
どちらも他の光回線よりも高速なインターネットが使えると評判のNURO光(ニューロ光)とauひかり。
NURO光は、auひかりよりもだいぶ遅れてサービスが始まりましたが、2018年頃から提供エリアをどんどん拡大し、今は下記のエリアで利用することができます。
NURO光の提供エリア | 都道府県 |
---|---|
北海道 | ー |
関東(1都6県) | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県 |
東海(4県) | 愛知県・静岡県・岐阜県・三重県 |
関西(2府3県) | 大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県 |
九州(2県) | 福岡県・佐賀県 |
【注意】NURO光の提供エリアに関して
NURO光は上記の都道府県で利用することができますが、どの建物でも利用できるわけではなく、エリアによっては利用できる地域や建物が限られています。
(同じ県でも、●市は使えるのに●市は使えないということが多い)
NURO光が使えるかどうか、まだ提供エリア確認をしていない方は、下記の公式サイトより提供エリア確認をしてみて下さい。
このNURO光の提供エリア拡大に伴い、auひかりからNURO光に乗り換える方が増えてきています。
この記事では、auひかりからNURO光に乗り換えるメリットやデメリット、注意点などについて、詳しく解説をしていきます。

目次
auひかりからNURO光に乗換える3つのメリット
auひかりからNURO光への乗換えはデメリットもありますが、多くのメリットもあります。
auひかりからNURO光へ乗換えるメリットは、主に下記の3つです。
- メリット① インターネットが今よりも速くなる場合がある
- メリット② 月額料金が今よりも安くなる
- メリット③ 『おうち割 光セット』でソフトバンク携帯料金が安くなる
ここから、それぞれのメリットについて、1つずつ詳しく解説をしていきます。
メリット① インターネットが今よりも速くなる可能性が高い
他の光回線は全国統一で最大1Gbpsというサービスが多いですが、auひかりの場合には、最大1Gbpsのプラン以外に最大5Gbpsや最大10Gbpsのプランもあります。
ただ、auひかりの最大5Gbpsや最大10Gbpsのプランは、関東エリアの中でもごく一部のエリアでしか使えないため、基本的にはほとんどの方が最大1Gbpsのプランで利用しているはずです。

auひかりの最大5Gbps・最大10Gbpsのプランは、東京・神奈川・千葉・埼玉の戸建て住宅でのみ利用可能です。
これらの都道府県でも全域で使えるわけではなく、利用できるエリアはごく一部のエリアに限られます。また、料金も最大1Gbpsのプランより割高になります。
それに対して、NURO光は提供エリアの全域で最大2Gbpsのプランを利用することが出来ます。

つまり、auひかりからNURO光へ乗換えると、ほとんどの方が『最大1Gbpsから最大2Gbps』へ、インターネットの最大速度が大幅に向上すると。
最大速度が違えば、実際に出るインターネット速度(実測値)も大きく異なってきます。
- auひかり(最大1Gbps)=平均の実測値200Mbps前後
- NURO光(最大2Gbps)=平均の実測値350~500Mbps前後
上記の平均速度は、下記の『Radishスピードテスト みんなの測定結果』というサイトで確認できる速度を平均化したものです。
このサイトでは、実際にauひかりとNURO光を利用している方が、インターネット速度を計測した結果を見ることが出来ます。
この『インターネットが今よりも高速になる』という点が、auひかりからNURO光へ乗換える大きなメリットの1つです。
auひかりの最大1GbpsのプランからNURO光の最大2Gbpsのプランへ乗換えた場合、ほとんどのケースで今よりもインターネットが速くなると考えて間違いありません。

一番安い最大2Gbpsのプランで他の光回線よりも十分すぎるほど高速なため、最大6Gbpsや最大10Gbpsのプランは基本的に必要ありません!
