auの携帯電話を利用している方が光回線を申込む場合、auスマートバリューに対応した光回線を申込むことが多いと思います。
特に家族でauの携帯電話を利用している方の場合、auスマートバリューに対応した光回線を選ぶか、そうではない光回線を選ぶかで、毎月数千円以上も料金に差が出てくる場合が多いです。
auスマートバリューには、数多くの光回線が対応しています。
サービス名 | 提供エリア | |
---|---|---|
一部の地域を除き全国提供 | auひかり | 戸建:大阪府、京都府、和歌山県、奈良県、滋賀県、兵庫県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県、沖縄県を除く マンション:全国 |
全国提供 (光コラボ) | ビッグローブ光・ソネット光・ニフティ光 | 47都道府県すべて |
西日本限定 (電力系光回線) | コミュファ光 | 東海エリア(愛知県・岐阜県・三重県・静岡県) |
eo光 | 近畿2府4県(大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県・福井県) | |
メガ・エッグ | 中国エリア(山口県、島根県、広島県、鳥取県、岡山県) | |
ピカラ光 | 四国エリア(徳島県、香川県、愛媛県、高知県) | |
BBIQ | 九州エリア(福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県) |
一見すると選択肢が多いように見えますが、実際はお住まいの地域や建物により、全国対応の光コラボレーションサービス(ビッグローブ光・ソネット光・ニフティ光)しか選べないという場合も多くあります。
今回の記事では、全国提供に対応している光コラボレーションサービスの「ビッグローブ光・ソネット光・ニフティ光の中ならどれを選ぶべきか」という点について、詳しく解説をしていきたいと思います。
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目次
auスマートバリューに対応した光回線の中で、光コラボレーションにしかない3つのメリット
auスマートバリューに対応した3つの光コラボレーションサービスを比較する前に、これらの光コラボレーションサービスにしかない独自のメリットについて、簡単に説明をしていきます。
auスマートバリューには大きく分けると、『auひかり・光コラボレーションサービス・電力系光回線(西日本のみ)』の3つが対応していますが、このうち光コラボレーションサービスにしかない大きなメリットが3つあります。
- 提供エリアが圧倒的に広い
- 利用できるマンション・アパートが圧倒的に多い
- 全国のどこに引越しても違約金不要で継続できる
ここから、それぞれのメリットについて、1つずつ説明をしていきます。
光コラボレーションサービス独自のメリット① 提供エリアが圧倒的に多い
auスマートバリューに対応した光回線の中で、圧倒的に提供エリアが広いのが光コラボレーションサービスです。
光コラボレーションサービスの3つのサービス(ビッグローブ光・ソネット光・ニフティ光)は、NTT東日本・西日本のフレッツ光の設備を利用して提供しているため、独自の設備を用いている『auひかり』や『電力系光回線(西日本のみ)』よりも利用可能なエリアが桁違いに広いのが特徴です。
『auひかり』は一見すると提供エリアが広いように見えますが、実際は田舎のほうに行くと提供エリアが非常に狭く、使えない地域が多くあります。
『電力系光回線(西日本エリアのみ)』に関しては、西日本エリアのみの提供で、こちらも同様に田舎だと提供エリアが狭くなる傾向にあります。
それに対して、光コラボレーションサービスに関しては、どれだけ人口が少ない地域でもほとんど全ての地域をカバーしているため、「auひかりや電力系光回線が提供不可でも、光コラボレーションサービスなら利用できる」というエリアが非常に多いです。
あとは、auスマートバリューに対応している3つの光コラボレーションサービス(ビッグローブ光・ソネット光・ニフティ光)の中からどれを選ぶのかという選択になります。
光コラボレーションサービス独自のメリット② 利用できるマンション・アパートが圧倒的に多い
集合住宅で光回線を利用する場合、『提供可能エリア=利用できる』とは限りません。
マンションやアパートの場合には、提供エリア内であっても、その建物に集合住宅向けの光回線の設備が入っている必要があります。
『auひかり』や『電力系光回線』の場合、マンションやアパートに集合住宅向けの光回線の設備が入っていない建物が非常に多いです。
