いつからか、モバイル契約および固定通信サービスの契約も非常に複雑すぎてわかりづらいと言われることが多くなってきました。
契約時に注意しないと、あれもこれもとオプションサービスをてんこ盛りに付けられるのが当たり前になっている状況です。
通信サービスの契約は、本当に細かな注意事項まで読まないと非常にわかりづらくなっているサービスが多いです。
最近では、超大手のプロバイダーが提供している光回線のサービスで、明らかに工事料金という名目で違約金を上乗せ請求しているのではないか?と思われるような契約プランを提供しはじめたサービスもあります。
そんな中、究極的に分かりやすいシンプルイズベストの路線を突き詰めて最安級の激安料金でサービスを提供しているのがエキサイト光です。
業界最安級と言われる料金に加え、それ以外の契約内容も究極的にシンプルです。
今回は、そんなエキサイト光のサービス内容を簡単に説明していきたいと思います。
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目次
エキサイト光を提供している会社は、あの「エキサイト」を運営している会社
先にエキサイト光を提供している企業に関してですが、皆さんは「エキサイト」というポータルサイトをご存知でしょうか?
インターネットを利用している方は時々見かけることもあると思いますが、かなり大きな会社が運営しています。
そんなポータルサイトを運営しているエキサイトですが、インターネットのサービスプロバイダー事業をかなり前から行っていました。
エキサイトは昔から愛されてきた格安のプロバイダで、そのエキサイトが、NTT東西のフレッツ光回線の卸売を受けてサービスを提供しているのがエキサイト光です。
全てにおいて究極的にシンプルイズベストな契約内容
エキサイト光の契約内容を簡単に説明していきたいと思います。その内容はかなりシンプルです。
契約年数と違約金
エキサイト光に契約年数はありません。
また、それに伴い、そもそも契約年数がないので解約しても違約金自体が存在しません。
今は複数年縛りをしている光回線が多いですが、契約年数も設けず、違約金も設定しないという契約内容でサービスを提供しているのはごくわずかな光回線しかありません。
他の有名どころでいうと、DTI光も同じように契約年数も違約金もなしという内容にしています。
月額料金は最安級
月額料金は戸建てが4,796円、マンションが3,696円です。
ネットの最大速度は他社と全く同じ1Gbpsです。
下記に主要な他社の光回線との料金一覧表を載せますのでご確認ください。
月額料金 | 戸建て | マンション |
---|---|---|
エキサイト光 | 4,796円 | 3,696円 |
ドコモ光 | 5,720円 | 4,400円 |
auひかり | 1年目:5,610円 2年目:5,500円 3年目~:5,390円 | 4,000円~5,000円 ※建物により異なる |
ソフトバンク光 | 5,720円 | 4,180円 |
OCN光 | 5,610円 | 3,960円 |
インターネットの料金単体で見ると、どの光回線よりも安い料金で設定しています。
「なぜここまで激安に出来るのか」という理由は後ほど記載します。
初期費用もいたってシンプル
初期費用は大体他社の光回線と同じです。
- 戸建ての場合=事務手数料1,100円+派遣工事なら19,800円・無派遣工事なら2,200円
- マンションの場合=事務手数料1,100円+派遣工事なら16,500円・無派遣工事なら2,200円
- 転用の場合(戸建て・マンション共通)=事務手数料2,200円
※時期によって、工事費が無料になるキャンペーンを行っている場合もあります。
他社では工事費用を分割払いできるところも多いですが、エキサイト光は一括払いのみです。
他社の場合、解約時に違約金が発生するのと工事料金を分割払いにしていればそれもプラスして請求されますが、エキサイト光の場合は違約金も発生せず、工事料金も先に払っている為、解約しても何の費用も発生しません。
他社によくあるような携帯電話や他サービスとのセット割もなし
他社の光回線だとよくやっているのが携帯電話とのセット割引や他サービスとのセット割引です。
携帯電話だとドコモ・au・ソフトバンクや、UQモバイルやワイモバイルが割引を行っておりますし、格安SIMの会社も光×SIMセットで割引を行っております。
エキサイトもエキサイトモバイルという格安SIMを提供していますが、他社とは違い、セット割は行っておりません。
他社の格安SIMの光×SIMセット割のように、ネットの料金を高く設定してセット割で1台200円ぐらいしか割引しないなら、セット割なんてやらずにはじめからネット自体を安くしちゃおうという考えなのがエキサイト光です。
エキサイト光が安い理由は余分なものを一切省いてコストカットしている為
ここまでエキサイト光の究極的に分かりやすい契約内容を見てきましたが、1つ疑問がわきます。
「なぜここまで安くできるのか?」という点です。
エキサイト光がここまで料金を安くできる理由は下記の2つです。
- ユーザーサポートにお金をかけない
- メールアドレス等、余分な機能は一切提供しない
1つずつ見ていきたいと思います。
エキサイト光が安い理由① ユーザーサポートにお金をかけない
誤解がないように行っておきますが、エキサイト光にユーザーサポートがないと言っているわけではありません。
ただ、他社と大きく違う点があります。
それは、フリーダイヤルを設けていないということ。
ユーザーがフリーダイヤルに電話をかけると通話料金が発生しませんが、あれはその分の通話料金を企業側が通信事業者(NTTコミュニケーションズ)に電話料金を払っている為、料金が発生しないという仕組みになっています。
つまり、フリーダイヤルを設定すると、通話料金を企業が負担しなくてはなりません。
