あまり光回線やインターネットに詳しくない方でも、『ビッグローブ』というサービス名は聞いたことがあるのではないでしょうか。
ドコモ光の場合は、下記の23社のプロバイダーの中からどのプロバイダーを利用するのか選ぶことが出来ますが、ビッグローブははたしてお勧めできるのかどうか。
「ドコモnet」「plala」「OCN(タイプB)」は2023年6月30日(金曜)をもって新規申込み受付を終了いたしました。
- ドコモ光以外ですでに「plala」をご利用中のお客さまは、プロバイダ「plala」でドコモ光を新規にお申込みになれます。
- ドコモ光以外ですでに「OCN」をご利用中のお客さまは、プロバイダ「OCN インターネット(タイプA)」でドコモ光を新規にお申込みになれます。
- 現在、「ドコモ光」で「ドコモnet」「plala」「OCN(タイプB)」をご利用中のお客さまは、サービスを継続してご利用いただけます。
【タイプA】月額料金=戸建て:5,720円、マンション:4,400円
ドコモnet、ぷらら、GMOとくとくBB、@nifty、DTI、BIGLOBE、andline、タイガースnet、エディオンネット、エキサイト、hi-ho、SIS、iC-net、SYNAPSE、楽天ブロードバンド、@ネスク、TikiTiki
【タイプB】月額料金=戸建て:5,940円、マンション:4,620円
OCN、@TCOM、TNC、AsahiNet、WAKWAK、ちゃんぷるネット
【参考リンク】
ドコモ光公式サイト プロバイダー一覧
プロバイダーによる細かな違いに関しては、こちらのドコモ光公式が発行しているPDFデータでご確認ください。
この記事では、ドコモ光×ビッグローブで利用している方の実際の速度に関する口コミや料金、特典等について詳しく解説をしていきます。
目次
- 1 ビッグローブは老舗の超大手プロバイダーだが、ドコモ光では意外と人気がない
- 2 ドコモ光×ビッグローブで利用した場合の毎月の料金や初期費用は?
- 3 ドコモ光×ビッグローブは速度が遅い?口コミや評判を調べてみるとかなり厳しい声も…
- 4 ドコモ光×ビッグローブもIPv6/IPOE接続に対応した為、今後速度が改善する可能性はあり
- 5 ドコモ光×ビッグローブは大手のプロバイダーの割に、ドコモ光の特典があまり多くない
- 6 【結論】速度・特典という面からドコモ光でビッグローブはあまりお勧めできない
- 7 ビッグローブでは独自のキャッシュバックを行っていない為、どうしてもビッグローブにしたい方は代理店から申込みするのがお勧め
- 8 ドコモ光で「プロバイダーは必ずビッグローブがいい」という方以外は、GMOとくとくBBが圧倒的にお勧め
ビッグローブは老舗の超大手プロバイダーだが、ドコモ光では意外と人気がない
ビッグローブは老舗の超大手プロバイダーで、OCNや@nifty・ソネット等と並び、非常に加入者が多いプロバイダーです。
ビッグローブはプロバイダーとして様々な光回線に対応しており、ドコモ光・フレッツ光・ビッグローブ光・auひかり・コミュファ光等で利用することが出来ます。
ただ、ドコモ光では他のプロバイダーを選ぶ方が多く、あまり人気がないというのが実態です。
「なぜドコモ光であまり人気がないのか?」という点に関しては、ここから月額料金や速度の評判・特典等も含めて、詳しく解説していきます。
ドコモ光×ビッグローブで利用した場合の毎月の料金や初期費用は?
