
携帯電話の大手3社だと、ドコモやauユーザーは比較的長期利用が多いものの、ソフトバンクユーザーに関しては、いったんドコモやauからソフトバンクにMNPしたとしても、将来的にはドコモやauに戻しているという方も多いようです。
ただ、その時に、携帯電話だけではなく自宅の光回線もソフトバンク光にしている方は、光回線も切り替えないと大きな金額を損してしまうことになりかねません。
特にauに関しては、auスマートバリューといって、auの携帯電話と特定の光回線(auひかりやビッグローブ光)を組み合わせることで大きな割引が発生します。
光回線の乗換えは「手続きが大変」というイメージを持っている方も多いと思いますが、実際はそうでもありません。
この記事では、ソフトバンク光からauひかりに乗り換える場合の事前の確認事項や注意点、またはスムーズに手続きを行う為の手順などを詳しく解説していきます。

目次
ソフトバンク光からauひかりに乗換える2つのメリット
ここから、ソフトバンク光からauひかりに乗換えるメリットについて説明していきますが、その前に、ソフトバンク光とauひかりの月額料金の違いについて、簡単に説明していきます。
ソフトバンク光とauひかりの月額料金の違いを記載したのが下記の表です。
料金 | ソフトバンク光 | auひかり |
---|---|---|
戸建て | 5,720円 (光電話ありなら+550円) | 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目~:5,390円 (光電話ありなら+550円) |
マンション | 4,180円 (光電話ありなら+550円) | 4,000円~4,500円 (光電話ありなら+550円) |
無料で使えるオプションサービス | なし | ●無線ルーターが無料 (auスマートバリューを適用した場合) |
備考 | ・auひかりの戸建ての料金は、ずっとギガ得プラン3年契約の3年目以降の料金です。 ・auひかりのマンションの料金は、建物により若干変動します。 |
戸建て・集合住宅で料金は異なりますが、そこまで大きな差はありません。
ただ、ソフトバンク光からauひかりへの乗り換えは、このインターネットや光電話の月額料金という部分以外で、大きなメリットが2つあります。
ここから、料金面およびインターネット速度の部分でのメリットについて、それぞれ詳しく説明していきます。
メリット① auスマートバリューで携帯料金が安くなる

携帯電話をauに変更した方は、光回線もauひかりにすることで、auスマートバリューという携帯電話の料金割引を適用させることが出来ます。
auスマートバリューは、毎月auの携帯電話料金が割引されるサービスで、1台あたり平均1,100円×家族で利用している台数分の割引が発生します。
auスマートバリューの割引額 | 月あたりの割引額 |
---|---|
下記は1台あたりの割引額。家族も含め最大10台まで割引を適用可能。 | |
ピタットプラン 5G ピタットプラン 4G LTE(新auピタットプランN) ~受付終了プラン~ 新auピタットプラン | 1GBまで ⇒割引対象外 1GB超~7GBまで ⇒永年550年割引 |
データMAX 5G ALL STARパック データMAX 5G テレビパック データMAX 5G Netflixパック(P) データMAX 5G Netflixパック データMAX 5G with Amazonプライム データMAX 5G データMAX 4G LTE テレビパック データMAX 4G LTE Netflixパック データMAX 4G LTE ~受付終了プラン~ auデータMAXプラン Netflixパック auデータMAXプランPro auフラットプラン25 NetflixパックN auフラットプラン20N auフラットプラン7プラスN auデータMAXプラン auフラットプラン30 auフラットプラン25 Netflixパック auフラットプラン20 auフラットプラン7プラス auフラットプラン5(学割専用) | 永年1,100円割引 |
ピタットプラン 5G(s) ピタットプラン 4G LTE(s) | 2GB超~20GBまで ⇒永年550円割引 |
