九州エリアの光回線では、昔からBBIQ(ビビック)というサービスが人気です。
BBIQは、九州電力のグループ会社である『QTnet』が運営しているサービスで、電力会社独自の光回線の設備を用いて提供されています。
auの携帯電話料金の割引である『auスマートバリュー』や、UQモバイルの携帯電話料金の割引である『自宅セット割』に対応しており、九州電力とのセット割引もあるかなりお得な光回線です。
一方のソフトバンク光は、NTT西日本から光回線の設備や端末を借りて提供されている、いわゆる『光コラボレーション』と呼ばれるサービスです。
ソフトバンク光は、ソフトバンクとワイモバイルの携帯電話料金の割引に対応しています。
もし、『携帯電話はauやUQモバイルを利用しているけど、自宅の光回線はソフトバンク光を利用している』という方は、BBIQに乗り換えた方がお得になる場合が多いです。
家族も含め、auとUQモバイルの携帯電話の台数が多い場合は、乗り換えると毎月数千円以上お得になる場合もあります。
この記事では、ソフトバンク光からBBIQへ乗り換えるメリットやデメリット、注意点や手続き方法などについて、詳しく解説をしていきます。
目次
戸建ての場合、ソフトバンク光とBBIQではインターネットの月額料金にほとんど差はない
ソフトバンク光からBBIQに乗り越えても、戸建ての場合、インターネット料金はそこまで大きくは変わりません。
ソフトバンク光とBBIQのインターネット料金の違いは下記の通りです。
- ソフトバンク光=5,720円
- BBIQ=1年目:4,400円、2年目~:5,500円
※光電話はどちらも月額550円です。
※BBIQの料金には、『九電グループまとめてあんしん割』等の独自の割引は含めていません。自宅の電気会社を九州電力にすれば、上記の料金から約300円安くなります。
BBIQは、九州電力のグループ会社が提供しているサービスのため、自宅の電力会社を九州電力にすれば、セット割引で上記の料金から数百円の割引が入ります。
ただ、今は別の電力会社を契約する方も多いため、上記の金額にその割引は含めていません。
ソフトバンク光からBBIQへ乗り換えた場合、1年目はインターネット料金が安くなりますが、2年目以降は少し安くなるぐらいで、ほとんど差はありません。
光電話の月額料金は、どちらも550円と変わりありません(ソフトバンク光の場合は、利用する光電話のサービスによって月額513円で利用できるサービスもあります)。
インターネットや光電話の月額料金に大きな差はなくても、ソフトバンク光とBBIQでは、下記の2つの部分で大きな料金差が発生してきます。
- 携帯電話料金の割引の違い
- 無料で利用できるサービスの違い
auやUQモバイルの携帯電話を利用している方がBBIQに乗り換えると、これらの点から今より通信費がかなりお得になります。
ソフトバンク光からBBIQに乗り換える2つのメリット
メリット① auスマートバリューと自宅セット割(UQモバイル)を適用できる
ソフトバンク光からBBIQに乗り換えるメリットはいくつかありますが、一番大きなメリットは、『auスマートバリューと自宅セット割(UQモバイル)を適用できる』という点にあります。
auスマートバリューは、auの携帯電話を利用している方が特定の光回線を利用した場合にだけ適用される割引のことで、BBIQはこのauスマートバリューに対応しています。
auの携帯電話を利用している方がBBIQを契約すると、auの携帯電話1台あたり、毎月下記の割引を受けることができます。
auスマートバリューの割引額 | 月あたりの割引額 |
---|---|
下記は携帯電話1台あたりの割引額です。au携帯電話料金の割引(auスマートバリュー)×UQモバイルの携帯電話料金の割引(自宅セット割)を合わせて、家族も含め最大10台まで割引を適用可能です。 | |
利用プラン | 月あたりの割引額 |
使い放題MAX 5G ALL STARパック2 使い放題MAX 5G/4G DAZNパック 使い放題MAX 5G/4G ドラマ・バラエティパック 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P) 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック 使い放題MAX 5G with Amazonプライム 使い放題MAX 5G/4G auマネ活プラン 5G ALL STARパック2 auマネ活プラン 5G/4G DAZNパック auマネ活プラン 5G/4G ドラマ・バラエティパック auマネ活プラン 5G/4G Netflixパック(P) auマネ活プラン 5G/4G Netflixパック auマネ活プラン 5G with Amazonプライム auマネ活プラン 5G/4G | 翌月から 永年1,100円/月割引 |
スマホミニプラン 5G/4G | 翌月から 永年550円/月割引 |
