ぷらら光は、NTTグループであるNTTぷららが提供しているサービスです。
ぷららはプロバイダーとしてそれなりのシェアを誇っていたことから、フレッツ光×プロバイダーをぷららで利用していた方は、 ぷらら光に乗り換えた方も多いのではないでしょうか。
ただ、 このぷらら光からドコモ光へ乗り換える方が、後を絶ちません。
というのも、ドコモの携帯を使っている方は、どう考えても圧倒的にドコモ光にした方がお得になるからです。
この記事では、ぷらら光からドコモ光への乗りかえでどうお得になるのかという点や、乗り換えに必要な費用、手続き方法などについて詳しく解説をしていきます。
目次
ぷらら光がドコモ光より優れている点は意外とある
ぷらら光からドコモ光へ乗り換える方は、以前から非常に多くいらっしゃいますが、ぷらら光はそこまで悪いサービスではありません。
ぷらら光とドコモ光と比べた時に、ぷらら光のほうが優れている点はいくつかあります。
ポイント① ぷらら光はドコモ光と比べても月額料金は安め
ぷらら光は、数ある光回線の中でも、かなり安い料金でインターネットを使えるサービスです。
ドコモ光と比べても、 ぷらら光のほうが若干安い料金でインターネットを使うことができます。
ぷらら光とドコモ光の月額料金を記したのが下記の表です。
ドコモ光 | ぷらら光 | |
---|---|---|
最大速度 | ||
戸建て | 5,720円 (光電話利用時は+550円) | 5,280円 (光電話利用時は+550円) |
集合住宅 | 4,400円 (光電話利用時は+550円) | 3,960円 (光電話利用時は+550円) |
無料で使えるサービス | ●一部プロバイダーによっては、無線ルーターが無料 | ●無線ルーターが無料 |
戸建て・集合住宅ともに、ぷらら光のほうが毎月約400円安く利用できます。
違う言い方をすると、ぷらら光からドコモ光に乗り換えると、毎月インターネットの料金が約400円高くなるということです。
ただ、インターネットの料金が毎月約400円高くなったとしても、ドコモの携帯を利用している方はドコモ光に乗り換えた方が圧倒的にお得になります。
ちなみに、ぷらら光では無線ルーターが無料で利用できるのに対して、ドコモ光は一部のプロバイダーを選択した場合のみ、自宅の無線ルーターを無料で使うことができます。
(ドコモ光では23社の中から利用するプロバイダを選択することができます)
ドコモ光で、プロバイダーとしてぷららを選択(継続)した場合は、ぷらら光と同じように無線ルーターを無料で利用可能です。
ポイント② ひかりTVの料金が永年で月660円割引される
ひかりTVを利用している方が、ぷらら光を使った場合、ひかりTVの月額料金が永年で毎月660円割引されます。(それ以外の割引は、ぷらら光以外でひかりTVを利用しても変わりません)
これは、ぷらら光を使った場合にのみ発生する独自の割引で、他の光回線でひかりTVを使ってもこの割引は発生しません。
仮に、ひかりTVを利用している方が、ぷらら光からドコモ光に乗り換えた場合、この独自の料金割引がなくなってしまう為、ひかりTVの料金は毎月660円高くなります。
「ひかりTVを利用しているから、この割引がなくなるならドコモ光に乗換えるのはやめよう」
そう思う方も中にはいらっしゃると思います。
ただ、ドコモの携帯を利用している方が、ぷらら光からドコモ光に乗り換えた場合、こんなごく小さな毎月660円といった額の割引ではなく、もっと大きな金額の割引が発生します。
なぜぷらら光からドコモ光へ乗換える方が多いのか
先ほど、ぷらら光がドコモ光よりも優れている点として、
- インターネットの月額料金がドコモ光よりも約400円安い
- ぷらら光でだけ、ひかりTVの料金が毎月660円割引される
という2点を説明しました。
ただ、ドコモの携帯を利用している方がドコモ光を使った場合、この2点をはるかに上回るほどの料金的メリットが発生します。
ドコモユーザーが、ドコモ光を利用した場合、『ドコモ光 セット割』というかなり大きな携帯電話料金の割引を毎月受けることができます。
割引額はドコモの携帯をどんなプランで利用しているかにより異なりますが、家族でドコモの携帯を利用している場合には、毎月の割引額が3,000円から4,000円を上回ることも珍しくありません。
『ドコモ光 セット割』の割引額は下記の通りです。
ドコモ光セット割の割引額 | |
---|---|
下記は1台あたりの割引額です。ファミリー割引グループを組んでいる場合は、最大20台まで下記の割引が全台に入ります。 | |