それに対して、NTT東日本・西日本の設備を用いている光コラボレーションサービスの場合は、マンションやアパートにこの設備が入っている確率が非常に高いです。
『auひかり』や『電力系光回線』でマンションタイプが提供不可だと、料金が高額な戸建てタイプの導入を勧められることがありますが、安易に戸建てタイプを申込む前に、光コラボレーションサービスでマンションタイプが利用できないか必ず確認するようにして下さい。
『auひかり』や『電力系光回線』でマンションタイプが提供不可でも、光コラボレーションサービスなら月額料金が安いマンションタイプを利用できるという建物が非常に多くあります。
光コラボレーションサービス独自のメリット③ 全国のどこに引越しても違約金不要で継続できる
先ほど説明した通り、『auひかり』や『電力系光回線』は思っている以上に提供エリアが狭く、利用できる集合住宅も少ないのが現状です。
そのため、引越しをすることになった場合、これらの光回線は『引越し先が提供不可のエリアや建物で継続できない』ということが多く発生します。
それらの光回線と比べると、もっとも提供エリアが広く・利用できる建物が多い光コラボレーションサービスに関しては、引越し先でも継続できる可能性が非常に高いため、引越しを予定されている方は光コラボレーションサービスにしておくというのも1つの手です。
当然、引越し先でもサービスを継続できれば違約金も発生しません。
ビッグローブ光・ソネット光・ニフティ光の4つの共通点
auスマートバリューに対応している光コラボレーションサービス・『ビッグローブ光』『ソネット光』『ニフティ光』の違いを説明していく前に、これらの光回線で共通している箇所を先に説明していきます。
『ビッグローブ光』『ソネット光』『ニフティ光』はサービス内容がかなり似通っていて、大きな違いが出てくるのは月額料金やキャンペーンの部分ぐらいです。
- 提供エリア・使える建物は全く同じ
- インターネットの最大速度はどれも同じ
- 光電話・地デジサービスのサービス内容も料金も同じ
- auスマートバリューの適用条件も同じ
まずは共通している4つの点について、ここから1つずつ簡単に説明をした後、次に3つの光回線の違いについて説明していきたいと思います。
共通点① 提供エリア・使える建物は全く同じ
『ビッグローブ光』『ソネット光』『ニフティ光』はどれも光コラボレーションサービスといって、NTT東日本・西日本のフレッツ光の設備を利用しています。
そのため、この3つの光回線は、提供エリア・使える建物ともに完全に同じです。
フレッツ光が利用できるエリア・建物であれば、確実に3つの光回線とも利用することが出来ます。
共通点② インターネットの最大速度はどれも同じ
『ビッグローブ光』『ソネット光』『ニフティ光』はNTTの設備を利用しているということを説明しましたが、全く同じ設備を利用しているため、インターネットの最大速度も変わりません。
基本的なプランのインターネットの最大速度は、3つの光回線ともフレッツ光と同じく最大1Gbpsです。
インターネットの速度は最大速度以外に接続方式にもよって変わってきますが、この3つの光回線は全て『IP v6 IPoE(v6プラス)』といった超高速の接続方式に対応しています。
そのため、どの光回線を利用しても基本的にインターネット速度に大きな違いはありません。
完全に違いがないわけではありませんが、「インターネットはどれが一番速いか」という点で判断することは難しいということです。
共通点③ 光電話・地デジサービスのサービス内容も料金も同じ
『ビッグローブ光』『ソネット光』『ニフティ光』とも、光電話のサービスと地デジのサービスを利用することが出来ます。
実は、この光電話のサービスと地デジのサービスも、NTTのフレッツ光の『光電話』『フレッツ・テレビ』のサービスをそのまま利用して提供されています。
そのため、各光回線でサービス名が違うだけで、サービス内容・月額料金ともに全く変わりません。
光電話 | 地デジサービス | |
---|---|---|
ビッグローブ光 | ビッグローブ光電話 (月額550円) | ビッグローブ光テレビ (月額825円) |
ソネット光 | So-net 光 電話 (月額550円) | So-net 光 テレビ (月額825円) |
ニフティ光 | @nifty光電話 (月額550円) | @nifty光テレビ (月額825円) |
3つの光回線とも、サービス内容・月額料金ともに、フレッツ光の『光電話』と『フレッツ・テレビ』と完全に同じです。