<新規受付終了 スマホプラン> 使い放題MAX 5G ALL STARパック データMAX 5G ALL STARパック データMAX 5G/4G LTE ドラマ・バラエティパック データMAX 5G/4G LTE Netflixパック データMAX 5G Netflixパック(P) データMAX 5G with Amazonプライム データMAX 5G/4G LTE auデータMAXプランPro auデータMAXプラン Netflixパック auデータMAXプラン auフラットプラン30 auフラットプラン25 NetflixパックN auフラットプラン25 Netflixパック auフラットプラン20N auフラットプラン20 auフラットプラン7プラスN auフラットプラン7プラス auフラットプラン5(学割専用) | 翌月から 永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 スマホプラン> ピタットプラン 5G/4G LTE 新auピタットプラン | データ容量 1GB超~7GB:翌月から永年550円/月割引 ※データ容量~1GBご利用の月は割引適用されません。 |
<新規受付終了 スマホプラン> ピタットプラン 5G/4G LTE(s) | データ容量 2GB超~20GB:翌月から永年550円/月割引 ※データ容量~2GBご利用の月は割引適用されません。 |
<新規受付終了 スマホプラン> auピタットプラン auピタットプラン(s) | データ容量 ~2GB:翌月から永年550円/月割引 ※auピタットプラン(シンプル)でデータ容量~1GBご利用の月は割引適用されません。 2GB超:翌月から永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 スマホプラン> auピタットプランN(s) | データ容量 ~2GB:翌月から永年550円/月割引 2GB超:翌月から永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額10/13/30 | 翌月以降最大2年間2,200円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額5/8/20 LTEフラット | 翌月以降最大2年間1,551円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額2/3 ジュニアスマートフォンプラン シニアプラン | 翌月から 永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額1 | 翌月以降最大2年間1,027円/月割引 3年目以降永年550円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額10(ケータイ)/13(ケータイ) | 翌月以降最大2年間2,200円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額5(ケータイ)/8(ケータイ) | 翌月以降最大2年間1,551円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額2(ケータイ)/3(ケータイ) | 翌月から 永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額1(ケータイ) | 翌月以降最大2年間1,027円/月割引 3年目以降永年550円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> タブレットプラン20 | 翌月から 永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額5/8/20 LTEフラット LTEフラット for Tab/Tab(i)/Tab(L)/DATA(m) | 翌月以降最大2年間1,551円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
上記のauスマートバリューとは別に、UQモバイルを利用している方は、下記の『自宅セット割』の割引も適用されます。
自宅セット割(UQモバイル)の割引額 | 月あたりの割引額 |
---|---|
下記は携帯電話1台あたりの割引額です。au携帯電話料金の割引(auスマートバリュー)×UQモバイルの携帯電話料金の割引(自宅セット割)を合わせて、家族も含め最大10台まで割引を適用可能です。 | |
利用プラン | 月あたりの割引額 |
トクトクプラン | 永年1,100円割引 |
ミニミニプラン | 永年1,100円割引 |
くりこしプラン +5G(L) | 永年858円割引 |
くりこしプラン +5G(S/M) | 永年638円割引 |
この割引は、契約者の携帯電話1台分だけではなく、家族も含めて最大10台の携帯電話にそれぞれ適用されます(au+UQモバイルで最大10台まで)。
仮に、毎月の割引が1,100円発生するプランで、家族で4台auの携帯電話を利用している場合、毎月の割引額は4,400円にもなります。
しかも、利用している携帯電話のプランにより異なりますが、ほとんどのプランでは永年の割引です。
BBIQを契約している間は、この割引が永久に適用されます。
この割引は、ソフトバンク光を契約したままでは一切適用することができません。
ソフトバンク光は、あくまでも、ソフトバンクやワイモバイルの携帯電話を利用している方がお得になる光回線です。
auやUQモバイルの携帯電話を利用している方がソフトバンク光を利用し続けても、お得になる点は一切ありません。
『auやUQモバイルの携帯電話を利用しているけど、光回線はソフトバンク光にしている』という方は、早めにBBIQに乗り換えるのがお勧めです。
その条件は、『光電話(月額550円)を契約すること』です!
