ビッグローブ光もドコモ光も、NTT東日本・西日本のフレッツ光の設備を借りて提供されている光コラボレーションと言われるサービスです。
この光コラボレーションサービス同士の乗換えが、2019年の夏ぐらいから活発になってきています。
というのも、2019年の夏から、光コラボレーションサービス同士の乗換えが、それまでよりもかなり簡単に出来るようになったからです。
これまで、ビッグローブ光からドコモ光への乗換えは、工事が必要だったり、光電話の番号が変わってしまうことが多いという点から、躊躇する方が多くいました。
でも、今はそんな心配は一切いりません。
この記事では、ビッグローブ光からドコモ光へ乗換えるメリットやデメリット・事前に確認しておくべき注意点などを、詳しく解説していきます。
目次
ビッグローブ光からドコモ光への乗換えは、工事も必要なく簡単に乗り換えられる
2019年の夏に、光コラボレーションサービス同士の乗換えに関しては、『事業者変更』という制度・仕組みが始まりました。
それまで、光コラボレーションサービス同士の乗換えは、
- 光回線の再工事が必要だった
- 光電話の番号が変わってしまうことが多くあった
- 自宅で使うONUや光電話ルーターを交換する必要があった
というネックになる部分がありましたが、『事業者変更』という制度が始まったことで、これらの点を一切気にすることなく、光回線の乗換えが出来るようになりました。
『事業者変更』の仕組みを記載したのが下記の表です。
事業者変更の手続きとは | |
---|---|
工事の有無 | 不要 |
機器の変更(ご利用のONUや光電話ルータ) | 不要 |
光電話の番号変更 | 同じ番号のまま継続可能 |
事業者変更にかかる費用 | ●転出(解約する)光回線でかかる費用 ~転出事務手数料=平均で3,300円 ~違約金 ●転入(乗り換える)光回線でかかる費用 ~事務手数料=平均で3,300円 ※上記は平均であり、転出する光回線・転入する光回線で費用は若干異なります。 |
手続き方法 | ①変更前の光コラボ事業者に連絡し、『事業者変更承諾番号』を取得 ②その『事業者変更承諾番号』をもって、変更したい光コラボorフレッツ光に申込む |
ビッグローブ光もドコモ光も光コラボレーションサービスのため、この『事業者変更』の手続きを活用すれば、
- 工事不要(工事費用も不要)で乗り換えられる
- 光電話の番号も変わらない(番号ポータビリティの手続きも不要)
- 自宅で利用する機器(ONUや光電話ルーター)も継続利用できる
上記のように簡単に乗換えることが出来ます。
もともと光コラボレーションサービスは、どのサービスもNTT東日本・西日本の光回線の設備を借りて提供されているため、そもそもサービスを乗り換えても、光回線の設備や仕組みは何も違う点はありません。
『事業者変更』は簡単に言うと、設備や電話番号や機器はそのままで、契約だけをビッグローブ光からドコモ光に切り替えるというイメージの手続き方法です。
また、切り替えに必要な日数も少なくて済むのが特徴で、申込みから1週間~2週間もあれば、契約をドコモ光に切り替えることが出来ます。
後ほど詳しく説明しますが、ドコモの携帯電話を利用している方は、ドコモ光に乗換えたほうが毎月の通信費用がお得になります!
ビッグローブ光とドコモ光の共通点と違い
ビッグローブ光からドコモ光に乗換えるメリットやデメリットについて説明する前に、ビッグローブ光とドコモ光の共通点や大きな違いがある点について、ここから説明していきます。
共通点① インターネットの最大速度はどちらも同じ
ビッグローブ光もドコモ光も、どちらもNTT東日本・西日本の光回線の設備を利用した光コラボレーションサービスです。
利用している設備が全く同じため、どちらも基本的なプランのインターネットの最大速度は同じ1Gbpsです。
ただ、ドコモ光の場合は23社のプロバイダーから利用するプロバイダーを選択できますが、どのプロバイダーを使うかでインターネットの実測値が大きく変わってきます。
ドコモ光のプロバイダーで、速度に定評がある『GMOとくとくBB』等を使った場合の実測値の平均は150Mbps~200前後ですが、速度の評判が悪いプロバイダーを選択してしまうと、10~20Mbpsしか出ないということもざらにあります。
ビッグローブ光からドコモ光へ乗換える場合、どのプロバイダーを選択するかという点については、十分に検討してから申込むようにしましょう。
ただ、ビッグローブはドコモ光での速度の評判があまり良くありません!