共通点④ auスマートバリューの適用条件も同じ
auスマートバリューの割引の条件は、『auひかり』『電力系光回線(西日本)』とも、光電話の利用が必須になっています。
この点は、光コラボレーションサービスの『ビッグローブ光』『ソネット光』『ニフティ光』でも変わりません。
『ビッグローブ光』『ソネット光』『ニフティ光』とも、auスマートバリューを適用させるには光電話の契約が必須です。
光電話の料金は3つのサービスとも月額550円のため、この点も違いはありません。
ビッグローブ光・ソネット光・ニフティ光の3つの違い
ここまで、『ビッグローブ光』『ソネット光』『ニフティ光』で共通している点を説明してきましたが、ここからこの3つの光回線で少しだけ違いが出てくる点を説明してきます。
それが下記の3つです。
- 月額料金の違い
- 初期費用やキャンペーンの違い
- 独自メリットの違い(各サービスによりポイントは異なる)
ここから、それぞれの違いについて1つずつ説明をしていきます。
違い① 月額料金の違い
『ビッグローブ光』『ソネット光』『ニフティ光』の月額料金の違いを記載したのが下記の表です。
戸建て | 集合住宅 | |
---|---|---|
ビッグローブ光 | 5,478円 | 4,378円 |
ソネット光 (月額550円相当のセキュリティソフト7台版が無料) (自宅で使う無線ルーターが無料) | 6,138円 | 4,928円 |
ニフティ光 | 5,720円 | 4,378円 |
違約金 | 【ビッグローブ光】3年契約で4,230円 【ソネット光】2年契約で4,580円 【ニフティ光】3年契約で4,840円 ※各社とも、契約更新月に解約する場合、違約金は発生しません。 | 【ビッグローブ光】3年契約で3,360円 【ソネット光】2年契約で3,480円 【ニフティ光】3年契約で3,630円 ※各社とも、契約更新月に解約する場合、違約金は発生しません。 |
備考 | ●各社がキャンペーンで行っている月額料金割引などは含めていない料金です。 ●ビッグローブ光とニフティ光にも2年契約のプランはありますが、キャンペーンが適用されず、全くお得ではないため、3年プランの金額で記載しています。 |
ソネット光に関しては、スマホ・タブレット・パソコンで7台まで利用できるセキュリティソフト(500円相当)に加えて、無線ルーターも無料で使えるようになっているため、その分料金が高くなっています。
ちなみに、利用できるセキュリティソフトは、『S-SAFE』というソネット独自の総合セキュリティソフトです。
ソネット光ではなくてもセキュリティソフトは必須ですし、セキュリティソフトだけで平均で月額500円・年間で6千円前後は必要になります。
ソネット光は無線ルーターも無料で利用できますが、無線ルーターをレンタルして利用する場合、大体どのサービスも月額300円以上はレンタル費用が必要です。
この分を月額料金換算で考えると、実質の料金はマンションタイプの場合、『ビッグローブ光』『ソネット光』『ニフティ光』とも大きくは変わりません。
実質の料金で考えると、戸建ての場合は『ビッグローブ光』が一番安く、次に『ソネット光』⇒『ニフティ光』の順に安くなります。
ただし、これは各社が行っている期間限定の月額料金割引キャンペーンなどを入れていない額です。
各社が行っているキャンペーンは時期によって異なってくるため、次に各社が現在行っているキャンペーン面を説明していきます。
違い② 初期費用やキャンペーンの違い
『ビッグローブ光』『ソネット光』『ニフティ光』に関しては、それぞれ非常に大きなキャンペーンを行っています。
それぞれのサービスが現在行っているキャンペーンは下記の通りです。
それぞれ公式サイトへのリンクも掲載してありますので、より詳しい情報は公式サイトでもご確認ください。
【ビッグローブ光のキャンペーン情報】
- 工事費が月額料金割引で実質無料!
- 新規申し込みで4万円キャッシュバック!
※2023年12月14日までは5万7千円 - 無線ルーターレンタル2台分(月550円×2台分)が12ヵ月無料!
- ビッグローブ光テレビの申し込みでキャッシュバック 1万円増額!
【ソネット光のキャンペーン情報】
- キャッシュバック5万円!
- 工事費26,400円が月額料金割引で実質無料!
- V6プラス対応の高速WiFiルーター(月額440円)が永年無料!
- セキュリティソフト(7台版)永年無料!
【ニフティ光のキャンペーン情報】
- 工事費実質無料!工事費と同額の月額料金の割引あり!
- 3万円キャッシュバック!
