同じ敷地内で建て替えをする場合、光回線の設備や電話番号の扱い方は、手続き方法を間違えるとだいぶ面倒なことになる場合があります。
この記事では、同一敷地内での建て替えを行う場合の光回線の設備や電話番号の扱いに関して、その対応方法を解説していきます。
メジャーな光回線のお得なキャッシュバック&キャンペーン一覧
目次
同一敷地内で建て替えを行う場合、2つのパターンにより対応方法は異なる
同一敷地内で建て替えを行う場合、下記の2つのパターンによって対応方法が異なってきます。
- 同一敷地内で、新築が完成後、古い建物を取り壊す場合
- 建て替えの為に一時的に引越しをする場合
建て替えの場合、このどちらかになることがほとんどだと思いますが、それぞれのパターンでどう対応すべきか、また注意点はどこにあるのかという点をそれぞれ解説していきます。
同一敷地内で新築が完成後、古い建物を取り壊す場合の対応方法と注意点
同一敷地内で新築が完成後に古い建物を取り壊す場合の対応方法と注意点について、下記の項目ごとに解説していきます。
- 光回線の設備の取り扱い
- 工事料金について
- 電話番号の変更の有無
- 設定等の有無
- お得に同一敷地内での移転をする方法
新築完成後に古い建物を取り壊す場合、光回線の設備の取り扱いはどうすればいいのか
新築が完成した後に古い建物を取り壊す場合、先に新しい建物に住まいを変えてから取り壊しを申請することになると思います。
この場合、光回線の設備に関しては、取り壊し前に光回線の業者に“移転”の申請をする必要があります。
同じ敷地内(同じ番地)であっても、光回線の業者では同一敷地内での“移転”という手続きで扱われます。
この場合は、同一敷地内での移転工事を申請する必要がある為、最短でも工事まで一週間程度の期間が必要になります。
また、敷地が広く、新しい建物と古い建物の位置が数十メートルなど離れている場合には、光回線の業者側で現場の調査や設備設計等が必要になる場合が出てきます。
その場合は、移転が完了するまで数週間以上はかかると考えておいたほうが無難です。
同じ敷地内での移転であっても、工事まで時間がかかる場合が非常に多いので、まずは光回線の移転の工事を完了させてから、取り壊しを依頼するという流れで手続きを進めることをお勧めします。
というのも、この光回線の移転の工事が完了する前に、取り壊しを始めてしまうと、取り壊し業者のほうで電柱から自宅まで伸びている光ファイバーを切らざるを得ない状況になってしまうからです。
そうした時に何の影響もなければいいのですが、光回線の移転の工事時期・工事費用などになんらかの影響を与えることは否定できません。
まずは先に光回線の移転を申込んで、それが完了してから取り壊しを始めるというのが基本だということを覚えておきましょう。
同一敷地内での移転の工事料金はどれぐらいかかるの
同一敷地内での移転の場合、工事料金は通常の移転の工事とまったく同じ料金がかかるか、もしくはそれ以上にかかる場合がほとんどです。
一般的な番地や場所が変わる移転であれば、工事料金を減額したり無料にしている光回線のサービスもありますが、番地が変わらない同一敷地内の移転の場合は、そういった割引もなく工事料金がかかる場合が多いです。
サービスによって工事料金は異なりますが、18,000円~30,000円前後は工事料金が発生するということは覚悟しておきましょう。
同一敷地内での移転で電話番号は変わる?
番地が変わらない移転であれば、電話番号が変わることはありません。
ただ、後ほど説明しますが、建て替えに伴って一時的に引越しをし、光回線もその場所に移転させた場合は電話番号が変わってしまう場合もあります。
同一敷地内での移転後、設定はあらためて必要?
同一敷地内での移転後は、基本的に設定は必要ないことがほとんどです。
ただし、光回線の業者によっては、移転時に端末を取り換える場合があります。
その場合は再設定が必要になりますので、業者側に機器を変更するのかしないのか確認を事前にしておきましょう。
同一敷地内での移転をお得にする方法はある?
