
光回線でWi-Fiを使う場合、利用している機器や環境によっては「Wi-Fiが遅い」と感じることがあります。
その場合の確認事項や対応方法を解説していきます。

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目次
Wi-Fiの環境を変える前に、まずはパソコンやスマホ等の端末や無線ルーターに異常がないかをチェック
Wi-Fiの環境をあれこれと変える前に、まずはパソコンやスマホ等の端末に問題はないか無線ルーターに異常がないかをチェックしておきましょう。
これらの部分に原因があった場合、WiFiの環境を変えてもまず改善しません。
特定のパソコンやスマホだけが遅くなるのかチェック
全く同じ場所で複数のパソコンやスマホをつないだ時に、Wi-Fiが遅くなるのは特定の端末だけなのかどうかをまずチェックしましょう。
特定の端末だけ速度が遅くなるのであれば、Wi-Fi環境を変えるというよりも、それは端末の問題です。
かなり古いパソコンやスマホを利用していると無線の最新規格に対応しておらず、Wi-Fiの受信速度が低いが為にスピードが出ないことがあります。
その場合には、端末を買い替えるか、もしくはその端末をよりWi-Fiルーターから近い場所で使う等の工夫が必要です。
Wi-Fiはそれを飛ばしているWi-Fiルーターから距離が離れれば離れるほど、または障害物が多ければ多いほど減衰して速度が低下してしまいます。
加えて、Wi-Fiを受信する性能も古い端末だと低い場合があります(はやい速度でWi-Fiを受信できない)。
その為、無線を受信する性能が良くない端末は、Wi-Fiルーターから近い場所で使うことで、若干のスピードアップを見込むことが出来ます。
Wi-Fiルーターのすぐ近くでインターネットに接続してもアンテナが立たないかチェック
Wi-Fiルーターのすぐ近くで複数台の端末をつなげても遅い場合、Wi-Fiルーター自体が故障している可能性があります。
まずはWi-Fiルーターに異常がないかを確認してみましょう。確認方法は下記の通り。
- Wi-Fiルーターのすぐ近くで複数のパソコンやスマホをつなげてみる
- パソコンやスマホに表示されるWi-Fiのアンテナ数を確認
- 全ての端末で、Wi-Fiのアンテナが0(ゼロ)もしくは1本しか立っていない場合、ルーターの故障の可能性あり
Wi-Fiルーターのすぐ近くで複数のパソコンやスマホをつなげた時に、全ての機器でアンテナが0(ゼロ)もしくは1本程度しか立っていない場合は、まずはルーターを再起動してみましょう。
再起動(ルーターのコンセントを外して、少し時間が立ってからコンセントを入れなおす)すると直る場合があります。
それを行っても直らない場合はルーターの故障の可能性が非常に高い為、メーカーに連絡して修理できるかどうかを確認してみましょう。

それがイヤな方は、ルーターの買い替えも検討したほうがいいかもしれません。
Wi-Fiが遅い場合の対策① Wi-Fiルーターの親機の性能が悪い場合、最新の機器に変更する
ここからは上記を確認しても特に異常がない場合の対応方法について解説をしていきます。
古いタイプのWi-Fiルーターを利用している場合、今の新しい無線の規格が搭載されておらず、Wi-Fiを高速で遠くまで届けることができない機器が多くあります。
この場合、新しいタイプの無線のルーターに切り替えるとWi-Fiの速度が劇的にはやくなることが多いです。
今の新しいタイプのルーターには、規格が超高速の11axなどに対応しており、ビームフォーミングという『Wi-Fiを遠くまで速く届ける』機能がついているのが当たり前ですが、少し前のタイプのものにはついていません。
古いタイプのWi-Fiルーターを利用している場合は、新しいタイプのものに切り替えて速度が改善するかをまず確認しましょう。

その為、ルーターを最新のものに切り替えるだけで速度が改善することも多いです!
Wi-Fiが遅い場合の対策② 新しいルーターに変更しても遅い場合は中継器を導入
古いタイプの無線のルーターから新しい無線のルーターに変更してもWi-Fiの速度が改善しない場合、次にできる対策は中継器を導入することです。
Wi-Fiでのネット接続は、基本的に無線のルーターからパソコンやスマホ等の端末まで直接Wi-Fiを飛ばしてつなげる形になりますが、間に中継器をはさむことでそのWi-Fiの電波を増幅させることが出来ます。
特に戸建てで1階から2階までWi-Fiを飛ばす場合など、距離がある時に中継器を導入するとかなり効果が出ることが多いです。
自宅がかなり広い場合などを除いて、新しいルーターに買い替えて、かつ中継器まで導入すれば、ほとんどのケースで劇的にWi-Fiの速度は改善します。
Wi-Fiが遅い場合の対策③ それでも遅いなら最終的にLAN配線工事の検討を
新しいタイプの無線ルーターに変えて、さらに中継器を入れてもまだWi-Fiが遅い症状が改善しない場合、最終手段としてLAN配線工事の検討をお勧めします。
これ以上、機器を変えても速度の改善はまず見込めません。

LAN配線工事は、ONUから希望の場所までLANケーブルでつなぐ工事のことを言います。
このLAN配線工事は、WiFiの速度が落ちる原因を解消する為に一番効果がある方法です。
Wi-Fiで速度が落ちる原因は主に2つあります。
- 距離…Wi-Fiルーターからパソコンやスマホまでの距離が離れていればいるほど速度は落ちる
- 障害物…Wi-Fiルーターからパソコンやスマホまでの間に障害物が多ければ多いほど速度は落ちる
これはWi-Fi(無線)だから起きる現象であって、有線(LANケーブル)でつないでいる場合にはこういった現象は起きません。
例えば1階に、Wi-Fiルーターを置いていて2階のWi-Fiが遅いという場合、1階から2階に届くまでの間に、Wi-Fiの電波が距離や障害物によって弱まってしまっているのが原因です。
LAN配線工事を行い、1階から2階までLANケーブルでつなげてそこにもWi-Fiルーターを設置した場合、1階と2階それぞれからWi-Fiを飛ばすことが可能になります。
1階からWi-Fiを飛ばすよりも距離・障害物ともに大きく減少する為、速度の大幅な改善を見込むことが出来ます。(例えば2階の●という部屋とピンポイントでLAN配線工事を行うことも可能です)
これまで長く通信関連の業界で仕事してきた中で、「Wi-Fiの速度が出ない」と相談をいただいたことも多くありましたが、LAN配線工事まで行ってWi-Fiの速度が改善しなかったという話は、ほとんど聞いたことがありません。
もし、これをやってもダメなら、後は光回線の設備かプロバイダーの問題です。
LAN配線工事は、平均すると1本のLAN配線工事を行うのに1万円前後と費用はかかりますが、光回線の業者に申込めば対応してくれます。
「何をやってもWi-Fiが速くならない!」という方は、最終手段としてLAN配線工事を検討することもお勧めします。

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