~受付終了プラン~ auピタットプランN(s) auピタットプラン auピタットプラン(s) | 2GBまで ⇒永年550円割引 2GB超~20GBまで ⇒永年1,100円割引 |
~受付終了プラン~ データ定額1 | 永年1,027円割引 |
~受付終了プラン~ データ定額2/3 データ定額3cp ジュニアスマートフォンプラン シニアプラン LTEフラットcp | 永年1,027円割引 |
~受付終了プラン~ U18データ定額20 | 永年1,551円割引 |
~受付終了プラン~ データ定額5/8/20 データ定額5cp LTEフラット ISフラット プランF(IS)シンプル | 2年間1,551円割引 3年目以降1,027円割引 |
~受付終了プラン データ定額10/13/30 | 2年間2,200円割引 3年目以降1,027円割引 |
~受付終了プラン データ定額1(ケータイ) | 2年間1,027円割引 3年目以降500円割引 |
~受付終了プラン データ定額2/3(ケータイ) | 永年1,027円割引 |
~受付終了プラン データ定額5/8(ケータイ) | 2年間1,551円割引 3年目以降1,027円割引 |
~受付終了プラン データ定額10/13(ケータイ) | 2年間2,200円割引 3年目以降1,027円割引 |
カケホ(3Gケータイ・データ付) | 永年1,027円割引 |
タブレットプラン20 ~受付終了プラン LTEダブル定額 for Tab/Tab(i)(「ゼロスタート定額」) | 永年1,100円割引 |
~受付終了プラン LTEフラット for DATA(m) LTEフラット for Tab/Tab(i)/Tab(L) | 2年間1,551円割引 3年目以降1,027円割引 |
割引額は、どのデータ通信量のプランで契約しているかにより異なりますが、家族で利用している携帯電話も含めて最大10台まで割引される為、毎月の割引額が4,000円以上になるという方も多くいます。
仮に、家族でソフトバンクの携帯を利用×ソフトバンク光を利用していた方が、携帯電話だけソフトバンクからauに切り替えて自宅の光回線を変更しなかった場合、この割引をムダにしまっていることになります。
もし、1ヵ月で4千円の割引が発生する家族であれば、1年間で4万8千の割引です。
携帯電話をソフトバンクからauに変えた場合には、出来るだけ早めにauひかりに乗換えておくことをお勧めします。

もし、auスマートバリューで毎月4,000円の割引が発生しているなら、実質インターネットをほとんど無料で使えるのと同じです!
メリット② インターネットが今より速くなる可能性がある
ソフトバンク光は、光コラボレーションサービスと言って、NTT東日本・NTT西日本の光回線の設備を借り受けて提供しているサービスです。
つまり、光回線のインターネットの最大速度や仕組みは、まるっきりNTT東西が提供しているフレッツ光と同じということです。
それに対して、auひかりは、KDDIが独自の設備を構築して提供しているサービスです。
- ソフトバンク光=NTT東日本・西日本の設備を利用
- auひかり=KDDIが独自に構築している設備を利用
auひかりには、最大1Gbpsを超える速度プラン(最大5Gbps・10Gbps)もありますが、最も多くの方が利用しているのは最大1Gbpsのプランで、 ソフトバンク光の最大速度と同じです。
「同じ最大速度なら、インターネットの速さも変わらないんじゃないの?」
そう感じる方も多くいらっしゃると思います。
でも、実際には、ソフトバンク光とauひかりではインターネットの速度に大きな違いがあります。
実際に下記のサイトで、ソフトバンク光とauひかりを利用している方の速度計測結果を見ることができますが、auひかりのほうが圧倒的に実測値は上です。
それに、ツイッターやインターネットの口コミを見ても、ソフトバンク光は「ネットが速い」という声もあるのに対し、「ネットが遅い」という口コミも同じぐらい見られます。
それに対して、auひかりの口コミは、「ネットが速い」という口コミが大部分を占めています。
このように、同じ最大速度なのに、ネットの速度が違うのには理由があります。
これは以前から言われていることですが、NTT東日本・西日本の光回線の設備は、ユーザー数が多くなりすぎて、そこまで高速のインターネット速度は出ないと言われています。
