
何かと話題のソフトバンクエアーですが、「置くだけ簡単」「工事不要」などのキャッチフレーズで契約数を順調に伸ばしているようです。
ただ、このサービス、利用する方の環境によっては、実はメリットが全くない場合も多くあります。
この記事では、「持ち家で光回線が利用できるのにソフトバンクエアーを使うのはお得なのかどうか」という点に焦点をあてて、解説していきたいと思います。

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目次
ソフトバンクエアーは光回線より速度が遅いにも関わらず、料金はほぼ変わらない。逆に高くなる場合も
「光回線の料金が高い」という話をされる方は多いですが、ソフトバンクエアーもそれは同様です。
キャンペーンで一定期間は安く利用できますが、それ以降は、はっきり言って、ソフトバンクエアーのスペックを考えると、かなり料金が高いと言わざるを得ません。
ソフトバンクエアーの料金やスペックに関しては下記の通り。
サービス名 | ソフトバンクエアー |
---|---|
速度 | ごく一部の5Gエリアのみ最大2.1Gbps それ以外の4Gエリアは最大838Mbps |
提供地域 | 全国(ソフトバンクの携帯電波が入るところでああればどこでも) |
基本的な料金 | (機器代金分割払い)5,368円 (機器代金レンタル時)5,907円 |
初期費用(新規) | 契約事務手数料3,300円 |
ソフトバンクエアーの月額料金は、機器を分割払いで利用する場合で月額5,368円です。(レンタルの場合は5,907円)
光回線の場合は、平均すると戸建てが月5,000円~5,500円・マンションタイプが月4,000円~4,500円ですから、戸建ての場合は光回線と同額・マンションの場合は光回線のほうが安く利用できる料金になっています。
料金は上記の通りですが、ソフトバンクエアーには、光回線と比べた場合に下記のようなデメリットがあります。
- 速度が光回線よりも遅い。ソフトバンクエアーはほとんどのエリアで最大838Mbps、光回線は最大1Gbpsが基本(ただし、集合住宅でVDSL方式などの一部の建物を除く)
- 短期解約になってしまった場合、ソフトバンクエアーの解約金のほうがはるかに高くなる場合が多い
“持ち家でインターネットを長く使う方”という方の場合、光回線が利用できるのにソフトバンクエアーを利用してしまうと、わざわざ速度が遅いサービスをより高い月額料金を払って利用するということになりかねません。
ソフトバンクエアーは、光回線の工事ができない場合や引越しが多い方だけにお勧めできるサービス
ソフトバンクエアーに関しては、速度が光回線より遅い割に、料金は光回線と大して変わらない料金体系(逆に高くなることも多い)となっています。
その為、ソフトバンクエアーは同じ住所で長くインターネットを利用するという方には、全くお勧めできません。
ソフトバンクエアーは下記のような方にお勧めの商品であって、誰にでもメリットがある商品ではないのでご注意ください。
- 引越しが多い方
~ソフトバンクエアーは光回線のように工事が必要ありません。引越し先に機器を持ち運べば工事等は不要で利用することが出来るのため、引越しが多い方にお勧めです。
※ただし、ソフトバンクエアーも光回線と同様、登録した1つの住所(自宅)以外では利用できません。
- 光回線の工事ができない方
~何らかの事情で光回線の工事ができない場合も多くあります。その時に利用できるインターネットサービスはかなり限られてきます。

特に持ち家で引越しもない方の場合、光回線ではなくソフトバンクエアーにしてしまうと、わざわざ速度が遅いサービスに高い料金を支払うことになってしまいます。
ソフトバンクエアーの設定が「置くだけ簡単!」という部分は、長期利用する方にとっては、ほとんどメリットではない

ソフトバンクエアーに関しては、設定が「置くだけで簡単にWi-Fiが利用できる!」と大々的に謳っていますが、例えば持ち家にお住まいの方のように、同じ場所で長期的にインターネットを利用する方にとっては、大したメリットではありません。
というのも、インターネットの設定は、基本的に一度すれば後はする必要がないからです。
光回線で、ソフトバンクエアーの状態(Wi-Fiを飛ばす状態)まで設定する時間は、20分程度もあれば終わります。
持ち家でインターネットを長く利用するという場合、ソフトバンクエアーで節約できるこのたった20分の設定の為に、わざわざ光回線よりも速度が遅くて料金が高いサービスを使うということになりかねません。

持ち家でソフトバンクエアーにして「速度が遅い」と感じても、その時にはもうどうにもならない
持ち家で光回線が利用できるのに、わざわざ光回線よりも速度が遅く料金も高いソフトバンクエアーを契約してしまって、使い始めてから「速度が遅い」と感じてもどうにもなりません。
持ち家ということは、長期利用を見越して機器を分割払いで利用する方が多いと思いますので、短期解約すれば違約金の10,450円以外に、最大で59,400円の機種代金を請求されます。
利用を始めてすぐに、「速度が遅いからやっぱり光回線にしたい!」と考えても、解約金でトータル6万円以上の金額を請求されます。
「速度が遅い」と感じても高額の解約金を支払うことに抵抗がある場合は、そのまま使い続けたほうがいいでしょう。
光回線と同じく、「登録した1つの住所(自宅)」でしか使えないのに、なぜここまで高額の解約金になるように設定しているのかは謎です。
契約したら簡単にはやめられないという、典型的な携帯電話会社の契約例ですね。
持ち家で光回線が利用できるなら、ソフトバンクエアーは絶対にお勧めしない
ここまでいろいろと説明してきましたが、結論として、持ち家で光回線が利用できるのにソフトバンクエアーを利用するということは、全くお勧めできません。
持ち家で光回線を利用できるなら、インターネット速度・月額料金・違約金など、どんな点をとっても光回線のほうが勝ります。
同じ場所でインターネットを長期利用する計画の方は、光回線を導入しておくことをお勧めします。
ソフトバンクエアーがお勧めの方は、あくまでも、光回線の工事が出来ない方や頻繁に引越しをする方などです。
持ち家で長くインターネットを使う場合には、どこからどう考えても光回線にしたほうがいいと思います。

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