ドコモ光はタイプAに属するプロバイダーを利用する場合とタイプBに属するプロバイダーを利用する場合とで、月額料金が変わってきます。
月額料金はタイプAのほうが安く、ビッグローブはタイプAに属したプロバイダーの為、毎月の料金や初期費用は下記の通りです。
ドコモ光 | プロバイダー タイプA |
---|---|
速度 | 最大1Gbps |
提供地域 | 全国(フレッツ光の提供エリア・建物と同じ) |
月額料金 | 【戸建て】5,720円 【マンション】4,400円 |
初期費用(新規) 契約事務手数料 | 契約事務手数料3,300円 |
初期費用(新規) 工事費 ▲転用の場合は不要 | 【戸建て】 派遣工事:19,800円 無派遣工事:2,200円 【マンション】 派遣工事:16,500円 無派遣工事:2,200円 |
「ドコモ光は月額料金が高い」という方もいますが、月額料金はプロバイダー込みで戸建てが5,720円・マンションが4,400円というのは、他の光回線と比べてもかなり平均的な料金で、決して高いというわけではありません。
加えて、ドコモ光にした場合だけ、ドコモの携帯電話料金が1台あたり平均で毎月1,100円×家族で利用している台数分割引されることを考えると、ドコモユーザーは基本的にドコモ光にしたほうが一番安く光回線を利用することが出来ます。
光回線を選ぶ時は、光回線単体の料金だけで見るのではなく、例えば、ドコモ光を使えばドコモ携帯料金が安くなるといったセット割引に着目することが重要です。
ドコモ光×ビッグローブは速度が遅い?口コミや評判を調べてみるとかなり厳しい声も…
ドコモ光では、23社の中から利用するプロバイダーを選択できますが、プロバイダーを選ぶ際に多くの方が最も重要視しているのが、『実際に出るインターネット速度』と言われています。
ドコモ光自体は回線速度が最大1Gbpsと高速ですが、プロバイダーによって実際に出る速度は大きく異なります。
プロバイダーによって、無料で利用できるオプションサービスや特典も異なりますが、ネットの速度が出なければ、いつもイライラしながらインターネットに接続することになりますから、速度はプロバイダー選びをする場合にかなり重要になるポイントです。
では、ドコモ光でプロバイダーをビッグローブにしている方の実際の速度はどうなんでしょうか。
ツイッター等でよく見られる口コミは下記の通りです。
ドコモ光のプロバイダをBiglobeからPlalaに変えたら速度戻ったー! 今の時間でbiglobeが20mbpsだったのが、plalaは428mbps! ようやくネット遅いとイラつかなくて済むぜ
— 大河内シデヲ (@sideo_japan) July 27, 2016
速度が出ないのはBIGLOBEに問題があると認めました。問題は把握しているものの直近で改善する見込みがないとも確認が取れました。またドコモ光のサポートからは、BIGLOBEに関する速度の苦情が多いことも確認できました。BIGLOBEは絶対に契約しない方がいいです。
— Aho (@Aho_) May 24, 2016
最近ドコモ光に乗り換えた際にプロバイダうっかりビッグローブにしちゃって、どれほど遅いのかなってテストサイトで測ってみたらおよそ2016年の光回線とは思えない低速度叩き出されて絶句してる
— M.Kawai (@kmasaki8204) January 29, 2016
今、我が家はドコモ光+ビッグローブなんだが、夜になると速度が出ない…。
ユーザー数が多すぎるのも問題だ。
— urumasa@Masaru URUWASHI (@urumasa) January 22, 2016
ドコモ光1Gbps × BIGLOBEで回線速度が超速いです。・゚・(ノ∀`)・゚・。 pic.twitter.com/dvf4q6cuGm
— らず🌸ゲーム実況 (@RAS_GAMES) April 3, 2018
上記の一部の口コミ以外に様々な口コミを確認しましたが、はっきり言って、ビッグローブに関する速度の口コミはひどすぎると言っていいレベル。
しかも途中で、「速度が出ないのは私どもの問題」とビッグローブ自身が認めているにも関わらず、その後もまだ改善はされていないようです。
中には、「ビッグローブでもかなり速い実測値が出る」という方もいますが、全体的に見ればビッグローブはあまり速度という面でお勧めできません。
安定した高速のインターネット速度という部分を全面的に打ち出しているプロバイダーとしては『GMOとくとくBB』がお勧めです。
GMOとくとくBBとビッグローブの口コミを比較すると、「GMOは速い」という口コミがほとんどなのに対して「ビッグローブは遅い」という口コミがほとんどというのが実態です。
地域ごとに、ドコモ光×GMOでどれぐらいの実測値が計測されているかすぐに確認できますので、ご確認される方は下記のURLから確認してみて下さい!