どのプロバイダーを選択するのがお勧めなのかという点については、後ほど詳しく説明していきます!
共通点② 月額料金はどちらもほとんど変わらない
ドコモ光とビッグローブ光では、月額料金に大きな差はありません。
ドコモ光とビッグローブ光の月額料金の違いを記載したのが下記の表です。
ドコモ光 | ※一部プロバイダーで無線ルーター無料 | ※一部プロバイダーで無線ルーター無料 |
ビッグローブ光 |
上記の表の通り、マンションタイプはほぼ同額、戸建てはドコモ光のほうが約250円ほど高い料金になりますが、ドコモ光は一部のプロバイダーで無線ルーターを永年(ずっと)無料で提供しています。
それに対して、ビッグローブ光の無線ルーターは、無料期間はあるもののその期間が終わると有料です(月額550円)。
この点も含めると、無線ルーターをレンタルで利用したいという方の場合には、どちらかと言えば、逆にドコモ光に乗換えたほうが月額料金が今よりも安くなります。
最大の違いは、対応している携帯電話料金の割引が違うこと
ここまで、ドコモ光とビッグローブ光の共通点について説明してきましたが、この2つの光回線には、決定的に違う箇所があります。
それが、対応している携帯電話料金の割引です。
ドコモ光は『ドコモ光セット割』といって、ドコモの携帯料金の割引に対応しています。
それに対して、ビッグローブ光は『auスマートバリュー』といって、auの携帯料金の割引に対応しています。
どちらの割引もかなり大きな金額が毎月割引される仕組みのため、基本的には、ドコモユーザーはドコモ光に乗り換えるのが一番お得になり、auユーザーはそのままびビッグローブ光を利用し続けるのがお得になります。
この2つの割引の仕組みや割引額に関しては、次の見出しの箇所から詳しく説明をしています。
その場合には、ドコモ光への乗換えではなく、最大5Gbpsを今とほとんど変わらない料金で使えるauひかりへの乗換えがお勧めです!
auひかりも、もちろん『auスマートバリュー』に対応しています!
ビッグローブ光からドコモ光に乗換える3つのメリット
ここから、ビッグローブ光からドコモ光に乗り換える3つのメリットについて、1つずつ詳しく説明をしていきます。
先ほど説明した通り、ビッグローブ光とドコモ光とでは、インターネット速度や月額料金はほとんど変わりません。
ただ、ドコモユーザーがドコモ光に乗り換えた場合、携帯電話料金の割引も含めて、かなり大きな料金割引を受けることができます。
メリット① ドコモの携帯電話料金が大きく割引される
ビッグローブ光からドコモ光に乗り換える最大のメリットは、ドコモの携帯電話料金が『ドコモ光セット割』で大きく割引されるという点にあります。
『ドコモ光セット割』は、ドコモユーザーがドコモ光を利用した場合にのみ適用される携帯料金割引で、他の光回線では一切適用することができません。
『ドコモ光セット割』は、利用している携帯プランにより割引額が異なりますが、新プランを利用している場合、下記の割引が家族も含めて最大20台までそれぞれ適用されます。
ドコモ光セット割の割引額 | |
---|---|
下記は1台あたりの割引額です。ファミリー割引グループを組んでいる場合は、最大20台まで下記の割引が全台に入ります。 | |
利用プラン | 月あたりの割引額 |
eximo | 1,100円 |
irumo 3GB、6GB、9GB | 1,100円 |
irumo 0.5GB | - |
(2023年6月30日新規受付終了) 5Gギガホ プレミアム 5Gギガホ ギガホプレミア ギガホ 5ギガライト/ギガライト<ステップ4:~7GB> 5ギガライト/ギガライト <ステップ3:~5GB> | 1,100円 |
(2023年6月30日新規受付終了) 5ギガライト/ギガライト<ステップ2:~3GB> | 550円 |
(2023年6月30日新規受付終了) 5ギガライト/ギガライト<ステップ1:~1GB> | - |
仮に、ギガホかギガライト〈ステップ3〉以上で家族でドコモの携帯を4台利用している場合、毎月の割引は4,400円にもなります。(1台1,100円×4台)
ドコモ光のマンションタイプの月額料金が4,400円ですから、実質マンションタイプを無料で使えてしまうほどの割引額です。
しかもこの割引、期間限定の割引ではなく永年(ずっと)適用される割引です。
この割引は、ビッグローブ光を利用している状態では、一切適用することができません。