そして、そのNTT東日本・西日本の設備を利用している光コラボレーションサービス(ソフトバンク光やドコモ光)もその影響を受けていると。
auひかりが安定して高速のインターネットを使うことができるのは、NTT東日本・西日本の光回線の設備のように、設備の面でパンクしておらず、余裕のある設備構築をしているからではないかと言われています。
インターネットの速度は環境によって変わってくるため一概には言えませんが、ソフトバンク光からauひかりへの乗り換えで、インターネット速度が大幅に改善する可能性は大いにあります。
【参考】一部エリアの方は最大1Gbpsと同じ料金で最大5Gbpsのプランを利用できる

先ほど少し触れましたが、auひかりには、最大1Gbpsのプラン以外に最大5Gbpsと10Gbpsのプランもあります。
最大5Gbpsと10Gbpsのプランは、最大1Gbpsのプランがかなり広いエリアで利用できるのとは違い、まだ一部のエリアでしか提供されていません。
auひかり | 最大1Gbps | 最大5Gbps・10Gbps |
---|---|---|
戸建て | 下記以外の都道府県で提供 (大阪府、京都府、和歌山県、奈良県、滋賀県、兵庫県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県) | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の一部地域でのみ提供 |
マンション | 全国提供 ※ただしauひかりのマンション設備が入っている場合に限定 | 未対応 ※マンションタイプで最大5Gbps・10Gbpsはまだ対応していません |
提供エリア判定は下記のauひかり公式サイトから実施することが出来ます。
auひかり公式 提供エリア判定
そして、何より特筆すべきなのは、最大5Gbpsと10Gbpsを利用できるエリアにお住まいの方は、最大1Gbpsと全く同じ料金で最大5Gbpsのプランを利用できるということです。
戸建て | 最大1Gbps | 最大5Gbps |
---|---|---|
1年目 | 5,610円 (光電話込みで6,160円) | 5,610円 (光電話込みで6,160円) |
2年目 | 5,500円 (光電話込みで6,050円) | 5,500円 (光電話込みで6,050円) |
3年目 | 5,390円 (光電話込みで5,940円) | 5,390円 (光電話込みで5,940円) |
4年目以降 | 5,390円 (光電話込みで5,940円) | 5,390円 (光電話込みで5,940円) |
備考 | ●最大5Gbpsのプランは『超高速スタートプログラム』というキャンペーンで割引が入るため、1Gbpsと同じ料金で利用することが出来ます。 ●4年目以降、同じ料金で利用できるのはauスマートバリューを適用している方限定になります。 |
上記の通り、最大速度が1Gbpsから5Gbpsに上がるにも関わらず、料金は全く変わりません。
この地域にお住まいの方で、提供エリア判定で5Gbpsが『提供可能』という結果が出た方に関しては、最大5Gbpsのプランで申込みをすることを強くお勧めします。
最大1Gbpsのプランでも申込みは出来てしまいますが、料金が変わらないなら最大5Gbpsのプランにしておかないともったいないですよ。
ソフトバンク光からauひかりに乗換えるデメリット
auひかりからソフトバンク光への乗り換えには、デメリットも存在します。
それが、ソフトバンクの携帯電話料金割引である『おうち割 光セット』が適用されなくなるということです。

ソフトバンクユーザーがソフトバンク光を使った時に発生する携帯電話料金割引のこと。
割引額はプランにより異なりますが、携帯電話1台あたり下記の料金が毎月割引されます。
ソフトバンクおうち割 光セットの割引額(月) | |
---|---|
下記は1台あたりの割引額。家族も含め最大10台までそれぞれ適用可能。 (ソフトバンク光・NURO光・ソフトバンクエアーのいずれかを利用している方が対象です) |
|
データプランメリハリ/データプランミニフィット データプラン50GB+/データプランミニ | 永年1,100円割引 |
データ定額 50GBプラス/ミニモンスター | 永年1,100円割引 |
