
光回線の開通工事が派遣工事になるのか無派遣工事になるのかの分かれ目は、一般的に、光の設備がある場合は無派遣工事・光の設備がない場合は派遣工事になるというのが原則ルールです。
ただ、この原則ルール通りには判断されずに、光の設備があっても派遣工事になってしまうケースがあります。
そのケースの1つが『前入居者の解約漏れ』があった場合です。
光回線の解約をうっかり忘れてしまうと、次の入居者が無派遣工事では開通できず工事料金の高い派遣工事になってしまう場合があるので注意して下さい。
光コラボレーションモデルとは、ドコモ光・ソフトバンク光・OCN光・ビッグローブ光・@nifty光・DTI光・ぷらら光などのNTT東西の設備を利用した光回線サービス全般です(数百のサービスあり)。

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目次
集合住宅で光回線の解約する場合、一部のケースを除いて一般的に光の設備は保留される
集合住宅で光回線を解約する場合、解約工事は一般的に光の設備を保留する無派遣工事になることがほとんどです。
これは、前入居者が光の設備を保留することで、次の入居者がその設備を再利用できるようにする為。
まれに光の設備を保留できず派遣工事になる場合もありますが、その割合は多くありません。
一部のケースでは光の設備を保留できず、解約時に派遣工事になってしまう場合がありますが、集合住宅での光の解約で派遣工事が必要になるケースはまれです。
- 大家が光の設備を保留することを許していない建物の場合
- 設備上の都合で光の設備を保留出来ない場合
- 集合住宅でマンションタイプではなく、ファミリータイプ(戸建てタイプ)を引いていた場合
前入居者が光の設備を保留して解約工事が済んでいる場合、次の入居者は無派遣工事での開通が可能
前入居者が光回線の設備を保留した状態で解約工事が済んでいると、次に申込みをする方は無派遣工事での開通が可能になります。
フレッツ光や光コラボレーションモデルの工事料金の相場だと、派遣工事が平均で16,500円、無派遣工事が平均で2,200円ですから、無派遣工事で開通できるのは非常にありがたいですよね。

前入居者が解約を忘れて次の入居者が光を申込むと派遣工事になることもある
前に入居されていた方がうっかり光回線の解約を忘れている状態で次の入居者が光回線を申込むと、無派遣工事では開通できず派遣工事になってしまうことがあります。
一般的に光の工事は、光の設備があれば無派遣工事・なければ派遣工事というのが原則ですが、お住まいの住所の光回線の設備を“別の方が利用している状態”の場合は、光の設備があっても必ず派遣工事になります。
私は10年ほど光回線の営業の仕事をしてきましたが、前入居者の光回線の解約漏れで派遣工事になってしまい、その工事料金の支払いで管理会社ともめた方を何人か見てきました。
自分のせいでもなく前の入居者が解約を忘れているせいで、本来なら無派遣工事の2,200円の工事料金で済んでいたものが、派遣工事の16,500円の工事料金を請求されるとなれば納得できない部分もたしかにありますよね。
引越しをする際に光回線の解約をうっかり忘れてしまうと、次の入居者に高い工事料金を支払わせることになってしまうので注意してください。

もし「前入居者の光の契約が残っている」と言われたら、まずは管理会社に連絡を
もし光回線を申込んだ時に、「前入居者の光の契約が残っている」と言われたら、まずは管理会社に電話をして前入居者にそれを伝えてもらうよう依頼をしてください。
常識のある方ならすぐに解約手続きをするはずです。
(たまに次の入居者なんてどうでもいい!と言わんばかりに、面倒なのか何週間も解約手続きをしないという方もいます)
そしてその後に、前入居者の光回線の“解約工事日”が過ぎてから、ご自身の光回線を申込めば、無派遣工事で開通可能です。
前入居者が光の解約手続きをしても“光の解約工事日”が過ぎてしない状態で申し込むと派遣工事になってしまいます。
無派遣工事で開通させたい場合は、前入居者の解約工事日が過ぎた後に申込みをしましょう。
無派遣工事で開通させる場合には、前入居者の解約工事日が終わるまで+それ以降に申込んで開通するまでの日程を合わせると、最低でも10日間ほどは開通までかかります。
もし10日も待てないという場合は、工事料金は高くなりますが、派遣工事で前入居者の光回線の設備撤去+開通工事を依頼すれば、それよりも早い日数で開通させることも可能です。
いずれにしても、光回線の解約を忘れてしまうと次の入居者に迷惑がかかってしまうので引越しをされる方はご注意を。

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