利用プラン | 月あたりの割引額 |
eximo | 1,100円 |
irumo 3GB、6GB、9GB | 1,100円 |
irumo 0.5GB | - |
(2023年6月30日新規受付終了) 5Gギガホ プレミアム 5Gギガホ ギガホプレミア ギガホ 5ギガライト/ギガライト<ステップ4:~7GB> 5ギガライト/ギガライト <ステップ3:~5GB> | 1,100円 |
(2023年6月30日新規受付終了) 5ギガライト/ギガライト<ステップ2:~3GB> | 550円 |
(2023年6月30日新規受付終了) 5ギガライト/ギガライト<ステップ1:~1GB> | - |
上記の割引は、携帯電話1台あたりの割引額です。
家族も含めて最大10台まで、それぞれの携帯電話料金から割引が入ります。
例えば、ギガホorギガライト(3GB以上) のプランで、家族でドコモの携帯を4台利用している場合には、 毎月4,400円の割引が発生します。
ちなみに、この割引はぷらら光を利用したままでは適用することができません。
あくまでも、ドコモユーザーがドコモ光を使った場合にのみ、この携帯電話料金の割引が適用されます。
ぷらら光では、独自の割引として、ひかりTVの月額料金が毎月660円割引されますが、ドコモユーザーがドコモ光を使った場合の割引額を考えると、全く比べ物になりません。
ドコモの携帯を使っている方で、ぷらら光からドコモ光へ乗り換える方が後を絶たないのは、ドコモ光にしたほうが圧倒的に割引額が大きくなるからです。
それに加えて、ひかりTVの独自割引(毎月660円の割引)がなくなります!
ただ、その差額以上にドコモ光でドコモ携帯の料金割引が発生する方は、早めにドコモ光に乗り換えることをお勧めします!
dカードGOLDでの還元や契約更新ごとのポイント還元でさらにお得になる
ドコモユーザーがドコモ光に乗り換えると、大きな金額の携帯電話料金割引が発生するということを先ほど説明しました。
ただ、ドコモ光のお得な点はこれだけではありません。
ドコモユーザーが、 ぷらら光からドコモ光に乗り換えて、dカードGOLD(クレジットカード)を利用した場合、毎月家族も含めた『ドコモ携帯電話の料金+ドコモ光の料金』のトータル金額の10%分のポイントが還元されます。
ポイントは、dポイントでの還元になりますが、dポイントは1ポイント1円換算で、コンビニや様々なお店で買い物などができるポイントです。
例えば、家族で3台ドコモ携帯を利用し、下記の料金が毎月発生していた場合、
- ドコモ携帯を3台利用=携帯の総支払額が3万円
- ドコモ光を利用=5千円
⇒トータルでドコモに支払金額は毎月3万5千円
この全体の支払い額の10%として、毎月3,500ものdポイントが還元されます。
dカードGOLDは年会費が1万1千円かかるというデメリットはありますが、この年会費以上に、還元が発生する場合には、加入しておくのがお勧めです。
結論として、ドコモユーザーは今すぐぷらら光からドコモ光に乗換えるべき
ここまで、ぷらら光からドコモ光に乗換えている方が多い理由を説明してきましたが、要点をまとめると下記の通りです。
- インターネットの料金はぷらら光のほうが月約400円安く、ひかりTVの独自割引(毎月660円)の割引はなくなるが、ドコモ光にした時の携帯電話料金割引のほうが圧倒的に大きい
上記の点は、あくまでもドコモの携帯電話を利用している方にのみ適用されるメリットですが、ドコモの携帯電話を利用している方は、ぷらら光よりもドコモ光にしておいたほうが圧倒的にお得になるということです。
違う言い方をすると、特に家族でドコモの携帯を利用している方は、そのままぷらら光にしておくと、いったいいくら損をするのかわからないということです。
インターネットの料金をたった月約400円安くするためだけに(ひかりTVを利用している方はその割引も)、ドコモ光なら毎月数千円は発生しているであろう携帯電話料金の割引を、ずっとドブに捨て続けているのと同じです。
ぷらら光からドコモ光への乗換える手続きは、面倒なことはほとんど発生しないぐらい簡単なため、ドコモユーザーの方は早めに乗り換えることをお勧めします。
ぷらら光からドコモ光への乗換えは、事業者変更でびっくりするぐらい簡単
光回線の乗り換えは、「手続きが面倒」だとか 「工事が必要」と思っている方が多いですが、ぷらら光からドコモ光への乗り換えは、びっくりするぐらい簡単です。