データ定額 50GB/20GB/5GB | 永年1,100円割引 |
データ定額(おてがるプラン専用)/データ定額ミニ 2GB/1GB データ定額(3Gケータイ) | 永年550円割引 |
パケットし放題フラット for 4G LTE パケットし放題フラット for 4G LTEデータし放題フラット 4Gデータし放題フラット+ | 永年1,100円割引 |
パケットし放題フラット for シンプルスマホ (iPad 専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE (タブレット専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G | 永年550円割引 |
当たり前と言えば当たり前ですが、ソフトバンク光からauひかりに乗り換えると、新たにauの携帯電話料金の割引が始まるものの、ソフトバンクの携帯電話料金の割引はなくなるということです。
このデメリットは、
- 家族全員がauの携帯電話を利用しているという方
- 家族のほとんどがauの携帯電話を利用しているという方
ただ、中には、家族で利用している携帯電話会社が、下記のような構成になっている場合もあると思います。
- ソフトバンクの携帯台数とauの携帯台数が同じ場合
~例:家族で4台携帯を利用。内ソフトバンクが2台・auが2台
- auの携帯台数よりもソフトバンクの携帯台数のほうが多い場合
~例:家族で4台携帯を利用。内ソフトバンクが3台・auが1台
上記のような構成になっている場合、 ソフトバンク光からauひかりに乗り換える料金的メリットはほとんどありません。
ソフトバンク光とauひかりでは、インターネットや光電話の料金にほとんど差はありません。
『auスマートバリュー』と『おうち割 光セット』の1台あたりの携帯電話料金の割引額もほとんど同じです。
そうなると、『家族全体でいくら携帯電話料金が割引されるのか』という点の違いだけになってきますが、ソフトバンクとauの携帯電話の台数が同じという場合は、割引額もほとんど同じ金額になります。
この場合は、どちらの携帯電話会社から割引がされるのかの違いだけでトータルの割引額はほとんど変わりません。
また、auの携帯電話よりソフトバンクの携帯電話を多く使っているという場合は、逆に割引額が減って、毎月の料金が高くなってしまいます。
家族で、auの携帯電話とソフトバンクの携帯電話を混在して使っているという方は、乗り換える前に、トータルでいくら安くなるのかという点を検討してから乗り換えることをお勧めします。
ソフトバンク光からauひかりに乗換える前に事前に確認しておくべき3つのポイント
ソフトバンク光からauひかりに乗換えるにあたっては、事前に確認しておきたいポイントが3つあります。
- 工事の有無
- プロバイダー変更の有無
- 光電話の番号の変更の有無
ここから、これらのポイントについて、詳しく説明をしていきます。
ポイント① ソフトバンク光からauひかりは派遣工事が必要
ソフトバンク光から、ドコモ光やビッグローブ光・ソネット光などの光コラボレーションサービスには、『事業者変更』といって、工事不要で乗り換えることができます。
これは、光コラボレーションサービス全てが、同じNTT東日本・西日本の光回線の設備を使っているからです。
ソフトバンク光⇒ドコモ光のように、サービスを切り替えても、そもそもの光回線の設備が変わらないのであれば、工事する必要がありませんからね。
これと混在して、「 ソフトバンク光からauひかりへも工事不要で乗り換え可能」と勘違いしてしまいそうですが、ソフトバンク光からauひかりへの乗換えは、工事が必ず発生します。
そもそも、ソフトバンク光はNTTの設備を利用して提供されているサービスです。
それに対して、auひかりはKDDIの設備を利用して提供されているサービスです。
ソフトバンク光からauひかりへ乗り換える場合、設備自体が『NTT⇒KDDI』に変更になります。
設備そのものが変更になる為、基本的に工事の立ち会いが不要な無派遣工事で開通することも出来ません。
立ち会いが必要な派遣工事での開通になります。

むしろ、費用がかかるどころか、かなり大きな金額がキャッシュバック等でお得になります!