~もしくは、キャッシュバック以外にニフティポイント3万5千ポイント付与も選択可能です。
ニフティポイントだと、1.5倍換算で毎月の月額料金の支払いにあてることができるため、52,500円分お得になります。
現在行っているキャンペーンの大きさで言えば、ソネット光が一番大きく、次にビッグローブ光、最後にニフティ光の順番です。
光回線は『代理店』から申込むほうがお得なキャッシュバックなどを受けられることが多いですが、この3社の場合には、基本的に上記の公式サイトからの申込みがかなりお得になっています。
この3つのサービスに関しては、『代理店』から申込んでしまうと、逆に特典が少なくなってしまう場合が多いため、代理店の宣伝文句に惑わされないよう・注意するようにして下さい。
違い③ 独自メリットの違い
『ビッグローブ光』『ソネット光』『ニフティ光』には、それぞれに独自のメリットとなる部分があります。
小さなメリットはそれぞれのサービスで数多くありますが、一番大きなところをあげると下記の通りです。
- ビッグローブ光=移転工事費が何度でも無料
- ニフティ光=移転工事費が何度でも無料
- ソネット光=無線ルーターと総合セキュリティソフト(7台分)が無料
まず、ビッグローブ光とニフティ光は、引越しをした時の工事費が何度でも無料です。
光回線の引越しだと、他のサービスの場合は1万円近い工事費が発生することが多いため、将来的に引越しをする可能性がある方に関しては、この点はお得なメリットになるかなと思います。
ソネット光に関しては、無線ルーターと総合セキュリティソフト(7台分)が無料で使えるという点がメリットではありますが、その分で料金が他の2つのサービスよりも約500円高めになっているため、そこまで大きなメリットとは言えません。
まとめ 3つのサービスのどれにすべきか?
『ビッグローブ光』『ソネット光』『ニフティ光』を人気順で表すと、一番目に人気があるのが『ビッグローブ光』です。
次に人気があるのが『ソネット光』、その次に『ニフティ光』の順です。
この3つのサービスは、
- どの光回線でもauスマートバリューを適用できること
- 実質の月額料金がほとんど変わらないこと
(ソネット光だけ少し料金が高くなりますが、その分セキュリティソフト7台分と無線ルーターが無料)
- インターネット速度も最大1Gbpsと変わらないこと(全てv6プラスにも対応)
- どの光回線を申し込んでもキャンペーンでお得になる(キャンペーンが大きいのはソネット光とビッグローブ光、ニフティ光もお得だが若干小さめ)
上記の点で、どの光回線もお得になることから、はっきり優劣をつけるのは難しいです。
ただ、強いて言うなら、下記に該当する場合は、選択肢をしぼって選ぶことをお勧めします。
- 自前のセキュリティソフトや無線ルーターを使いたい方=ビッグローブ光
~ソネット光はセキュリティソフトと無線ルーターが無料で使える分、約500円ほど他の2つの光回線より料金が高くなっています。
~ビッグローブ光とニフティ光は集合住宅の場合は料金は同じです。戸建ての場合は、ビッグローブ光の方が少し安い料金で利用することができます。
~キャンペーンに関しては、ニフティ光よりビッグローブ光の方が大きなキャンペーンを実施しています。
- 光回線の引越しを予定されている方=ビッグローブ光
~ビッグローブ光とニフティ光は移転工事費が何度でも無料ですが、ソネット光は有料です。
~ビッグローブ光とニフティ光は集合住宅の場合は料金は同じです。戸建ての場合は、ビッグローブ光の方が少し安い料金で利用することができます。
~キャンペーンという点では、ニフティ光よりもビッグローブ光の方がお得です。
この3社の中で、一番人気があるのはビッグローブ光です。
ソネット光もお得ではありますが、セキュリティソフトが無料で使える分月額料金が割高であること、および『S-SAFE』ではなく自前のセキュリティソフトを利用したいという方は、ビッグローブ光にする方が多いです。
どの光回線にしようかある程度決まったら、下記に各公式サイトへのリンクを貼ってありますので、そちらでより詳しい情報をご確認ください。
- ビッグローブ光はこちら=ビッグローブ光
- ソネット光はこちら=【So-net 光 コラボ】
- ニフティ光はこちら=【@nifty光】
- ドコモ携帯電話料金の割引あり!
- au携帯電話料金の割引あり!(全国エリア対応)
- au携帯電話料金の割引あり!(西日本エリア限定)
- ソフトバンク携帯電話料金の割引あり!
- 光回線が使えない方向け!