光電話を途中で解約してしまうと、これらの割引も解除されてしまうため、この点は注意が必要です!
auひかりやビッグローブ光など、他の光回線でauスマートバリューや自宅セット割(UQモバイル)を適用する場合も、光電話の契約は必須です。
メリット② 無線ルーター+セキュリティソフト5台分が無料で使えるようになる
ソフトバンク光とBBIQでは、無料で利用できるサービスに違いがあります。
ソフトバンク光では、自宅で利用できる無線ルーターを無料で提供していません。
ソフトバンク光で無線ルーターを利用する場合、家電量販店などで市販のルーターを購入するか、もしくはソフトバンク光の有料のレンタルサービスを利用する必要があります。
それに対して、BBIQでは、自宅で利用する無線ルーターを無料で提供しています。
BBIQで無料で利用できる無線ルーターは、それなりに高スペックな機能のルーターです。
BBIQで無線ルーターを無料で利用するには、光電話の契約が必要になります。
ただ、auスマートバリューや自宅セット割(UQモバイル)を適用するにも光電話の契約が必要です。
それを考えれば、この点はデメリットとして考える必要はない点かなと思います。
この無線ルーターの無料提供に加えて、BBIQではセキュリティソフト(5台分)も無料で利用できます。
セキュリティソフトは、『BBIQ トータルセキュリティ』という、BBIQ独自の総合セキュリティソフトです。
パソコンであればWindowsとMac、スマホやタブレットであればAndroidとiOSに対応しており、合わせて5台まで無料で利用することができます。
ちなみに、ソフトバンク光でセキュリティソフト5台分をオプションサービスで契約すると、月額500円は支払いが必要です。
それに、市販の総合セキュリティソフトを購入しても、1年間で5,000円前後は必要になります。
BBIQを契約した場合、このセキュリティソフト(5台分)を無料で利用できるというのは、それなりに大きなメリットです。
光回線でインターネットを利用する場合、自宅でWi-Fiを利用する方がほとんどだと思いますので、無線ルーターは必須です。
それに、安全にインターネットを利用するためには、セキュリティソフトの利用も必須です。
この『無線ルーターとセキュリティソフト(5台分)を無料で利用できる』というのも、ソフトバンク光からBBIQへ乗り換える大きなメリットの一つです。
ただ、auユーザーとUQモバイルユーザーがソフトバンク光からBBIQに乗り越えると、
- auスマートバリューと自宅セット割(UQモバイル)で携帯電話料金が安くなる
- 無線ルーターを無料で利用できるようになる
- セキュリティソフト(5台分)を無料で利用できるようになる
上記のように、インターネット料金以外の部分でかなり大きなメリットがあります!
ソフトバンク光からBBIQに乗り換える2つのデメリット
デメリット① ソフトバンクの『おうち割 光セット』が適用できなくなる
ソフトバンク光からBBIQへの乗り換えはメリットもいくつかありますが、デメリットも存在しています。
ソフトバンク光からBBIQへ乗り換える最大のデメリットは、ソフトバンクの『おうち割 光セット』を適用できなくなるという点です。
ソフトバンクの携帯電話を利用している方がソフトバンク光を契約している場合、携帯電話料金から下記の割引が発生しています。
ソフトバンク おうち割 光セットの割引額(1カ月あたり) | |
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下記は1台あたりの割引額です。ソフトバンク光・ソフトバンクエアーなら、ソフトバンクの携帯電話料金の割引(おうち割 光セット)と、ワイモバイルの携帯電話料金の割引(おうち割 光セットA)を合わせて、家族も含め最大10台まで適用可能です。 NURO光はソフトバンクの携帯電話料金の割引(おうち割 光セット)のみ適用可能です。 |
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利用プラン | 月あたりの割引額 |
データプランペイトク無制限※6/データプランペイトク50※6/データプランペイトク30※6/データプランメリハリ無制限+※6/データプランミニフィット+※6 データプランメリハリ無制限※6,7/データプランメリハリ※7/データプランミニフィット※7 データプラン50GB+※7/データプランミニ※7 | 永年1,100円割引 |