ドコモ光×ビッグローブもIPv6/IPOE接続に対応した為、今後速度が改善する可能性はあり
プロバイダーがインターネットに接続する通信方法としては、主に『IPv4』という方法と『IPv6』、加えてIPv4とIPv6を同時に利用する『IPv6/IPOE(V6プラス)』という接続方法がありますが、この中で一番高速なのは『IPv6/IPOE(V6プラス)』という接続方法です。
プロバイダーによりどの接続方法に対応しているのかは異なりますが、『IPv6/IPOE(V6プラス)』以外の接続方法に関しては、夜間などの混み合う時間帯に非常に速度低下が落ちやすくなるという面がある一方で、『IPv6/IPOE(V6プラス)』に関しては混み合う時間帯でも速度が極端に落ちるということがありません。
先ほど、ドコモ光で圧倒的な速度を誇るプロバイダーとしてGMOとくとくBBをあげましたが、GMOとくとくBBもこの『IPv6/IPOE(V6プラス)』に対応しています。
また、ビッグローブに関しても遅れながらではありますが、この『IPv6/IPOE(V6プラス)』に対応を始めた為、今後速度が改善する可能性はあります。
ただ、ビッグローブはこの『IPv6/IPOE(V6プラス)』にユーザーが変更しても「速度が遅いまま」「速度が改善しない」という口コミも非常に多い為、接続方法というよりは、ビッグローブはユーザーが多すぎて設備がパンクしているのが原因なのかなという感じもします。
ドコモ光×ビッグローブは大手のプロバイダーの割に、ドコモ光の特典があまり多くない
ビッグローブは他の光回線だと申込み特典としてかなり大きなキャッシュバック等を行っていることが多いですが、ドコモ光の場合には他の光回線と比べてキャンペーンはあまり大きくありません。
ドコモ光でプロバイダーをビッグローブにした時に受けられる独自特典は下記の通りです。
- IPv6接続対応の無線ルーターレンタルが永年無料
- パソコン・スマホ合わせて3台まで利用できるセキュリティソフトが12ヵ月無料
- 訪問サポートが初回無料+電話でのリモートサポートが何度でも無料
ここから1つずつ簡単に説明していきたいと思います。
IPv6接続対応の無線ルーターレンタルが永年無料
ビッグローブではドコモ光ユーザー限定でIpv6接続に対応した無線ルーターを永年無料で利用することが出来ます。
※ただし、2018年8月29日以降にドコモ光を申込んだ方限定
他の光回線でプロバイダーをビッグローブで利用している方がこの無線ルーターをレンタルすると月額550円かかる為、この特典はドコモ光ユーザーだけが受けられるかなりお得な特典です。
ルーターは高速無線規格の11acに対応したNEC製のルーターで、市販で購入すると大体5,000円前後のルーターですが、プロバイダーをビッグローブにした場合はご自身で無線ルーターを準備する必要はありません。
GMOとくとくBB:GMOとくとくBB(ドコモ光)
@nifty:@nifty with ドコモ光
ぷらら:ぷらら(ドコモ光)
OCN:OCN forドコモ光
スマホ・パソコン3台まで利用できるセキュリティソフトが12ヵ月無料
ビッグローブでは、総合セキュリティソフトのオプションサービスとして、ドコモ光向けに『BIGLOBEネットあんしんパック forドコモ光』というサービスを月額550円で提供していますが、新規申込み者に限り、このサービスを12ヵ月無料で利用することが出来ます。
利用できる台数は、パソコンとスマートフォン・タブレットを合わせて3台までです。
市販でセキュリティソフトを購入しても1年版で5,000円~6,000円前後かかることが多いので、プロバイダーをビッグローブにした方は、まずこのセキュリティソフトを無料期間だけでも利用するのがお勧めです。
訪問サポートが初回無料+電話でのリモートサポートなら何度でも無料
ドコモ光でプロバイダーをビッグローブで申込んだ場合、インターネット設定に関して、訪問サポートを一回だけ無料+電話でのリモートサポートなら何度でも無料でサポートを受けることが出来ます。
他のプロバイダーでも初回の訪問サポートを無料で受けられるプロバイダーは多くありますが(GMOとくとくBBやぷらら等)、電話でのリモートサポートが何度でも無料というのがビッグローブ独自のお勧めポイントです。