ポイント② 乗換えでプロバイダーは変わる
ソフトバンク光はプロバイダーが『Yahoo!BB』と決まっていましたが、auひかりでは下記の8つのプロバイダーから利用するプロバイダーを選択することが出来ます。
GMOとくとくBB・So-net・BIGLOBE・@nifty・TCOM・AsahiNet・DTI・au one netの8つ。
どのプロバイダーを選んでも基本料金は変わりません。
【サービスの違い】
※スマホの場合、横にスクロールして見ることが出来ます。
So-net | BIGLOBE | @nifty | GMOとくとくBB | @TCOM | AsahiNet | DTI | au one net | |
無料アドレス数 | 最大4アドレス | 最大5アドレス | 1アドレス | 最大15アドレス | 1アドレス | 最大6アドレス | 1アドレス | 最大5アドレス |
メールボックスの容量 | 無制限 | 5GBまで無料 | 5GBまで無料 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 5GBまで無料 | 5GBまで無料 |
ホームぺージの容量 | 10MBまで無料 | 100MBまで無料 | 4GBで660円/月 | ― | 20MBまで無料 | 100MBまで無料 | 100MBまで無料 | ー |
総合セキュリティサービス | 550円/月 | 418円/月 | 550円/月 | 550円/月 | 539円/月 | 550円/月 | 提供なし | 330円/月 |
リモートサポート | 330円/月 | 522円/月 | 550円/月 | ー | 550円/月 | ― | 無料 | 500円/月 |
出張サポート | 無料 | 無料 | 有料 | 2,200円~ | 有料 | 有料 | 有料 | 有料 |
キャッシュバックやキャンペーン | 大きい | 大きい | 大きい | 大きい | なし | なし | 少しだけ | 少しだけ |
【料金の支払い方法の違い】
※スマホの場合、横にスクロールして見ることが出来ます。
So-net | BIGLOBE | @nifty | GMOとくとくBB | @TCOM | AsahiNet | DTI | au one net | |
口座振替え | 〇 | 〇 | 〇 | × | × | × | × | 〇 |
クレジットカード | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
窓口払い | × | × | × | × | × | × | × | 440円の手数料が必要 |
KDDIまとめて請求 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
※注意=口座振替えの場合は、毎月220円の振替え手数料が必要になります。
auひかりで、プロバイダーの『Yahoo!BB』を継続することは出来ません。
ソフトバンク光⇒auひかりへ乗り換える場合、利用するプロバイダーも必ず変更になります。
プロバイダーが変わる場合に気になるのが、メールアドレスがどうなるのかという点ですが、【@yahoo.co.jp】というメールアドレスであれば、ソフトバンク光を解約した後も無料で継続利用することが出来ます。
ただし、【@ybb.ne.jp】というメールアドレスはauひかりへの乗換えで利用できなくなりますので、この場合は新しいプロバイダーのメールアドレスへの移行が必要になります。
auひかりでは8つのプロバイダーを選ぶことが出来ますが、どのプロバイダーを選んでも月額料金は変わりません。
特に人気があるのがBIGLOBE、So-net・@niftyですが、特にプロバイダーに希望がない方は、この3つのプロバイダーの中から利用するプロバイダーを選んでおくのが無難です。
【プロバイダーによる違いは確認する方はこちら】
auひかり公式サイト プロバイダーに関して
ポイント② 光電話の番号は変わる場合と変わらない場合がある
ソフトバンク光からauひかりへの乗換えで、光電話の番号は変わる場合と変わらない場合とがあります。
基本的には変わることが多い(変える方が多い)ですが、ある条件を満たしている場合のみ、一定の手続きを取ることで、番号を変えずに乗り換えることも可能です。
この条件を満たしている場合には、下記の手続きを取ることで番号を変えずにソフトバンク光からauひかりの光電話へ移行させることが出来ます。
- ソフトバンク光の光電話からアナログ電話に番号ポータビリティ(NTT東日本か西日本に申込み)
- アナログ電話に番号ポータビリティが終わったら、今度はアナログ電話からauひかりの光電話に番号ポータビリティを申請する(ソフトバンクに申込み)