先ほど説明したように、同一敷地内での移転は、通常の移転と同じように工事料金が発生してきます。
「単純に工事料金を払うだけじゃなくてもっとお得に移転したい!」という方は、いくつかのデメリットを踏まえた上で、【解約⇒新規】という手続きを踏んで、新規のキャンペーンを適用することも可能です。
ただ、同一サービスで解約⇒新規の手続きをする場合、必ず光回線の契約者の名義を別の方(家族など)にして新規申込みをするようにして下さい。
同一名義のまま解約して新規申込みをしても、新規扱いにはならない為、新規申込み独自のキャンペーンを受けることは出来ません。
また、事前に光回線の業者に連絡して、「名義を変えれば新規申込みのキャンペーンは受けられるかどうか」の確認も忘れずに行うようにしましょう。
- 違約金が発生する場合がある
- 電話番号が変わる
- インターネットの再設定が必要
上記のデメリットはあるものの、解約⇒新規という手続きを踏んだ場合は、キャッシュバックや大幅な月額割引キャンペーンなど、各光回線で行っている新規申込み特典を受けることができます。
移転(同一敷地内)の申し込みをするのか・解約⇒新規の申し込みをするのか、どちらで進めるのかは、違約金がどれぐらい発生するのかなど、ケースバイケースで変わってきますので、それぞれのデメリット・メリットを踏まえた上で判断することをお勧めします。
建て替えの為に一時的に引越しをする場合の対応方法と注意点
建て替えの為に一時的に引越しをする場合の対応方法と注意点について、下記の項目ごとに説明をしていきます。
- 光回線の設備の取り扱い
- 工事料金について
- 電話番号の変更の有無
- 設定等の有無
- 建て替えに伴う引越しでお得に光回線を利用する方法
建て替えに伴い引越しをする場合の光回線の設備の取り扱いに関して
建て替えに伴って、新しい建物が完成するまで一時的に引越しをすることもあると思います。
そんな時に悩むのが光回線の取り扱い。
「光回線を今の住所で中断しておけばいいだけでしょ?」
そう思う方もいらっしゃると思いますが、光回線に関しては少し特殊な事情があります。
他のサービスだと、利用を中断すれば料金も止まることが多いですが、光回線の場合は利用中断という手続きをとった場合、利用をしていないにも関わらず毎月の料金が発生し続けます。
その為、建て替えに伴って長期的に現在の住所を離れる場合には、光回線の移転手続きをされる方がほとんどです。
建て替えに伴い一時的に引越しをする場合の工事料金
建て替えに伴い一時的に光回線を移転させた場合、工事料金は二回発生します。
- 現住所から引越し先に光回線を移転する為の工事料金
- 移転先から現住所に光回線を移転(戻す)為の工事料金
移転の工事料金を減額・もしくは無料にしている光回線のサービスならいいですが、そうではない場合は3万円~4万円程度の工事料金が発生することは覚悟しておきましょう。
建て替えに伴い一時的に引越しをする場合の電話番号の変更の有無
建て替えに伴い一時的に引越し(光回線も移転)する場合、電話番号はどこに引越しをするかで変わってしまうのかどうかが決まってきます。
基本的に、同じ町内で引越しをする場合は変わらないことがほとんどですが、町や市をまたいで光回線を移転させると電話番号は変わってしまうことが多いです。
建て替えに伴う引越しで電話番号が変わってしまうケースで、どうしても電話番号を変えたくない場合は下記の2つの対応を取ることで番号を継続させることも可能です。
- 光回線の一時中断の手続きを取り、移転させずに現地に残しておく
- アナログの電話を現地で復活させ、そこに光電話から番号ポータビリティ、さらにアナログの電話を一時中断にしておく
1つ目の光回線を一時中断という状態にしておく場合、業者に連絡すれば利用中断という状態にしてくれます。
この方法はあくまでも一時的に利用を中断するという手続きになる為、電話番号をそのまま現地に残しておくことが出来ます。
ただし、この方法は毎月光回線の月額料金が発生し続けますので、料金的なデメリットもあります。
2つ目のアナログの電話を復活させる方法ですが、これは要するに、光回線そのものは引越し先に移転させるけれども、電話番号だけは現地にアナログの電話として残しておく方法です。
この方法は、もともとアナログの電話を利用していて、途中で光電話に変えたという方しか取ることが出来ません。
また、この方法を取る場合は、アナログの電話の料金(ほとんどの地域で月1,700円~1,900円)が毎月発生し続けます。
アナログ電話も光回線と同様、利用中断という手続きをとっても、毎月の基本料金は発生し続けます。
建て替えに伴い一時的に引越しをする場合は、この電話番号の扱いというところが大きなネックになることが多いです。
電話番号を変更したくない場合は、光回線の業者に事前に連絡をして相談しておきましょう。
他のサイトで「電話加入権を持っていれば電話番号は保留できる」というようなことを書いているサイトがありますが、それは誤りです!