メリット② 月額料金が今よりも安くなる
auひかりからNURO光に乗り換えると、特に戸建ての場合は、今よりもインターネットの月額料金が安くなります。
下記の表をご確認ください。
【最大1Gbps】auひかり (無線ルーターが無料) | 光電話=全国一律で月額500円 | 光電話=全国一律で月額500円 |
【最大2Gbps】NURO光 (無線ルーターが無料) (セキュリティソフト5台版が無料) | 光電話 ~北海道・関東は月額500円 ~それ以外のエリアは月額300円 |
auひかりはauユーザーのみ無線ルーターを無料で使うことがことができますが、セキュリティソフトは有料です。
それに対して、NURO光は無線ルーターだけではなく、本来は月額500円ほどかかるセキュリティソフト(マカフィーの総合セキュリティソフト5台版)も無料で使うことができます。
これも含めると、戸建ての場合は、
- 月額料金が約200円安くなることに加えて
- 月額500円分のセキュリティソフトも無料で使えるようになる
この2点で、トータルで毎月700円近く安くなる計算です。
インターネットが今よりも高速になる上に、月額料金も安くなると。
集合住宅の場合は、月額料金が少し高くなりますが、NURO光でだけ月額500円はかかるセキュリティソフトを無料で使える点を考えると、そこまで大きな料金差はありません。
集合住宅の場合は、月額料金はあまり変わらずにインターネットが高速になるような感じですね。
NURO光の集合住宅のプランには、
- 戸建てと全く同じ速度・料金の『NURO光 マンションミニタイプ』
- 格安料金で最大2Gbpsのインターネットを利用できる『NURO光 for マンション』
この2つのプランがあります。
『NURO光 for マンション』は、月額1,900円から2,500円で最大2Gbpsのインターネットを使えるかなりお得なプランですが、このプランは建物にNURO光の集合住宅向けの設備が入っていないと使うことができません。

現段階で『NURO光 for マンション』が使える建物はごく一部の建物に限られるため、ほとんどの建物では『NURO光 マンションミニタイプ』を利用することになります。

メリット③ 『おうち割 光セット』でソフトバンク携帯料金が安くなる

これはソフトバンクの携帯電話を使っている方限定のメリットではありますが、NURO光はソフトバンクの携帯料金割引である『おうち割 光セット』に対応しているため、auひかりから乗換えるとソフトバンクの携帯料金が割引されるようになります。
『おうち割 光セット』は、割引額が非常に大きいのが特徴で、携帯電話1台あたり下記の割引が、家族も含めて最大10台まで適用されます。
ソフトバンクおうち割 光セットの割引額(月) | |
---|---|
下記は1台あたりの割引額。家族も含め最大10台までそれぞれ適用可能。 | |
データ定額50GBプラス/ミニモンスター | 1,000円 |
データ定額 50GB/20GB/5GB | 1,000円 |
データ定額ミニ 2GB/1GB データ定額(3Gケータイ) | 500円 |
パケットし放題フラット for 4G LTE パケットし放題フラット for 4G パケットし放題フラット for スマートフォン パケットし放題MAX for スマートフォン 4G/LTEデータし放題フラット 4Gデータし放題フラット+ | 1,000円 |
パケットし放題フラット for シンプルスマホ (iPad 専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE (タブレット専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G | 500円 |
割引額は利用している携帯電話のプランにより異なりますが、仮に家族で4台・毎月1,000円の割引が発生しているプランで利用している場合、毎月4千円もの割引が発生します。
ちなみに、このソフトバンクの『おうち割 光セット』の割引は、auひかりにしたままでは一切適用することができません。
auひかりからNURO光に乗換えると、
- インターネットが今よりも速くなる
- インターネットの月額料金が安くなる
この2点だけでも、非常に大きなメリットではありますが、ソフトバンクユーザーの方はさらに携帯料金も安くなるため、ソフトバンクユーザーの方は、早めにauひかりからNURO光へ乗り換えることをお勧めします。

仮に毎月4千円の割引が発生する場合、1年間で4万8千円もの割引が適用されることになります!
ソフトバンクユーザーの方は、この割引を適用しないという手はありません!