データ定額 50GBプラス※8/ミニモンスター※8 | 永年1,100円割引 |
データ定額 50GB※8/20GB※8/5GB※8 | 永年1,100円割引 |
データ定額(おてがるプラン専用)※7 データ定額ミニ 2GB※8,9/1GB※8 データ定額(3Gケータイ)※8 | 永年550円割引 |
パケットし放題フラット for 4G LTE※8 パケットし放題フラット for 4G※8 4G/LTEデータし放題フラット※7,10 4Gデータし放題フラット+※7,1 | 永年1,100円割引 |
パケットし放題フラット for シンプルスマホ※8 (iPad 専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE※7 (タブレット専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G※7 | 永年550円割引 |
備考 | ※6 基本プラン(データ)ではお申し込みできません。 ※7 受付を終了しました。 ※8 新規受付を終了しました。 ※9 スマ放題ライトではお申し込みできません。 ※10 Wi-Fiルーター向け料金プラン |
また、ワイモバイルを利用している方の場合は、『おうち割 光セット(A)』という割引が適用されています。
ワイモバイル おうち割 光セット(A)の割引額(1カ月あたり) | |
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下記は1台あたりの割引額です。ソフトバンク光・ソフトバンクエアーなら、ソフトバンクの携帯電話料金の割引(おうち割 光セット)と、ワイモバイルの携帯電話料金の割引(おうち割 光セットA)を合わせて、家族も含め最大10台まで適用可能です。 NURO光はソフトバンクの携帯電話料金の割引(おうち割 光セット)のみ適用可能です。 |
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利用プラン | 月あたりの割引額 |
シンプル2 M/L | 永年1,650円割引 |
シンプル2 S | 永年1,100円割引 |
シンプルS/M/L | 永年1,188円割引 |
スマホプランL | 永年1,100円割引 |
スマホプランM/R | 永年770円割引 |
スマホベーシックプランS/M/R/L データベーシックプランL Pocket WiFiプラン2(ベーシック) スマホプランS データプランL Pocket WiFiプラン2 | 永年550円割引 |
上記は携帯電話1台あたりの割引額ですが、この割引が家族も含めて最大10台の携帯電話にそれぞれ適用されます(ソフトバンクとワイモバイルを合わせて10台まで)。
『家族全員がauやUQモバイルの携帯電話を利用している』という方の場合、このデメリットを考える必要はありません。
ただ、中には、下記のような利用状況の方もいらっしゃると思います。
家族で携帯電話を4台利用
⇒その内、auとUQモバイルの携帯電話が2台
⇒その内、ソフトバンクとワイモバイルの携帯電話が2台
この場合、BBIQに乗り換えれば、auとUQモバイルの携帯電話料金から新たに割引が発生します。
ただ、ソフトバンクとワイモバイルの携帯電話料金からは、割引が発生しなくなります。
こういった、『家族で、au・UQモバイルと、ソフトバンク・ワイモバイルの携帯電話を混在して契約している』場合、ソフトバンク光からBBIQに乗り換えても、トータルの通信費用がお得にならない場合があります。
特に、『auとUQモバイルの携帯電話よりも、ソフトバンクとワイモバイルの携帯電話の方が多い』という場合は、乗り換えると毎月の通信費が逆に高くなってしまいます。
BBIQは、あくまでも、auとUQモバイルの携帯電話料金がお得になる光回線です。
家族も含め、『auとUQモバイル携帯電話をメインで利用している』という場合はかなりお得なサービスですが、そうでない場合はあまりお勧めできるサービスではありません。
ドコモの携帯電話を利用しているは、ドコモ光に乗り換えた方がお得です!!