「携帯電話はドコモだけど光回線はビッグローブ光を使っている」という方は、早めにドコモ光に乗り換えるのがお勧めです。
家族も含めドコモの携帯電話を複数台利用している方がビッグローブ光を契約している場合、この割引を毎月ムダにしてしまっている状況です!
メリット② 無線ルーターが無料で使えるようになる
ビッグローブ光では、無線ルーターをレンタルで利用することができますが、無料で使える期間は半年から1年と決まっています。
無料で使える期間以外は、無線ルーターをレンタルするのに月額550円の支払いが必要です。
それに対して、ドコモ光では一部のプロバイダーで無線ルーターを“永年(ずっと)”無料で提供しています。
ドコモ光のプロバイダーで、無線ルーターを無料で提供しているのは主に下記のプロバイダーです。
- 【タイプA】GMOとくとくBB=GMOとくとくBB(ドコモ光)
- 【タイプA】@nifty=@nifty with ドコモ光
- 【タイプA】ぷらら=ぷらら(ドコモ光)
- 【タイプA】ビッグローブ=ビッグローブ(ドコモ光)
- 【タイプB】OCN=OCN forドコモ光
※これ以外にも一部のプロバイダーが無線ルーターを無料で提供しています。
これらのプロバイダーを使えば、無線ルーターを有料でレンタルしたり、ご自身で購入したりする必要は一切ありません。
この“無線ルーターが無料で使える”という点も、ビッグローブ光からドコモ光に乗り換える上で、お得になる点の1つです。
メリット③ dカードGOLDやその他のお得な還元でさらにお得になる
細かなメリットではありますが、ビッグローブ光からドコモ光に乗り換えるメリットは、
- 『ドコモ光セット割で』ドコモの携帯料金が安くなる
- 無線ルーターが無料で使えるようになる
という点以外にもあります。
それが、dカードGOLDによるdポイントの還元です。
dカードGOLDはドコモが発行しているクレジットカードで、年会費1万1千円の支払いが必要なカードです。
ただ、このカードを発行して支払いをすると、『家族全員の携帯料金+ドコモ光の料金』の合計額の10%分のdポイントを毎月もらうことができます。
例えば、4人家族で、家族全員の携帯料金が3万5千円+ドコモ光の料金が5千円(トータルで月4万円)だった場合、毎月dポイントを4千ポイント・1年間で4万8千ポイントを受けとることができます。
dポイントは1ポイント1円換算で、コンビニや様々なお店でのお買い物に使えますし、携帯料金の支払いにあてることもできるポイントです。
dカードGOLDの年会費1万1千円を支払う以上に、dポイントでお得になる場合には、dカードGOLDに加入しておくことをお勧めします。
ビッグローブ光からドコモ光に乗換えるデメリット
ビッグローブ光からドコモ光へ乗換えても、インターネットの最大速度は変わらないですし、インターネットの月額料金も大きくは変わりません。
むしろ、ドコモ光では無線ルーターを無料で使える分、月額料金はビッグローブ光よりも若干安くなるぐらいです。
ただし、ビッグローブ光からドコモ光への乗り換えでは、大きなデメリットも1つあります。
それは、『auスマートバリュー』を適用できなくなるという点です。
ドコモ光はドコモの携帯料金が安くなる『ドコモ光セット割』に対応していますが、ビッグローブ光が対応しているau携帯料金割引の『au スマートバリュー』には対応していません。
『auスマートバリュー』もドコモ光の『ドコモ光セット割』と同じく、auの携帯電話料金が毎月大きく割引されます。
auスマートバリューの割引額 | 月あたりの割引額 |
---|---|
下記は携帯電話1台あたりの割引額です。au携帯電話料金の割引(auスマートバリュー)×UQモバイルの携帯電話料金の割引(自宅セット割)を合わせて、家族も含め最大10台まで割引を適用可能です。 | |
利用プラン | 月あたりの割引額 |
使い放題MAX 5G ALL STARパック2 使い放題MAX 5G/4G DAZNパック 使い放題MAX 5G/4G ドラマ・バラエティパック 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P) 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック 使い放題MAX 5G with Amazonプライム 使い放題MAX 5G/4G auマネ活プラン 5G ALL STARパック2 auマネ活プラン 5G/4G DAZNパック auマネ活プラン 5G/4G ドラマ・バラエティパック auマネ活プラン 5G/4G Netflixパック(P) auマネ活プラン 5G/4G Netflixパック auマネ活プラン 5G with Amazonプライム auマネ活プラン 5G/4G | 翌月から 永年1,100円/月割引 |