【補足】『おうち割 光セット』を適用するなら、ソフトバンク光よりNURO光がお勧め
補足ではありますが、『おうち割 光セット』を適用できる光回線には、NURO光以外にソフトバンク光もあります。
ソフトバンク光で『おうち割 光セット』を適用している方も多くいらっしゃいますが、『おうち割 光セット』を適用するなら、NURO光にしておくことを強くお勧めします。
下記の表をご確認ください。
ソフトバンク光 | NURO光 | |
---|---|---|
速度 | 最大1Gbps | 最大2Gbps |
月額料金 | 【戸建て】5,200円 【集合住宅】3,800円 | 【戸建ても集合住宅も同じ】 4,743円 |
光電話 | 500円 | 北海道・関東=500円 それ以外のエリア=300円 |
無料で使える機能 | なし | ・無線(高速WiFi) ・セキュリティソフト(5台版) |
上記の表を見ていただくとお分かりになる通り、NURO光のほうが、
- インターネットが高速(最大2Gbps)
- 月額料金が安い ※戸建ての場合
- セキュリティソフトも無線ルーターも無料で使える
と、あらゆる点でソフトバンク光を圧倒しています。
特に、“世界最速”と公式サイトで宣伝しているNURO光のインターネット速度は、ソフトバンク光のそれとはまるで別物です。
NURO光は、全国提供をしているソフトバンク光よりも提供エリアが狭いのがネックな部分ではありますが、NURO光が使えるならNURO光にしておくことをお勧めします。
auひかりからNURO光に乗換える2つのデメリット
auひかりからNURO光への乗換えは、メリットだけではなくデメリットもあります。
auひかりからNURO光への乗換えを検討している方は、これから説明する2つのデメリットも踏まえて、乗換えるのかどうか検討してみることをお勧めします。
デメリット① auスマートバリューが適用できなくなる
auひかりからNURO光に乗換える上での最大のデメリットは、auの携帯料金割引である『auスマートバリュー』が適用されなくなってしまうという点にあります。

NURO光は、ソフトバンクの携帯料金が割引される『おうち割 光セット』に対応していますが、auの携帯料金割引である『auスマートバリュー』には対応していません。
『auスマートバリュー』は、ソフトバンクの『おうち割 光セット』と同じく、割引される料金が非常に大きいのが特徴で、auの携帯電話1台あたり下記の割引が、家族も含めて最大10台まで適用されます。
プラン | 月あたりの割引額 |
---|---|
下記は1台あたりの割引額。家族も含め最大10台まで割引を適用可能。 | |
au データMAXプランPro | 永年1,000円/割引 |
auデータMAXプラン Netflixパック | 永年1,000円/割引 |
au フラットプラン25Netflix パックN (シンプル) | 永年1,000円/割引 |
au フラットプラン20N (シンプル) | 永年1,000円/割引 |
au フラットプラン7プラスN | 永年1,000円/割引 |
新au ピタットプランN | ~7GB 永年500円/割引 ~4GB 永年500円/割引 ~1GB ※新auピタットプランNでデータ容量~1GBご利用の月は割引適用されません。 |
新auピタットプラン | 1GB~ 永年500円/割引 |
auピタットプラン | ~2GB 永年500円/割引 2GB超~ 永年1,000円/割引 |
auピタットプラン(S) | ~2GB 永年500円/割引 2GB超~ 永年1,000円/割引 |
auフラットプラン | 永年1,000円/割引 |
auデータMAXプラン | 永年1,000円/割引 |
データ定額30 データ定額10/13 | 最大2年間:2,000円/割引 3年目以降ずっと:934円/割引 |
データ定額5/8/20 LTEフラット ISフラット プランF(IS)シンプル LTEフラット ~forTab ~Tab(i) ~Tab(L) ~DATA(m) | 最大2年間:1,410円/割引 3年目以降ずっと:934円/割引 |
データ定額2/3 シニアプラン ジュニアスマートフォンプラン カケホ(3Gケータイ・データ付) | 永年934円/割引 |
データ定額1 | 最大2年間:934円/割引 3年目以降ずっと:500円/割引 |
家族全員がソフトバンクの携帯を利用しているという方や、家族のほとんどがソフトバンクの携帯を利用しているという場合は、このデメリットを気にする必要はありません。
ただ、中には、下記のような環境で携帯電話を利用している方もいらっしゃると思います。
- 家族全員がauの携帯電話を利用している
- 家族のほとんどがauの携帯電話を利用している
この場合、auひかりからNURO光への乗換えで、
- インターネットが高速になる
- インターネットの月額料金が安くなる(戸建ての場合、セキュリティソフトが無料で使えるようになることも含め約700円安くなる)
というメリットはあるものの、『auスマートバリュー』が適用されなくなってしまうことで、毎月の通信費が高くなってしまう可能性があります。