なぜこういう条件や手続きが必要になるのかという点を簡単に説明すると、まず設備が異なる光回線の間では、光電話の番号を直接番号ポータビリティをすることが出来ない仕組みになっています。
ただし、『光電話⇔アナログ電話』の間なら番号ポータビリティをすることが出来ます。
要するに、
- 『ソフトバンク光電話⇒auひかり電話』へ直接番号ポータビリティは出来ない
- 『ソフトバンク光電話⇒アナログ電話⇒auひかり電話』と、間にアナログ電話をはさめば番号移行ができる
という仕組みです。
これが出来るのは先ほど説明した通り、あくまでも『もともとアナログ電話で利用していた番号を光電話でも継続している方』のみで、光電話で新しく電話番号を取得した方はこの手続きを取ることが出来ません。
光電話で新しく電話番号を取得した方は、光電話でしか利用できない専用の番号帯になっている為、そもそもアナログ電話に番号ポータビリティをすることすら出来ません。
また、先ほど説明した通り、光電話⇒光電話の間で直接番号を移せないことから、必ず光回線の乗換えに伴って番号は変更になります。
【補足】BBフォンの050番号は継続できない
ソフトバンク光を利用している方の中には、通常の固定電話の番号以外に050番号を利用している方もいらっしゃると思います。
これはソフトバンク光のプロバイダーであるYahoo!BBが提供している『BBフォン』というサービスです。
ソフトバンク光からauひかりへの乗換えでプロバイダーが変更になるため、この050番号は利用できなくなります。
ただ、法人さんならまだしも、個人の方で050番号が必須という方はあまりいらっしゃらないと思いますので、この点は利用できなくなっても特に問題はないのではないかなと思います。
ソフトバンク光からauひかり乗換えにかかる全費用
ソフトバンク光からauひかりへ乗り換える場合、下記の2つを合わせた費用が発生します。
- ソフトバンク光の解約に関する費用
- auひかりの開通に関する費用
どちらも発生すると聞くと、「大きな出費が発生する」というイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、ソフトバンク光からauひかりへの乗換えの場合、実際は出費どころかむしろキャッシュバック等でプラスになることのほうが圧倒的に多いです。
より詳しく説明していくと、まずはソフトバンク光の解約に関する費用には下記が必要になってきます。
- 【実質無料】違約金:10,450円⇒auひかりから全額キャッシュバックあり
~ソフトバンク光で2年の定期契約にしていた場合、契約満了月の当月・翌月・翌々月以外の解約で違約金が発生します。この3カ月の間に解約をした場合は違約金は発生しません。
~他社光回線からauひかりに乗り換える場合、『auひかりスタートサポート』といって他社光回線の違約金をauひかりが全額負担(後ほどキャッシュバック)してくれるキャンペーンを行っています。
- 工事費分割払いの残債
~ソフトバンク光を開通させた時に派遣工事でなおかつ工事費(26,400円)を分割払いにしている方の場合には、工事費の残債が発生する場合があります。
無派遣工事で開通させた方や工事費の分割払いが終わっている方の場合には必要ありません。
ソフトバンク光の違約金(10,450円)に関しては、auひかり公式キャンペーンで後ほど全額キャッシュバックされる為、特に心配する必要はありません。
工事費の分割払いが終わっていない方はその残債を支払う必要がありますが、auひかりを代理店から申込むとその支払い額よりもはるかに大きなキャッシュバックを受け取ることが出来る為、その点も特に心配はいりません。
次にauひかりの開通に関する費用です。
- 登録料:3,300円
- 【実質無料】工事費:戸建て41,250円・マンション33,000円⇒auひかり公式キャンペーンで無料
~工事費は戸建ての場合、初回644.6円+34回628.1円の計35ヵ月払いになりますが、全く同じ金額が月額料金から割り引きされる為、実質無料になります。
~マンションの場合の工事費は、毎月1,375円×24ヵ月払いになりますが、こちらも戸建てと同様に全く同じ金額が月額料金から割引される為、実質無料です。
auひかりの開通に関する費用に関しては、キャンペーンで工事費が実質無料になる為、登録料の3,300円しかかかりません。
その為、auひかりの開通に関する費用に関しても全く心配をする必要はありません。
それに加えて、auひかりを特定の代理店から申込むと代理店独自のキャッシュバックを受け取ることが出来ます。
代理店のキャッシュバックは時期によって若干金額が変わってきますが、1年を通して平均すると大体5万円近いキャッシュバックを行っています。
これはあくまでも、特定の代理店から申込んだ場合に受け取れるキャッシュバックであって、auひかりをauひかり公式サイトやauショップから申込んでしまうと1万円程度のキャッシュバックしか受け取ることが出来ませんので、ご注意ください。