デメリット② 集合住宅の場合、インターネット+光電話の月額料金が高くなる場合がある
集合住宅にお住まいの場合、ソフトバンク光からBBIQへ乗り換えるのはお勧めできません。
というのも、BBIQは集合住宅の場合、インターネット料金がかなり高く設定されているからです。
ソフトバンク光とBBIQのインターネット料金の違いは、下記の通りです。
- ソフトバンク光=4,180円
- BBIQ(4階建て以上)※利用している建物により料金が異なります。
=1年目:3,410円~5,280円、2年目~:4,510円~6,380円 - BBIQ(3階建て以下)
=1年目:5,280円、2年目~:6,380円
※光電話はどちらも月額550円です。
※BBIQの料金には、『九電グループまとめてあんしん割』等の独自の割引は含めていません。自宅の電気会社を九州電力にすれば、上記の料金より約100円安くなります。
ソフトバンク光はどの集合住宅で利用しても一律の料金ですが、BBIQは4階建て以上なのか・3階建て以下の建物なのかで、料金が異なります。
4階建て以上の建物の場合、建物によっては1年間は今より安く利用できる場合もありますが、2年目以降は確実にインターネット料金が高くなります。
3階建て以下の建物の場合、1年目でも今より1,100円料金が高くなり、2年目以降は2,200円も料金が高くなります。
BBIQでauスマートバリューと自宅セット割(UQモバイル)を適用すれば、これ以上の携帯電話料金の割引が発生する場合も多いです。
ただ、それはお勧めしません。
集合住宅にお住まいでauスマートバリューや自宅セット割(UQモバイル)を適用したい場合は、それらに対応したBBQ以外の光回線にしておく方がお勧めです。
例えば、auユーザーとUQモバイルユーザーに人気があるビッグローブ光なら、ソフトバンク光とほとんど変わらないインターネット料金で、auスマートバリューと自宅セット割(UQモバイル)を適用することができます。
もう一度お伝えしますが、集合住宅にお住まいの方がBBIQを契約するのは、あまりお勧めできません。
BBIQは、集合住宅向けのインターネット料金があまりにも高額です。
ソフトバンク光からBBIQへの乗り換えがお勧めの方とは
この記事ではここまで、ソフトバンク光からBBIQへ乗り換えるメリットやデメリットについて説明してきました。
ソフトバンク光からBBIQへの乗り換えがお勧めなのは、下記に該当する方です。
- 戸建てにお住まいで、家族でauとUQモバイルの携帯電話を利用している方
戸建にお住まいで、なおかつauとUQモバイルの携帯電話を利用している方がBBIQに乗り換えた場合、
- インターネット料金が少し安くなる(1年目は約1,300円・2年目以降は約200円安くなる)
- auスマートバリューと自宅セット割(UQモバイル)で携帯電話料金が安くなる
- 無線ルーターとセキュリティソフト(5台分)を無料で利用できるようになる
と、かなり大きなメリットがあります。
逆に、乗り換えをお勧めできないのは、下記に該当する方です。
- 集合住宅にお住まいの方
- 家族も含め、auとUQモバイル以外の携帯電話をメインで利用している方
BBIQは、集合住宅のインターネット料金が、他の光回線と比べてもかなり高額です。
集合住宅でauスマートバリューと自宅セット割(UQモバイル)を適用したいという方は、ビッグローブ光など、これらの割引に対応した他の光回線にしておくことをお勧めします。
auスマートバリューと自宅セット割(UQモバイル)に対応しているBBIQ以外の光回線であれば、ソフトバンク光とそこまで大きくインターネット料金が変わることはありません。
それと、auとUQモバイル以外の携帯電話を利用している場合も、BBIQへの乗り換えはお勧めできません。
BBIQは、あくまでもauとUQモバイルユーザーがお得になる光回線です。
auとUQモバイルの携帯電話を利用していない方がBBIQを契約しても、お得になるような割引はほとんど発生しません。
ソフトバンク光からBBIQに乗り換える前に確認すべき4つの注意点
ソフトバンク光からBBIQへの乗り換えでは、デメリットとまでは言えないものの、いくつか注意しなければならない点があります。
ここから、それらの注意点について、一つずつ解説をしていきます。
注意点① プロバイダーは変わる
ソフトバンク光からBBIQへの乗り換えで、利用するプロバイダーは必ず変更になります。
ソフトバンク光のプロバイダーは、『Yahoo! BB』です。
それに対して、BBIQはプロバイダー一体型のサービスのため、プロバイダーも『BBIQ』です。
利用するプロバイダーが変わる時に、一番注意しなければいけないのはメールアドレスの取り扱いです。
ソフトバンク光では、下記の二つのメールアドレスを利用することができました。
- @ybb.ne.jp=Yahoo! BB基本サービスのスタンダードコース(月額330円)かプレミアムコース(月額605円)に加入している方が利用可能
- @yahoo.co.jp=Yahoo! BB基本サービスに加入していなくても利用可能
このうち、『@yahoo.co.jp』というメールアドレスに関しては、ソフトバンク光を解約しても、そのまま継続利用することができます。
この『@yahoo.co.jp』というメールアドレスは、単なるフリーメールアドレスです。
ソフトバンク光を解約しても、メールアドレスは自動で残りますし、いつでもインターネット上からログインすることができます。
その一方で、『@ybb.ne.jp』というメールアドレスに関しては、ソフトバンク光を解約すると利用ができなくなります。
このメールアドレスは、あくまでも、『ソフトバンク光を契約している間だけ利用できるメールアドレス』です。
『@ybb.ne.jp』のメールアドレスを利用している方は、BBIQへ乗り換える際に、メールアドレスの切り替えが必要です。
BBIQでは、『@(サブドメイン).bbiq.jp』というメールアドレスを5つまで無料で利用することができます。
ただ、こちらも『@ybb.ne.jp』のメールアドレスと同様、BBIQを解約すると利用できなくなるメールアドレスです。
『@ybb.ne.jp』のメールアドレスを利用している方は、これを機会にGmailやiCloudメールなどの、フリーメールアドレスへ切り替えることをお勧めします。
スマートフォンの普及に伴い、GmailやiCloudメール・Yahooメールなどのフリーメールアドレスを利用するのが、今は一般的です!