家族でauの携帯電話をメインで使っている場合には、この点も踏まえて、NURO光に乗り換えるかどうかを検討することをお勧めします。
デメリット② auひかりの解約費用で、収支がマイナスになってしまう場合がある
auひかりからNURO光へ乗換える場合、auひかりの解約費用を支払う必要があります。
NURO光は、新規申込みで工事費無料キャンペーンを行っていたり3万円~4万円を超える高額のキャッシュバックを行っているため、乗換え費用に関してはほとんどのケースで心配する必要はありません。
(NURO光は、開通費用はほとんどかからずにキャッシュバックがもらえる)
ただ、auひかりを戸建てタイプで使っている場合、NURO光のキャッシュバック額以上の出費が発生してしまう場合もあります。
auひかりの戸建てタイプを解約した場合、下記の費用が発生してきます。
- 違約金
- 工事費残債
- 設備撤去費用
~契約更新月以外の解約の場合、プランにより違約金が発生します。
⇒3年契約の『ずっとギガ得プラン』の場合は15,000円
⇒2年契約の『ギガ得プラン』の場合は9,500円
~工事費(37,500円)の分割払いが終わっていない場合に発生します。工事費は月625円×60ヵ月払い(5年間)です。
~目安としては下記の通りです。
1年未満で解約の場合:工事費残債は3万円以上
2年未満で解約の場合:工事費残債は2万円~2万5千円
3年未満で解約の場合:工事費残債は1万5千円~2万円
4年未満で解約の場合:工事費残債は1万円~1万5千円
5年未満で解約の場合:工事費残債は5千円~1万円
6年以上利用している方は工事費残債は残っていません。
~2018年3月1日以降に新たにauひかりを申込みした方や、もしくは途中で1Gbpsのプランから5Gbps・10Gbpsに変更した方の場合に発生します。費用は28,800円です。
2018年3月1日より前から利用している方や、途中で5Gbps・10Gbpsのプランに変更していない方は発生しません。
違約金・工事費の残債・設備撤去費用と、どれも利用している環境や解約するタイミングにより、支払いが必要になる場合もあれば不要な場合もあります。
ただ、全ての費用が発生してしまう方にとっては、NURO光のキャッシュバックよりも高額の出費が発生してしまうケースがあります。
工事費の分割払いがほとんど終わっていたり、設備撤去費用が発生しないという方も多いと思いますので、一概には言えませんが、auひかりの戸建てタイプからNURO光へ乗換える場合には、「キャッシュバック以上の出費が発生する場合もある」ということは覚悟しておいたほうがいいと思います。
ちなみに、auひかりをマンションタイプで利用している場合には、費用の心配をする必要はほとんどありません。
- 違約金:「お得プランA」というプランにしていない限り発生しない為、ほとんどの方は必要ありません
- 設備撤去費用はマンションタイプの場合かかりません
- 工事費残債
~「お得プランA」はお家トラブルサポートといったサービスがセットになっている2年契約のプランですが、このプランではなくほとんどの方が加入している「標準プラン」で契約している場合は違約金は発生しません。
~工事費(30,000円)の分割払いが終わっていない場合に発生します。工事費の支払いは月1,250円×24ヵ月間(2年間)です。
~目安としては下記の通りです。
1年未満で解約の場合:工事費残債1万5千円~3万円
2年未満で解約の場合:工事費残債1,250円~1万5千円
3年以上利用している方は工事費残債は残っていません。
ごく少数の方が利用している「お得プランA」というプランにしていない限り、違約金は発生しませんし、マンションタイプは解約しても設備撤去費用がかかりません。
工事費の分割払いが残っている場合でも、NURO光の高額キャッシュバックで全額を補てんできます。
auひかりの戸建てタイプからNURO光に乗換える場合には、「キャッシュバック以上の出費が必要になる場合もある」ということは、意識しておくようにしましょう。
auひかりからNURO光に乗換えたほうがいい2つのケース
ここまで、auひかりからNURO光に乗り換えるメリットやデメリットについて説明してきましたが、auひかりからNURO光への乗り換えがお勧めの方は、下記のどちらか・もしくは両方に該当している方です。
- インターネットを今よりも高速にしたい方
- ソフトバンクの携帯電話を利用している方
auひかりからNURO光に乗り換えると、インターネットが今よりも高速になり、インターネットの月額料金が今より安くなります。
auひかりからNURO光に乗り換える方は、「インターネットをより高速にしたい」という理由で乗り換える方が非常に多いです。
また、ソフトバンクの携帯を利用している方の場合は、『おうち割 光セット』で携帯料金も大幅に割引されるようになります。
auひかりからNURO光への乗り換えは、工事が必要ですし、開通まで時間もかかりますが、これらに該当する方はNURO光への乗り換えを検討してみることを強くお勧めします。

auひかりからNURO光に乗換えないほうがいいケース