ここまで、ソフトバンク光の解約に関する費用・auひかりの開通に関する費用・代理店キャッシュバックと説明してきましたが、全てをまとめたのが下記の表です。
ソフトバンク光の解約にかかる費用 | auひかりの開通にかかる費用 | |
---|---|---|
かかる費用 | ●工事費分割払いの残債 | ●登録料3,300円 |
代理店からもらえるキャッシュバック | 平均で5万円 |
ソフトバンク光の違約金とauひかりの工事費用はキャンペーンで無料になる為、必要ありません。
あとは、auひかりの登録料3,300円とソフトバンク光の工事費の残債(26,400円の工事費の内まだ分割払いが終わっていない分)が発生しますが、代理店から申込むことでそれ以上の金額がお得になる計算です。
ソフトバンク光で工事費の残債がない場合は、契約事務手数料3,300円が発生するだけで、あとはまるまるキャッシュバック分がお得になる感じですね。
下記に、auひかりの代理店で昔から有名な優良代理店の情報を記載していますので、キャッシュバックに関してはそちらの代理店ホームぺージにてご確認ください。
【auひかり優良代理店NNコミュニケーションズのホームぺージはこちらから】
【公式キャンペーン】
- 工事費無料!(実質0円)
- 高速無線ルーターレンタルが永年無料!(auスマートバリュー適用の方)
- 他社から乗換えで違約金5万5千円還元!
【代理店キャンペーン(公式に上乗せ)】
- キャッシュバック最大6万6千円!振込みは最短翌月末!
ソフトバンク光からauひかりにスムーズに乗り換える手続き方法
ソフトバンク光からauひかりへ乗り換える手続きの流れは、光電話の番号を継続する場合としない場合とで異なってきます。
まずは、光電話の番号を継続しない場合の手続きの流れです。
- まず先にauひかりを申込んで開通工事日を決める
~申込みは高額キャッシュバックを行っている代理店からの申込みがお勧めです。
~代理店はこちら⇒【auひかりキャンペーン】
- 次にソフトバンク光の解約を申込んで、auひかりの開通工事日より後の日程で解約工事日を決める
【開通までの納期】平均で3週間~4週間程度
ポイントとしては、必ず先にauひかりの開通工事日を決めてしまって、ソフトバンク光の解約工事日をauひかりの開通工事日より後ろの日程で決めるということ。
解約工事日を開通工事日よりも後ろの日程にしておけば、例えばauひかりの開通工事日に何らかのトラブルで開通できなかったという場合でも、ソフトバンクに連絡して解約工事日を先延ばしにするといった対応を取ることが出来ます。
他のサイトだと開通と解約の工事日を同日に設定すると案内しているサイトも多いですが、ソフトバンク光(NTT東日本・西日本の光回線の設備を利用)とauひかり(KDDIの光回線の設備を利用)では利用している設備が違う為、同日に設定するのはお勧めできません。
ソフトバンク光からドコモ光やフレッツ光への乗換えのように、同じNTTの設備を再利用するだけの乗換えであれば、開通と解約工事の日程を同日にしてもまず間違いなく開通しますが、乗換えに伴って設備が変わる場合には、100%工事日当日に開通できるとは限りません。
その為、万が一工事日に開通できなかった場合のリスクも踏まえて、同日に開通と解約工事日を設定するのはではなく、解約工事日を少し後ろにしておくことをお勧めします。
次に、光電話の番号を継続する場合の手順です。
- まず先にNTT東日本もしくはNTT西日本に連絡して『ソフトバンク光電話⇒アナログ電話へ番号ポータビリティ』を申込み
- 『アナログ電話への番号ポータビリティ』が完了したら、auひかりを申込んで(光電話へ番号ポータビリティを同時に申請)開通工事日を決定
~申込みは高額キャッシュバックを行っている代理店からの申込みがお勧めです。
~代理店はこちら⇒【auひかりキャンペーン】
- ソフトバンク光の解約申込みをして、ソフトバンク光の開通工事日より後の日程で解約工事日を決める
【開通までの納期】平均で4週間~5週間程度
基本的にauひかりを申込み⇒ソフトバンク光を解約申込みという流れは番号を継続しない場合と変わりませんが、固定電話の番号を継続する場合は、その前にNTT東日本or西日本にアナログ電話への番号ポータビリティの申請をする必要があります。
この手続きで余分に期間がかかる為、開通までの納期も少し長くなります。
光電話の番号を継続する場合は、手続きの順番を間違えてしまうと、番号を継続できないといったトラブルに見舞われる可能性があるので、手続きの流れ・手順だけは十分に注意するようにして下さい。

この手続きを忘れてしまうと、携帯電話料金の割引が発生しない状態が続いてしまうのでご注意下さい!