これらのメールアドレスであれば、今後さらに光回線やプロバイダーを乗り換えることがあったとしても、メールアドレスが変わることはありません!
法人ではなく個人でメールアドレスを利用する分には、GmailやiCloudメールなどのフリーメールアドレスでも何の支障もありません。
わざわざ、光回線やプロバイダーの契約に縛られるメールアドレスを利用するメリットは、ほとんどありません。
注意点② 光電話の番号は変わる場合がある
ソフトバンク光からBBIQへの乗り換えで、光電話の番号は、変わる場合と変わらずに継続できる場合とがあります。
具体的には、現在ソフトバンク光で下記のどちらの番号を利用しているかによって異なります。
- ソフトバンク光の光電話や、他の光回線の光電話で新しく番号を取得している場合
⇒乗り換えに伴って100%番号は変わる - ソフトバンク光の光電話でアナログ電話の番号を継続して利用している場合
⇒アナログ戻しをすれば同じ番号のまま乗換え可能
⇒アナログ戻しをしない場合は番号は変わる
ソフトバンク光や他の光回線の『光電話で取得した番号』は、『光電話専用番号』といって、ソフトバンク光からBBIQへは、直接番号ポータビリティができない番号になっています。
ソフトバンク光からBBIQへの乗り換えで、固定電話の番号ポータビリティができるのは、
- ソフトバンク光⇒アナログ電話
- アナログ電話⇒BBIQの光電話
この2つの間だけです。
そのため、現在ソフトバンク光で『光電話で新しく取得した電話番号』を利用している方は、BBIQへの乗り換えで、必ず電話番号が変更になります。
この場合は、ソフトバンク光で現在の電話番号を廃止して、BBIQの光電話で新しい電話番号を取得する流れです。
それに対して、現在ソフトバンク光でアナログ電話で取得した番号を利用している場合、『アナログ戻し』という手続きを行えば、電話番号を継続利用することができます。
- まず、ソフトバンク光からアナログ電話へ番号ポータビリティ(NTT西日本へ申請が必要)
- アナログ電話からBBIQの光電話へ番号ポータビリティ
アナログ戻しは簡単に言うと、間にアナログ電話をはさんで、『ソフトバンク光の光電話⇒アナログ電話⇒BBIQの光電話』と、2段階で番号ポータビリティをする手続きのことです。
アナログ戻しを行うには、ソフトバンク光からBBIQへの乗り換え費用以外に、番号ポータビリティの費用として別途1万円前後の費用が発生します。
現在は固定電話の利用頻度が極端に減っていることもあり、このアナログ戻しはせずに、電話番号を変えてしまう方が多いです。
電話番号が変わる場合、ソフトバンク光を解約した後、一定期間は、下記のようなガイダンスを無料で流すことができます。
おかけになった電話番号は、番号が変わりました。
新しい電話番号は●●番です。
このガイダンスを流せば、電話をかけてきた方に新しい番号を伝えることができます。
『固定電話をほとんど使っていない』という方は、わざわざ費用と手間をかけてアナログ戻しを行わずに、電話番号を変えてしまうことをお勧めします。
注意点③ BBフォンの050番号は使えなくなる
ソフトバンク光では、050番号のBBフォンというサービスを無料で利用することができます。(光BBユニットという端末が必要)
このBBフォンの050番号は、ソフトバンク光を解約した時点で利用できなくなります。
050番号をメインで利用しているという方は滅多にいないと思いますが、メインで利用している場合はこの点も注意が必要です。
注意点④ ソフトバンク光からBBIQへの乗り換えは派遣工事が必要
今は、『工事不要』で乗り換えられる光回線が多いですが、『工事不要』で乗り換えられるのは、NTT西日本やNTT東日本の設備を利用した光回線だけです。
- フレッツ光⇔光コラボレーションサービスの乗り換え
- 光コラボレーションサービス同士の乗り換え