auひかりからNURO光への乗り換えは、
- インターネットが速くなる
- インターネットの月額料金が安くなる
というメリットがある反面、
- auスマートバリューが適用できなくなる
というデメリットもあります。
auひかりからNURO光に乗り換えると、
- 月額料金が約200円安くなる
- セキュリティソフト5台版(約500円のサービス)が無料で使えるようになる
この2点で、毎月のインターネットに関する料金は約700円安くなります。
ただ、家族でauの携帯をメインで利用している方の場合、auひかりの『auスマートバリュー』で、この安くなる料金分以上の割引が毎月発生しているはずです。
auひかりからNURO光に乗り換えると、この『auスマートバリュー』の割引は一切適用されなくなります。
それを考えると、auの携帯を家族で使っている方の場合、「NURO光へ乗り換えたほうがいい」とは一概に言えません。
確かにNURO光へ乗り換えたほうがインターネットは速くなりますが、auの携帯を家族で利用している方は、料金面も含めて乗り換えを検討することをお勧めします。
auひかりからNURO光へ乗換える前に、事前に注意しておくべき3つのポイント
auひかりからNURO光への乗換えでは、事前に把握しておくべきポイントが3つほどあります。
それは下記の3つです。
- ポイント① NURO光への乗換えが工事が必要+開通まで時間がかかる
- ポイント② 光電話の番号は変わる場合と変わらない場合がある
- ポイント③ ソネット以外のプロバイダーを利用している場合、プロバイダーが変わる
これらのポイントを把握せずに、auひかりからNURO光への乗換え手続きを行ってしまうと、後ほどトラブルに巻き込まれる可能性もあります。
ここから、それぞれのポイントについて1つずつ詳しく解説をしていきます。
ポイント① NURO光への乗換えが工事が必要+開通まで時間がかかる
auひかりからNURO光への乗換えは、利用している光回線の設備が『KDDI⇒ソネット(ソニーグループ)』の設備に変わることから、必ず立会いの上での派遣工事が必要になります。
また、NURO光は最大2Gbpsの超高速インターネットを実現するために、工事が2回必要になるというのも特徴の1つです。

NURO光の工事は、
- 宅内工事(ソネットの担当者による工事)
- 屋外工事(NTTの業者による工事)
の2回に分かれて行われますが、それぞれの工事内容は下記の通りです。
【戸建ての場合】

【集合住宅の場合】
申込みから宅内工事までに平均で2週間⇒次の屋外工事までに平均で2週間と、トータルで開通まで平均1ヵ月近くの期間が必要になります。
NURO光は、他の光回線よりも開通まで時間がかかるため、手続きを行う順番には注意が必要です。
先にauひかりの解約工事日を決めてしまい、後からNURO光の申込みをしてしまうと、auひかりの解約工事日までにNURO光の開通が間に合わず、『インターネットも光電話も一切使えない期間』が出てしまう可能性があります。
そのため、『インターネットも光電話も一切使えない期間』を出さないために、先にNURO光を申込んで“2回目の屋外工事の日程(NURO光の開通日)が決まってから”auひかりの解約を申込むことをお勧めします。
ポイント② 光電話の番号は変わる場合と変わらない場合がある
auひかりからNURO光への乗換えで、光電話の番号は変わる場合と変わらない場合とがあります。
まず先に、一番重要な点から説明をすると、auひかりの光電話からNURO光の光電話には、“直接”番号ポータビリティをすることは出来ません。
携帯電話の番号ポータビリティのように、光電話同士で番号を移せれば一番簡単なのですが、これはできない仕組みになっています。
ただし、光電話⇔光電話の間で番号ポータビリティが出来なくても、光電話⇔アナログ電話の間では番号ポータビリティが出来る仕組みになっています。
この仕組みを活かして、下記の手続きを取れば、光電話の番号を変えずに移行することが可能です。
- まず先に、NTTに電話をし『auひかりの光電話からアナログ電話』へ番号ポータビリティ
- 番号ポータビリティが完了したら、NUROに連絡をし、『アナログ電話からNURO光の光電話』に番号ポータビリティを申請する
(NTTのアナログ電話に番号を移す必要がありますが、電話加入権は必要ありません)
簡単に言うと、間にアナログ電話をはさんで、『auひかりの光電話⇒アナログ電話⇒NURO光の光電話』の順番に番号を移していくイメージです。
ただし、この手続きを行うためには、必ず下記の条件を満たしている必要があります。
auひかりで利用している光電話の番号が、もともとアナログ電話から利用している番号であること
(アナログ電話からauひかりの光電話に番号ポータビリティをしている場合)
この条件を満たしていない場合、auひかりの光電話からNURO光の光電話に、同じ番号のまま乗り換えることは出来ません。
光電話で利用している番号は、大きく分けると下記の2つの番号に分かれています。
- 【アナログ電話から光電話へ番号ポータビリティをした番号】
- 【光電話で新しく取得した番号】