電話加入権を持っていようがいまいが、サービスの利用をやめてしまった場合に電話番号を保留しておくことは出来ません!
建て替えに伴う一時的な引越しで設定等を改めておこなう必要はあるのか
光回線を移転させた時に設定が必要かどうかは、機器が変わるかどうかによって違ってきます。
もともとインターネットの設定は光回線の事業者から提供されるルーターやホームゲートウェイに入れることが多い為、この機器が変わらなければ基本的に再設定は必要ありません。
ただ、光回線のサービスや移転先の設備によっては、移転時に機器の変更が必要になる場合も多くありますので、再設定は必要になることが多いと考えておいたほうがいいでしょう。
建て替えに伴う引越しでお得に光回線を利用する方法
建て替えに伴う引越しで、お得に光回線を利用する方法としては、いったん光回線を解約して移転先で新規に申込みをすることです。
光回線にもよりますが、大手の光回線であれば、新規申込み限定で工事費無料やキャッシュバックキャンペーン等を行っています。
それらを利用すると。
ただ、この方法を取る場合は、電話番号が変わってしまう・違約金が発生するなどのデメリットもあります。
電話番号が変わってもいい、違約金よりも新規申込み時のキャンペーンのほうが大きいという場合には、解約⇒新規という手続きを取ることを検討することをお勧めします。
光回線の乗換えを検討している方は、建て替えと同時に光回線の見直しをしたほうがお得になる場合が多い
この記事でここまで説明してきた通り、建て替えの場合には光回線の移設工事に高い工事料金が発生します。
その為、もしこれまでに光回線の乗換えを少しでも考えたことがある方は、建て替えを機会に光回線を乗り換えることも一つの手です。
今のサービスのまま移設工事を行っても、光回線を乗り換えてもどちらにしても高い工事料金がかかるのであれば、乗換えてしまって新規キャンペーンを色々と適用したほうがお得になるからです。
※ただし、光回線を乗り換えると電話番号が変わってしまうことが多いので、その点が問題ないという方限定です。
ドコモの携帯電話を利用している場合、携帯電話料金割引が発生するのはドコモ光だけですが、auの携帯電話を利用している場合には、auひかり・ビッグローブ光・ソネット光・ニフティ光などの光回線でauスマートバリューを適用できます。
その為、auユーザーの方で、auスマートバリューを適用できる光回線同士で乗換えをする方はかなり多くいらっしゃいます。(例:auひかりからビッグローブ光へ乗り換え)
また、ソフトバンクの携帯電話料金割引『おうち割 光セット』も、ソフトバンク光とNURO光で適用することが出来ます。
それ以外にも、UQモバイルであればauスマートバリューを適用できる光回線でUQモバイルの『自宅セット割』も適用できますし、ワイモバイルであればソフトバンク光で『おうち割 光セット(A)』を適用できます。
- ドコモ携帯電話料金の割引あり!
- au携帯電話料金の割引あり!(全国エリア対応)
- au携帯電話料金の割引あり!(西日本エリア限定)
- ソフトバンク携帯電話料金の割引あり!
- 光回線が使えない方向け!