※NTTの設備を利用した光コラボレーションサービスには、最も有名なところだとドコモ光とソフトバンク光があります。それ以外にも、ビッグローブ光やソネット光など全体で100種類以上のサービスがあります。
ソフトバンク光はNTTの設備を利用した光コラボレーションサービスですが、BBIQは九州電力の設備を利用した光回線のサービスです。
例えば、ソフトバンク光からビッグローブ光は同じNTTの設備を利用しているため工事不要で乗り換えることができますが、ソフトバンク光からBBIQへの乗り換えは、設備が異なることから、工事不要で乗り換えることはできません。
ソフトバンク光からBBIQへの乗り換えは、BBIQで立会いが必要な工事が必ず発生します。
ただ、BBIQの開通費用はあまり心配いりません。
BBIQの初期費用はキャンペーンでかなりお得になっています。
ソフトバンク光からBBIQへの乗り換えでかかる全費用
ソフトバンク光からBBIQへの乗り換えでは、下記の二つの費用が必要になります。
- ソフトバンク光の解約費用
- BBIQの開通費用
まず、ソフトバンク光の解約に関する費用は、下記の通りです。
- 違約金
~2022年6月末までにソフトバンク光を申し込んだ方=戸建て・集合住宅ともに10,450円
~2022年7月1日以降にソフトバンク光を申し込んだ方=戸建て5,720円・集合住宅4,180円
※ソフトバンク光で2年の定期契約にしていた方が対象です。ソフトバンク光をいつ申し込んだかで、違約金の金額は異なります。
◎ソフトバンク光を2年契約にしている方は、2年ごとの自動更新の契約になっています。契約満了月の当月・翌月・翌々月の3カ月の間に解約した場合は違約金は発生しません。
- 工事費分割払いの残債(最大で26,400円だが、いくら残っているかによる)
~ソフトバンク光の派遣工事費(26,400円)を分割払いにしていて、分割払いが終わっていない場合には工事費の支払いが必要です。
2022年6月末までにソフトバンク光を申し込んだ方は、12カ月・24カ月・36カ月・48カ月・60カ月の分割払いのいずれかになっています。
2022年7月1日以降にソフトバンク光を申し込んだ方は、12カ月・24カ月払いのいずれかです。
◎下記の場合は、工事費の残債は発生しません。
●ソフトバンク光を無派遣工事で開通している場合
●ソフトバンク光の工事費を、分割払いにせず一括で支払っている場合
●ソフトバンク光の工事費の分割払いが終わっている場合
ソフトバンク光の解約費用は、『いつソフトバンク光を契約したか』で異なります。
ただ、仮に違約金だけではなく、工事費分割払いの残債も支払いが必要になったとしても、そこまで心配をする必要はありません。
次に、BBIQを開通させるのに必要な費用は、下記の通りです。
- 契約事務手数料=880円
- 工事費=実質無料(土日に工事する場合は3,300円)
工事費は39,600円です。戸建ては36カ月・集合住宅は24カ月の分割払いですが、利用している間は全く同じ金額が月額料金から割引されるため、実質無料になります。
工事費が実質無料になるキャンペーンを行っているため、BBIQの開通に必要な費用は、契約事務手数料の880円だけです。(土日に工事を行う場合は、プラス3,300円必要になります)
それに対して、BBIQをお得なインターネット代理店から申し込みすれば、下記のキャッシュバックを受け取ることができます。
【公式キャンペーン】
- 工事費実質無料キャンペーン実施中!(土日祝日に工事する場合は3,300円必要です)
- インターネット料金が初月無料!
- 加入翌月から、ホームタイプは11ヵ月×1,430円、マンションタイプは11カ月×1,1100円の月額料金割引あり!
【代理店キャンペーン(公式に上乗せ)】
- 代理店から最大3万円キャッシュバック!