というのも、ぷらら光からドコモ光乗り換えは、一般的な光回線の乗り換えと違って、『事業者変更』という手続きで、乗り換えることができるからです。
ぷらら光もドコモ光も、光コラボレーションサービスと言って、全く同じNTTの光回線の設備を使っています。
全く同じ設備を使っているため、ぷらら光からドコモ光への乗り換えは、基本的に工事が必要なく、利用する端末も同じままで乗り換えることができます。
事業者変更の手続きとは | |
---|---|
工事の有無 | 不要 |
機器の変更(ご利用のONUや光電話ルータ) | 不要 |
光電話の番号変更 | 同じ番号のまま継続可能 |
事業者変更にかかる費用 | ●転出(解約する)光回線でかかる費用 ~転出事務手数料=平均で3,300円 ~違約金 ●転入(乗り換える)光回線でかかる費用 ~事務手数料=平均で3,300円 ※上記は平均であり、転出する光回線・転入する光回線で費用は若干異なります。 |
手続き方法 | ①変更前の光コラボ事業者に連絡し、『事業者変更承諾番号』を取得 ②その『事業者変更承諾番号』をもって、変更したい光コラボorフレッツ光に申込む |
この『事業者変更』の手続きを行った場合、光電話の番号も変わりません。(番号ポータビリティなどの手続きも必要ありません)
プロバイダーもぷららのまま継続するのであれば、ほぼ何も変わらずに、契約だけがぷらら光からドコモ光へ切り替わるイメージです。(ただ、ドコモ光ではプロバイダーをぷららではなく、インターネット速度に定評のあるGMOとくとくBB等のプロバイダーがお勧めです)
この『事業者変更』の手続きも含めて、ぷらら光からドコモ光に乗り換える場合の費用や手続き方法に関しては、ここから詳しく説明していきます。
【参考】ドコモ光で利用できるプロバイダーに関して
ぷらら光のプロバイダーは『ぷらら』と決まっていましたが、ドコモ光の場合は下記の23社のプロバイダーから利用するプロバイダーを選択することができます。
「ドコモnet」「plala」「OCN(タイプB)」は2023年6月30日(金曜)をもって新規申込み受付を終了いたしました。
- ドコモ光以外ですでに「plala」をご利用中のお客さまは、プロバイダ「plala」でドコモ光を新規にお申込みになれます。
- ドコモ光以外ですでに「OCN」をご利用中のお客さまは、プロバイダ「OCN インターネット(タイプA)」でドコモ光を新規にお申込みになれます。
- 現在、「ドコモ光」で「ドコモnet」「plala」「OCN(タイプB)」をご利用中のお客さまは、サービスを継続してご利用いただけます。
【タイプA】月額料金=戸建て:5,720円、マンション:4,400円
ドコモnet、ぷらら、GMOとくとくBB、@nifty、DTI、BIGLOBE、andline、タイガースnet、エディオンネット、エキサイト、hi-ho、SIS、iC-net、SYNAPSE、楽天ブロードバンド、@ネスク、TikiTiki
【タイプB】月額料金=戸建て:5,940円、マンション:4,620円
OCN、@TCOM、TNC、AsahiNet、WAKWAK、ちゃんぷるネット
【参考リンク】
ドコモ光公式サイト プロバイダー一覧
プロバイダーによる細かな違いに関しては、こちらのドコモ光公式が発行しているPDFデータでご確認ください。
ドコモ光はプロバイダーAに属しているプロバイダーを利用する場合と、プロバイダーBに属しているプロバイダーを利用する場合とで、インターネットの月額料金が変わります。
プロバイダーAのほうが毎月のインターネット料金が220円安くなるため、Aに属しているプロバイダーを使うのが一般的です。
ぷららは、安いほうのプロバイダーAに属しているプロバイダーです。
また、ぷらら光では自宅で使う無線ルーターを無料で提供していましたが、ドコモ光でプロバイダーをぷららにした場合も、無線ルーターを無料で利用することができます。
ぷらら光からドコモ光への乗り換えで、プロバイダーを変更したくないという方は、プロバイダーはぷららのまま乗り換えるのも可能です。
ただ、ドコモ光のプロバイダーの中では、ぷらら以上に『GMOとくとくBB』というプロバイダーが、インターネット速度に定評があります。
『GMOとくとくBB』は、ドコモ光のプロバイダーの中で、唯一地域別にインターネットの実測値を公開したり、速度保証を行っているプロバイダーです!
『GMOとくとくBB』の速度に関する内容は、下記のGMOとくとくBB公式サイトをご確認ください!
