
- 光回線が使えない方向け!