~アナログ電話でも光電話でもどちらでも利用可能※アナログ電話に番号ポータビリティも可能
~光電話でしか使えない番号※アナログ電話に番号ポータビリティ不可
2番目の『光電話で新しく取得した番号』を使っている場合、光電話でしか使えない番号になっているため、先ほど説明したアナログ電話に番号ポータビリティをするということが出来ません。
そのため、先ほど説明した『auひかりの光電話⇒アナログ電話⇒NURO光の光電話』の順番に番号ポータビリティをすることも出来ないことから、『光電話で新しく取得した番号』を利用している場合には、auひかりからNURO光への乗換えで、必ず光電話の番号は変更になります。
ポイント③ ソネット以外のプロバイダーを利用している場合、プロバイダーが変わる
auひかりからNURO光へ乗換える場合、プロバイダーは継続できる場合と継続できない場合とがあります。
auひかりでは、下記の8つのプロバイダーから利用するプロバイダーを選択することが出来ました。
GMOとくとくBB、@nifty、@TCOM、AsahiNet、au one net、BIGLOBE、DTI、So-net
それに対して、NURO光のプロバイダーはSo-net(ソネット)です。
auひかりでプロバイダーをSo-net(ソネット)にしていた場合は、NURO光でもそのままプロバイダーを継続することができますが、他のプロバイダーを利用していた場合は、乗換えに伴ってプロバイダーが変更になります。
プロバイダーが変われば、当然メールアドレスも変わりますし、各プロバイダーで独自に契約していたオプションサービスも利用できなくなります。
その場合は、メールアドレスもオプションサービスもすべてSo-net(ソネット)に鞍替えしてしまうのが一番シンプルです。
(メールアドレスもオプションサービスも全て新しくソネットのサービスを使うようにする)
ただ、メールアドレスに関しては、各プロバイダーでプラン変更をすれば継続して利用できる場合もあります。
メールアドレスの継続可否に関しては、各プロバイダーのホームぺージ等でご確認ください。
auひかりからNURO光への乗換えでかかる全費用
ここから、auひかりからNURO光への乗り換えでかかる全ての費用について、詳しく説明をしていきます。
auひかりからNURO光への乗換えでかかる費用は、大きく分けると下記の2つです。
- auひかりの解約に関する費用
- NURO光の開通に関する費用
auひかりの解約に関する費用は、auひかりを戸建てで使っているのか・集合住宅で使っているのかで変わってくるため、それぞれ分けて説明をしていきます。
auひかりを戸建てで利用している場合
auひかりを戸建てで利用している場合、解約をすると下記の費用が発生します。
- 違約金
- 工事費残債
- 設備撤去費用
~契約更新月以外の解約の場合、プランにより違約金が発生します。
⇒3年契約の『ずっとギガ得プラン』の場合は15,000円
⇒2年契約の『ギガ得プラン』の場合は9,500円
~工事費(37,500円)の分割払いが終わっていない場合に発生します。工事費は月625円×60ヵ月払い(5年間)です。
~目安としては下記の通りです。
1年未満で解約の場合:工事費残債は3万円以上
2年未満で解約の場合:工事費残債は2万円~2万5千円
3年未満で解約の場合:工事費残債は1万5千円~2万円
4年未満で解約の場合:工事費残債は1万円~1万5千円
5年未満で解約の場合:工事費残債は5千円~1万円
6年以上利用している方は工事費残債は残っていません。
~2018年3月1日以降に新たにauひかりを申込みした方や、もしくは途中で1Gbpsのプランから5Gbps・10Gbpsに変更した方の場合に発生します。費用は28,800円です。
2018年3月1日より前から利用している方や、途中で5Gbps・10Gbpsのプランに変更していない方は発生しません。
設備撤去費用は、2018年3月1日以降にauひかりを契約した方・もしくは途中で5Gbpsや10Gbpsのプランに変更した方ではないと発生しないため、かからない方がほとんどだと思います。
違約金と工事費の残債は、解約するタイミングやどれぐらいの期間auひかりを利用しているかによって変わってきますが、ほとんどのケースでこれらの費用を心配する必要はありません。
なぜなら、NURO光を公式のキャッシュバックキャンペーン特設ページから申し込むと、初期費用はほとんどかからずに高額のキャッシュバックを受け取ることができるからです。
次に、NURO光を開通させるために必要な費用は下記の通りです。
- 契約事務手数料=3,000円
- 【無料】工事費=実質無料(40,000円の工事費が無料)
~工事費として30ヵ月×1,334円の分割払い(計40,000円)が発生しますが、全く同額の月額料金割引が発生する為(月額料金から30ヵ月×1,334円の割引)、工事費は実質無料になります。
工事費はキャンペーンで実質無料になるため、NURO光の開通で必要になるのは契約事務手数料のみです。
そこに加えて、NURO光を申込むと下記のキャッシュバックを受け取ることができます。
- 新規申込みで45,000円キャッシュバック!