【注意】auひかりのキャッシュバックは一部の優良代理店のみお勧め
auひかりは、auひかり公式サイトやKDDIショップでも申込むことができますが、それらのところからauひかりを申込んでしまうと1万円前後のキャッシュバックしか受け取ることが出来ません。
auひかりで、もっとも高額なキャッシュバックを行っているのがWEB代理店です。
WEB代理店と一言でいっても様々な代理店がありますが、お勧めなのがキャッシュバック還元率100%を誇る優良代理店です。
- キャッシュバック申請手続きが不要。WEBフォームから申込後の折り返しの電話で振込先の口座番号を聞かれるので口頭で答えるのみ
- キャッシュバックの振込みが開通から1ヵ月後~2ヵ月後と早い
優良代理店は確実にキャッシュバックを振りこんでくれるのに対して、あえて「キャッシュバックを受け取らせないようにしている」悪質な代理店も存在しています。
- 特定期間中にキャッシュバックの申請手続きが必要。申請を忘れるとキャッシュバックはもらえなくなる
- キャッシュバックを申請できる時期が開通から3ヵ月~1年後などと遅く、またその申請月の1日~末日までと申請期間が決まっている
優良代理店がキャッシュバック還元率100%(全員が受け取っている)なのに対して、こういった悪質代理店の還元率は40%~50%だと言われています。
その為、auひかりを申込むなら、“確実”に“高額”のキャッシュバックを受け取れる優良代理店からの申込みがお勧めです。
auひかりの優良代理店で一番有名なのが、株式会社NNコミュニケーションズという代理店です。
株式会社NNコミュニケーションズは5万円近いキャッシュバックを、手続き不要で確実に振りこんでくれることから、昔から評判の良い代理店です。
【補足】auひかりが提供エリア外だった場合にお勧めの光回線
ソフトバンク光からauひかりに乗り換えようと思っても、「auひかりが提供エリア外で乗り換えられなかった」という場合もあると思います。
auひかりは、かなり広い提供エリア・建物で使うことが出来ますが、KDDI独自の設備を使っているため、NTTの設備を使った光コラボレーションサービスと比べると利用できる地域や建物は少し狭くなります。
もし、auひかりが提供エリア外だった場合には、auひかりと同じくauスマートバリューを適用できる下記の2つの光回線がお勧めです。
どちらも光コラボレーションサービスで、NTTの設備を利用しているため、auひかりが提供不可でも使える可能性が極めて高い光回線です。
料金もauひかりとほとんど変わりません。
ビッグローブ光 | ソネット光プラス | |
---|---|---|
auスマートバリュー | ||
戸建て | 5,478円 | 6,138円 |
集合住宅 | 4,378円 | 4,928円 |
無料で使えるサービス | なし | ●無線ルーター ●セキュリティソフト(7台版) |
キャンペーン | ●5万円~6万円前後のキャッシュバックあり | ●5万円~6万円前後のキャッシュバックあり |
よく、「auひかりが提供エリア外だから代替え手段としてauスマートポートにした」という方がいますが、そもそもauスマートポートは速度が遅い+通信量制限が厳しすぎて、光回線の代替えにはなりません。
auひかりが何らかの理由で提供不可だった場合には、上記2つの光回線のどちらかにしておくのが、一番お勧めです。
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