ぷらら光からドコモ光への乗換えでかかる全費用
ぷらら光からドコモ光への乗り換えは、費用がかかるどころか、むしろキャッシュバックでお得になるケースの方が圧倒的に多いです。
ぷらら光からドコモ光へ乗換えるには、『事業者変更』という手続きが必要ですが、これにかかる費用に加えて、一部別の費用も発生してきます。
ぷらら光からドコモ光への乗り換えでかかる費用は下記の二つです。
- ぷらら光を解約する費用
- ドコモ光を開通させる費用
ここから、それぞれの費用について詳しく説明していきます。
- 事業者変更承諾番号の発行手数料=3,300円
- ぷらら光の工事費分割払いの残債=発生しない方のほうが多い
~ぷらら光を派遣工事で開通・なおかつ工事費を分割払いにしている方の場合、戸建ては月660円×30ヵ月払い・集合住宅は月550円×30ヶ月払いで、まだ支払いが終わっていない工事費の支払いが発生します。
~下記に該当する方は、 工事費の残債は発生しません。
○ ぷらら光を無派遣工事で開通した方
○ 派遣工事で工事費を一括で支払い済みの方
○ 派遣工事で分割払いが終わっている方
- ぷらら光は違約金の設定のないサービスのため、解約しても違約金の支払いはありません
ちなみに、光回線は解約すると『違約金』が発生するサービスが多いですが、ぷらら光はそもそも解約しても違約金が発生しないサービスです。
また、工事費に関しても、ぷらら光はフレッツ光から転用して利用している方が多いので、工事費の分割払いは終わっている方がほとんどだと思います。
(フレッツ光とぷらら光の合計の利用期間が31ヶ月を超える方は、工事費の分割支払いが完了しています)
その場合には、ぷらら光を解約するために必要な費用は、事業者変更の転出手数料3,300円のみです。
次に、ドコモ光を事業者変更で開通させるために必要な費用は下記の通りです。
- 事業者変更の転入手数料=3,300円のみ
ぷらら光からドコモ光への乗り換えは、工事が発生しないため、工事費用はかかりません。
工事費用がかからないため、ドコモ光を開通させるために必要になってくるのは、事業者変更の転入手数料3,300円のみです。
加えて、ドコモ光をお得な代理店から申し込めば、ドコモ光の公式キャンペーンに上乗せする形で、独自のキャッシュバックを受け取ることができます。
【参考:ドコモ光×優良代理店NNコミュニケーションズで実施中のキャンペーン】
ぷらら光で工事費の残債がない方に関しては、事業者変更の転出+転入の手数料で6,600円はかかりますが、上記のキャッシュバックやキャンペーンでお得になる計算です。
事業者変更の転出+転入の手数料6,600円以外に、工事費の残債が発生する方でも、このキャッシュバックやキャンペーンで費用を回収することができます。
ドコモ光は、ドコモ光公式サイト・ドコモインフォメーションセンター・ドコモショップなどでも申し込むことができますが、それらの場所から申し込みをしてしまうと、かなり小さなキャンペーンしか適用されないため、この点は注意が必要です。
ドコモ光を申込むなら、お得な代理店のキャッシュバックを活用しましょう!
ぷらら光からドコモ光へ乗換える具体的な手続き方法
最後に、ぷらら光からドコモ光へ乗り換える手続き方法について、詳しく解説をしていきます。
ぷらら光からドコモ光への乗り換えは、『事業者変更]』のやり方だけ把握しておけば、30分程度で手続きを終えることができます。
ぷらら光からドコモ光へ乗り換える手続き方法は下記の通りです。
- まずはぷららに連絡し、『事業者変更承諾番号』を取得
~ぷらら光の解約連絡先はこちら⇒ぷらら公式サイト 解約ページ
- 次に、ドコモ光をWEEB申し込みをして、『事業者変更日』を決める
~申し込みはこちらがお勧め:ドコモ光キャッシュバックキャンペーン
~WEB申し込みだけでは申し込み完了になりません。WEB申し込み後、必ず代理店の担当者から電話連絡があります。
この際に、『事業者変更承諾番号』を伝えて、『事業者変更日(切り替え日)』を決めます。
- あとは、決めた『事業者変更日』になれば、自動的に契約が切り替わるだけ
ぷらら光からドコモ光への乗換えは、この手続きだけで完了します。
工事自体が必要ないため、事業者変更の日程さえ決めれば、後は勝手に契約がぷらら光からドコモ光へ切り替わります。
注意点を挙げるとすれば、ぷらら光で取得した『事業者変更承諾番号』に関しては、取得してから2週間という利用期限があるという点です。
もし、取得してから2週間以上経過してしまった場合には、ぷらら光に再度連絡をして、新しい『事業者変更承諾番号』を発行してもらう必要があります。
ぷらら光からドコモ光への乗り換えは、ほんの少しの手続きだけで完了するため、事業者変更承諾番号取得したら、出来るだけ早めに乗り換えるようにしましょう。
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