- さらに工事費40,000万円も月額割引で実質無料!
- 設定サポートも今なら無料!
- 高速の宅内WiFiを無料で利用可能!
- 5台まで使えるセキュリティソフトも無料で利用可能!
戸建てでauひかりを利用している場合には、解約費用が高額になる場合もありますが、このキャッシュバックを活用すれば、その費用のほとんどを回収することができます。
auひかりを集合住宅で利用している場合
auひかりを集合住宅で使っている場合、解約で必要になる費用は下記の通りです。
- 違約金:「お得プランA」というプランにしていない限り発生しない為、ほとんどの方は必要ありません
- 設備撤去費用はマンションタイプの場合かかりません
- 工事費残債
~「お得プランA」はお家トラブルサポートといったサービスがセットになっている2年契約のプランですが、このプランではなくほとんどの方が加入している「標準プラン」で契約している場合は違約金は発生しません。
~工事費(30,000円)の分割払いが終わっていない場合に発生します。工事費の支払いは月1,250円×24ヵ月間(2年間)です。
~目安としては下記の通りです。
1年未満で解約の場合:工事費残債1万5千円~3万円
2年未満で解約の場合:工事費残債1,250円~1万5千円
3年以上利用している方は工事費残債は残っていません。
auひかりを集合住宅で使っている場合、ごく一部の方だけが契約している「お得プランA」という契約にしていない限り、解約しても違約金は発生しません。
それに、集合住宅の場合は、設備撤去費用もかかりません。
工事費の残債は支払いが必要になる方もいらっしゃいますが、これも3年以上利用していれば分割払いが終わっているため、支払いは発生しません。
ある程度長い期間(3年以上)、auひかりのマンションタイプを使っているという方は、解約に関する費用が一切発生しないという方がほとんどです。
続いて、NURO光を開通させる為に必要になる費用は下記の通りです。
- 契約事務手数料=3,000円
- 【無料】工事費=実質無料(40,000円の工事費が無料)
~工事費として30ヵ月×1,334円の分割払い(計40,000円)が発生しますが、全く同額の月額料金割引が発生する為(月額料金から30ヵ月×1,334円の割引)、工事費は実質無料になります。
工事費はキャンペーンで実質無料になるため、NURO光の開通で必要になるのは契約事務手数料のみです。
さらに、NURO光をキャッシュバックキャンペーン特設ページから申込むと、下記のキャッシュバックを受け取ることが出来ます。
- 新規申込みで45,000円キャッシュバック!
- さらに工事費40,000万円も月額割引で実質無料!
- 設定サポートも今なら無料!
- 高速の宅内WiFiを無料で利用可能!
- 5台まで使えるセキュリティソフトも無料で利用可能!