エキサイト光はそれを排除・コストカットして激安の料金を可能にしています。
実際、ユーザーが光回線のサポートセンターに電話を入れる回数は、少ない方だと1・2回程度、多い方でも5回程度ではないでしょうか。
インターネットに慣れている方は、光回線関連の手続きを全部Webでやってしまう方も多いです。
それに、慣れていない方でも、新規申込み・オプション変更・解約時以外は全く連絡しないという方が非常に多くいらっしゃるのが現実です。
それを考えても、利用している間に数回しか電話をしないのであれば、フリーダイヤルではなくても特に問題はないのではないでしょうか。
最近だと、携帯電話も通話料定額(かけ放題)にしているサービスが多いですし。
メールアドレス等の余分なサービスの提供を排除
他のプロバイダーだと、いわゆる“プロバイダーメール”と言われるアドレスを提供しています。
例えば、ソフトバンク光だと、●●●.ybb.ne.jpというプロバイダーメールのアドレスをユーザーに付与しています。
ただ、基本的にこのプロバイダーメールは極力利用しないほうがいいと思います。
その理由は下記の2つです。
- プロバイダーを変更するとアドレスが使えなくなってしまう為
⇒利用しているプロバイダーを将来的に変更する可能性を考えると、そのプロバイダを利用している時にしか使えないアドレスを利用するのはあまりお勧めしません。どうしてもアドレスを変更したくないというお客様で、ネットの接続は新しいプロバイダーを使っているのに、メールアドレスを使う為だけに以前のプロバイダーの契約を継続して料金を支払い続けているという方も多くいます。 - フリーメールでどんなサービスでも登録できる
⇒プロバイダメールじゃないと利用できないサービスがある…というのは昔の話で、今はフリーメールでネットバンキングですら利用できます。ヤフーメール・Gmail等、多くのフリーメールサービスがあるのでそれで基本は十分です。
プロバイダーメールが使えないということは特別に欠点にはなりません。
むしろ、あえて使わないほうがいいというメリットのほうが大きいぐらいです。
エキサイト光のようなシンプルに分かりやすい契約が増えて欲しい
エキサイト光は、数ある光回線のサービスの中でも究極的に分かりやすいサービスですが、最近の通信サービスの契約は複雑すぎます。
こういった分かりやすい契約内容のサービスが増えてくることを期待しています。
エキサイト光は光回線の中で最安値級ですが、ドコモ・au・ソフトバンクやUQモバイル・ワイモバイル等の携帯を利用している方は他の光回線のほうが安く利用できる
エキサイト光は光回線の中でも最安値クラスのサービスですが、残念なことに『光回線を利用すると別のサービスの料金が安くなる』といったセット割には一切対応していません。
その為、これらのセット割引を含めて料金を考えると、ドコモ・au・ソフトバンクとUQモバイル・ワイモバイルの携帯電話を利用している方は、光回線最安値級のエキサイト光よりも、それらの携帯電話料金割引が適用される光回線にしたほうが毎月の料金を安く抑えることが出来ます。
ドコモユーザーはエキサイト光よりもドコモ光がお勧め
毎月のネットの月額料金は、ドコモ光が戸建てで5,720円・マンションで4,400円ですが、ドコモ光を使った場合はドコモ携帯電話料金の大きな割引が毎月発生します。
その為、ドコモ光の月額料金と発生する携帯電話料金割引分を考えるとエキサイト光よりも安くなる場合がほとんどです。
その為、ドコモユーザーはエキサイト光よりもドコモ光にしておいたほうが無難です。
auとUQモバイルユーザーはエキサイト光よりもauひかりやソネット光がお勧め
auやUQモバイルの携帯電話料金を利用している方は、auスマートバリュー(携帯電話料金割引)と自宅セット割(UQモバイル)が適用されるauひかりやソネット光がお勧めです。
こちらもドコモ光と同様、ネットの月額料金だけを見るとエキサイト光のほうが安いですが、auやUQモバイルの携帯電話料金の割引額を考えると、これらの携帯電話を利用している方はauスマートバリューと自宅セット割(UQモバイル)が適用される光回線にしたほうが安く利用することが出来ます。
auひかりは田舎のほうだと使えないことが多く、集合住宅だと設備が導入されていない場合も多い為、auひかりが使えないという場合には、ソネット光を利用することでauスマートバリューと自宅セット割(UQモバイル)を適用させることができます。
ソフトバンクユーザーはエキサイト光よりもソフトバンク光やNURO光がお勧め
ソフトバンクの携帯電話を利用している方は、エキサイト光よりもソフトバンク光やNURO光がお勧めです。
NURO光は関東・東海・関西・中国・九州地域の主に戸建て住宅に光回線を提供しているサービスですが、ソフトバンク光と同じように、携帯電話料金が毎月安くなるソフトバンクの『おうち割 光セット』に対応しています。
また、NURO光は最大2Gbpsと速度がはやい上に料金が安く、宅内WiFiも無料で利用できます。
その為、関東・東海・関西・中国・九州地域の戸建てにお住まいの方はNURO光を、それ以外の地域にお住まいの方はソフトバンク光を利用するのがお勧めです。
ちなみに、ワイモバイルユーザーも『おうち割 光セット(A)』という割引を適用できますが、これが適用できるのは、光回線だとソフトバンク光だけです。
NURO光は、ソフトバンクの携帯電話料金の割引である『おうち割 光セット』には対応していますが、ワイモバイルの『おうち割 光セット(A)』には対応していないため、注意が必要です。
- ドコモ携帯電話料金の割引あり!
- au携帯電話料金の割引あり!(全国エリア対応)
- au携帯電話料金の割引あり!(西日本エリア限定)
- ソフトバンク携帯電話料金の割引あり!
- 光回線が使えない方向け!
それがエキサイト光です。
この記事では、エキサイト光のサービス内容について説明していきたいと思います。