(ホームタイプ3万円・マンションタイプ2万円)
この代理店のキャンペーンを活用すれば、ほとんどのケースで、ソフトバンク光からBBIQへの乗り換えの費用を回収できると思います。
BBIQは、BBIQ公式のホームページや電話番号から申し込むこともできますが、その場合は上記より少ない鵜金額のキャンペーンしか適用されません。
光回線の乗り換えは、それなりに高額の費用が発生してくる場合がほとんどです。
乗り換えの費用を少しでも抑えるためにも、BBIQを申し込むのであれば、インターネット代理店からの申し込みがお勧めです。
上記の費用以外に『アナログ戻し(光電話⇔アナログ電話で番号ポータビリティ)』が必要なため、NTTで1万円前後の費用が発生してしまうケースがほとんどです。
あまり固定電話を使っていないのであれば、光回線の乗り換えに伴って、番号を変えてしまう方が今は多いです。
番号が変わっても、『おかけになった電話番号は現在おつなぎできません。新しい番号は●●番です』というアナウンスは無料で流せます。
ソフトバンク光からBBIQに乗り換える手続き方法
ソフトバンク光からBBIQへ乗り換える手続き方法は、光電話の番号を継続しない場合と、継続する場合とで異なります。
光電話の番号を継続しない場合の手続き方法は、下記の通りです。
- BBIQを代理店のホームページから申し込み
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- ソフトバンク光を解約申し込み
- auスマートバリュー(au)および自宅セット割(UQモバイル)を申し込む
~auスマートバリューは、auショップかau総合案内で申し込み可能です。
~UQモバイルの自宅セット割は、インターネットから申し込みするか、auショップやUQスポットで申し込み可能です。
上記の手順とは違い、先にソフトバンク光の解約工事日を決めてから、BBIQの新規申し込みをすることもできます。
ただ、BBIQは申し込みから開通まで、平均で3週間~1ヶ月の期間が必要です。
先にソフトバンク光の解約工事日を決めてしまうと、BBIQの開通工事がそれまでに間に合わない場合が出てきます。
そうすると、インターネットや光電話を一切利用できない期間が発生してしまう恐れがあります。
それを考えると、基本的には、先にBBIQの開通工事日を押さえてからソフトバンク光の解約工事日を決める方が無難です。
次に、光電話の番号を継続する場合の手続き方法は、下記の通りです。
- (アナログ戻し)NTT西日本に連絡をして、ソフトバンク光の光電話からアナログ電話へ番号ポータビリティ
- BBIQを代理店のホームページから申し込み(同時にアナログ電話からBBIQの光電話へ番号ポータビリティを申請)
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- ソフトバンク光を解約申し込み
- auスマートバリュー(au)および自宅セット割(UQモバイル)を申し込む
~auスマートバリューは、auショップかau総合案内で申し込み可能です。
~UQモバイルの自宅セット割は、インターネットから申し込みするか、auショップやUQスポットで申し込み可能です。
光電話の番号を継続する場合は、通常の乗り換えの手続き以外に、『アナログ戻し』の手続きが必要です。
この時、絶対にやってはいけないことが一つあります。
それは、『ソフトバンク光の光電話からアナログ電話への番号ポータビリティが完了する前に、ソフトバンク光の解約工事を行ってしまう』こと。
これをしてしまうと、ソフトバンク光の解約工事の際に電話番号が廃止されてしまい、BBIQへ番号を引き継ぐことができなくなります。
一度番号が廃止されてしまうと、その番号を復活させることはできません。
光電話の番号を継続する場合は、『必ず先にソフトバンク光の光電話からアナログ電話の番号ポータビリティを完了させる』という点に注意するようにしましょう。
光回線を乗り換える際、これらの手続きを忘れてしまう方が多いです!
これらの手続きが不明な方は、BBIQを代理店から申し込みすると、担当者から電話で連絡がきます!
その時に、手続きに関して質問して確認するようにしてください!
【まとめ】九州エリアの戸建てにお住まいで、auとUQモバイルを契約している方は、ソフトバンク光から乗り換えがお勧め
この記事ではここまで、ソフトバンク光からBBIQへ乗り換える詳細について、説明をしてきました。
最後に結論として言えるのは、九州の戸建住宅にお住まいでauとUQモバイルの携帯電話を利用している方は、早めにBBIQに乗り換えた方がいいということ。
ソフトバンク光は、あくまでもソフトバンクやワイモバイルを利用している方がお得になる光回線です。
auユーザーやUQモバイルユーザーがソフトバンク光を契約し続けても、お得になることは一切ありません。
ソフトバンク光を契約したままだと、auスマートバリューと自宅セット割(UQモバイル)の割引をずっとムダにしていくだけです。
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