auひかりを集合住宅で使っている場合は、解約に関する費用が発生しないことが多いため、ほとんどのケースで出費が出るどころか逆にキャッシュバックでお得になる計算です。
仮に、解約に関する費用が発生したとしても、ほぼ全額をこのキャッシュバックで回収することが出来ます。
auひかりからNURO光へスムーズに乗り換える手続き方法
auひかりからNURO光へスムーズに乗換える手続き方法は、『光電話の番号を継続しない場合』と『光電話の番号を継続する場合』とで分かれます。
まずは、『光電話の番号を継続しない場合』の手続き方法です。
- まずは先にNURO光を申込む
- NURO光の1回目の工事が終わって、2回目の工事日(開通日)が決まるまで待つ
- NURO光の2回目の工事日(開通日)が決まったら、その日付けに合わせてauひかりの解約を申込む
~申込みはこちらのキャッシュバックがお勧めです⇒世界最速インターネットNURO 光
『光電話の番号を継続しない場合』の手続き方法は、これだけです。
注意点としては、NURO光は工事が2回必要+開通まで時間がかかることから、『インターネットや光電話が使えない期間』を出さないために、NURO光の2回目の工事日が決まってからauひかりを解約するという点だけです。
先にauひかりの解約を申し込んで、NURO光の2回目の工事日(開通日)が来る前に、auひかりが解約されてしまうと、ネットも電話も一切使えなくなる期間が発生するため、この点だけは注意するようにしてください。
次に、『光電話の番号を継続する場合』の手続き方法です。
- まず先にNTTに連絡をし、auひかりの光電話からアナログ電話への番号ポータビリティを完了させる
- 番号ポータビリティが完了したら、NURO光を申込む
(この時同時にアナログ電話からNURO光の光電話へ番号ポータビリティを申請) - NURO光の1回目の工事が終わって、2回目の工事日(開通日)が決まるまで待つ
- NURO光の2回目の工事日(開通日)が決まったら、その日付けに合わせてauひかりの解約を申込む
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『光電話の番号を継続する場合』の手続き方法は、
- NURO光の新規申し込み
- auひかりの解約申し込み
に加えて、『auひかりの光電話⇒アナログ電話』『アナログ電話⇒NURO光の光電話』と2段階の番号ポータビリティの手続きを同時に行う必要があります。
この時に注意なのは、“auひかりの解約前”にauひかりの光電話からアナログ電話に番号ポータビリティを完了させなければならないという点です。
アナログ電話の番号ポータビリティが完了する前にauひかりが解約されてしまうと、番号が廃止され、同じ番号を引き継ぐことが出来なくなってしまいます。
一度廃止されてしまった番号は、基本的に復活させることができません。
トラブルに巻き込まれないためにも、『光電話の番号を継続する場合』は、上記の手続きの順番を必ず守るようにして下さい。
補足 『おうち割 光セット』を適用する場合は、その手続きも忘れずに
NURO光でソフトバンクの携帯料金割引である『おうち割 光セット』を適用する場合には、『おうち割 光セット』の手続きも個別に必要です。
NURO光で『おうち割 光セット』 を適用するには、下記の手続きを行う必要があります。
- NURO光と『NUROひかりでんわ』を申込む
- 『おうち割 光セット確認書』をダウンロード
- 『おうち割 光セット確認書』をNUROへ送付
- 最寄りのソフトバンクショップにてお申込み
~ダウンロードはこちらから出来ます⇒NURO光公式・ダウンロードぺージ
~送付先は『おうち割 光セット確認書』に載ってます
少し手間はかかりますが、一度手続きを終えてしまえば、後は永久に『おうち割 光セット』の割引が続きます。
NURO光で『おうち割 光セット』を適用する場合は、この手続きを忘れずに行うようにしましょう。
【注意】NURO光のキャッシュバックは悪質な代理店に注意
NURO光のキャッシュバックは、公式サイトのキャッシュバックキャンペーン特設サイトで行っているキャッシュバック以外に、代理店が独自に行っているキャッシュバックもあります。
ただし、NURO光の代理店キャッシュバックはあまりお勧めできません。
というのも、全ての代理店ではありませんが、 NURO光の代理店は「キャッシュバックを受け取らせないようにしている」悪質な代理店が多いからです。
悪質な代理店は下記のような特徴を持っています。
- やたらと高額のキャッシュバックを宣伝している
- キャッシュバックの手続きが複雑で、特定期間中に利用者自らがキャッシュバックを申請しないとキャッシュバックが無効になる仕組みになっている
- キャッシュバックを申請できる期間が開通から半年後など遅い
- キャッシュバックを受け取れる時期が遅い
(実際は全く高額ではなく、工事費無料キャンペーンの金額なども含めて高額に見せているだけ)
例えば、『開通から半年後の1ヵ月の間に利用者自ら申請が必要』と言われた場合、忘れずにキャッシュバックの手続きを行う自信はありますか。
開通から日にちがたてばたつほど、手続きをするのを忘れてしまう方が多くなるはずです。
こういった代理店からキャッシュバックを申し込んでしまった場合、実際にキャッシュバックを受け取れているのは、10人中3人~4人しかいないと言われています。
要するに、6~7割の方は手続きを忘れてキャッシュバックを受け取ることが出来ていないと。
もらえないキャッシュバックには何の意味もありません。
NURO光のキャッシュバックを申し込むなら、簡単な手続きだけで、開通から2ヵ月程度でキャッシュバックを受け取れる『NURO光公式のキャッシュバックキャンペーン特設ページ』から申し込みすることを強くお勧めします。
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