ビッグローブは「速度が遅い」という口コミが多い一方で、サポートに関してはさすが大手だけあってしっかりしているという印象です。
ビッグローブ独自で行っているキャッシュバック等はなし
ドコモ光の新規申込み特典として、例えばGMOとくとくBBやぷらら・OCNや@niftyといったプロバイダーのホームぺージからドコモ光を申込むと、ドコモ光の公式キャンペーンに加えてプロバイダー独自のキャッシュバック(平均して1万5千円前後)を上乗せして受けることが出来ます。
こうしたプロバイダー独自のキャッシュバックに関しては、行っているプロバイダーと行っていないプロバイダーに別れますが、ビッグローブに関してはこうした独自のキャッシュバックは行っておりません。
ただ、独自のキャッシュバックを行っていないプロバイダーを申込みたい場合には、代理店を通して申込んだ場合は代理店が行っているキャッシュバックを受け取ることが出来る為、そこはあまり問題ではないかなと思います。
代理店NNコミュニケーションズ:ドコモ光キャッシュバックキャンペーン
【結論】速度・特典という面からドコモ光でビッグローブはあまりお勧めできない
この記事では、ここまでドコモ光でビッグローブを利用した場合の料金や速度・特典に関して説明してきましたが、結論としては、はっきり言ってドコモ光でビッグローブを利用するのはあまりお勧めできません。
特典という面が他のプロバイダーよりも若干小さいということもありますが、お勧めできない一番の理由は『速度』に関する評判が悪すぎるという点です。
実際にドコモ光でプロバイダーをビッグローブにした方の中で、あまりの速度の遅さから他のプロバイダーに乗換えたという方が少なくありません。
プロバイダー変更自体は手数料3,300円+違約金で出来ますが、後から「速度が遅い」ことで困る可能性があるのであれば、はじめから速度が安定して高速と評判のGMOとくとくBB等のプロバイダーにしておくことをお勧めします。
ドコモ光のプロバイダーとして、ビッグローブを選んだほうがいいケースは、既に他の光回線でビッグローブを利用していて、プロバイダーを変更せずにドコモ光に乗り換えたいという場合だけかなというのが正直なところです。
ビッグローブでは独自のキャッシュバックを行っていない為、どうしてもビッグローブにしたい方は代理店から申込みするのがお勧め
先ほども少し説明しましたが、ドコモ光でプロバイダーによっては独自のキャッシュバックを行っているプロバイダーもあります。
このプロバイダーが独自に行っているキャッシュバックは、ドコモ光公式キャンペーンとは別に適用される為、ドコモ光公式キャンペーン+プロバイダーのキャッシュバックどちらも受けることが出来ます。
ただ、ビッグローブに関してはこういった独自キャッシュバックは行っていません。
その為、どうしてもドコモ光でプロバイダーをビッグローブにしたいという方は、代理店から申込みをして、ドコモ光公式キャンペーン+代理店独自キャッシュバックを受けるのが一番お得になります。
ドコモ光で「プロバイダーは必ずビッグローブがいい」という方以外は、GMOとくとくBBが圧倒的にお勧め
ドコモ光でプロバイダーが「絶対にビッグローブがいい」という方以外は、同じタイプAのプロバイダーであるGMOとくとくBBが圧倒的にお勧めです。
お勧めできる部分は数多くありますが、やっぱり何といってもGMOとくとくBBは速度にかなりのこだわりを持っているという点が一番お勧めできるポイントかなと思います。
- 地域ごとの実測値(実際の速度)を公開しているのは全プロバイダーの中でGMOとくとくBBだけ
- 実測値が100Mbpsに満たない場合は毎月ポイントバックあり(速度保証)
- IPv6プラスに対応し高性能の高速無線ルーターを無料で利用できる
「プロバイダーはビッグローブじゃなくてもいい」という方は、GMOとくとくBBを検討してみることをお勧めします。
- ドコモ携帯電話料金の割引あり!
- au携帯電話料金の割引あり!(全国エリア対応)
- au携帯電話料金の割引あり!(西日本エリア限定)
- ソフトバンク携帯電話料金の割引あり!
- 光回線が使えない方向け!