スマホミニプラン 5G/4G | 翌月から 永年550円/月割引 |
<新規受付終了 スマホプラン> 使い放題MAX 5G ALL STARパック データMAX 5G ALL STARパック データMAX 5G/4G LTE ドラマ・バラエティパック データMAX 5G/4G LTE Netflixパック データMAX 5G Netflixパック(P) データMAX 5G with Amazonプライム データMAX 5G/4G LTE auデータMAXプランPro auデータMAXプラン Netflixパック auデータMAXプラン auフラットプラン30 auフラットプラン25 NetflixパックN auフラットプラン25 Netflixパック auフラットプラン20N auフラットプラン20 auフラットプラン7プラスN auフラットプラン7プラス auフラットプラン5(学割専用) | 翌月から 永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 スマホプラン> ピタットプラン 5G/4G LTE 新auピタットプラン | データ容量 1GB超~7GB:翌月から永年550円/月割引 ※データ容量~1GBご利用の月は割引適用されません。 |
<新規受付終了 スマホプラン> ピタットプラン 5G/4G LTE(s) | データ容量 2GB超~20GB:翌月から永年550円/月割引 ※データ容量~2GBご利用の月は割引適用されません。 |
<新規受付終了 スマホプラン> auピタットプラン auピタットプラン(s) | データ容量 ~2GB:翌月から永年550円/月割引 ※auピタットプラン(シンプル)でデータ容量~1GBご利用の月は割引適用されません。 2GB超:翌月から永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 スマホプラン> auピタットプランN(s) | データ容量 ~2GB:翌月から永年550円/月割引 2GB超:翌月から永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額10/13/30 | 翌月以降最大2年間2,200円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額5/8/20 LTEフラット | 翌月以降最大2年間1,551円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額2/3 ジュニアスマートフォンプラン シニアプラン | 翌月から 永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額1 | 翌月以降最大2年間1,027円/月割引 3年目以降永年550円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額10(ケータイ)/13(ケータイ) | 翌月以降最大2年間2,200円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額5(ケータイ)/8(ケータイ) | 翌月以降最大2年間1,551円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額2(ケータイ)/3(ケータイ) | 翌月から 永年1,027円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額1(ケータイ) | 翌月以降最大2年間1,027円/月割引 3年目以降永年550円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> タブレットプラン20 | 翌月から 永年1,100円/月割引 |
<新規受付終了 ケータイ・タブレット・データ定額> データ定額5/8/20 LTEフラット LTEフラット for Tab/Tab(i)/Tab(L)/DATA(m) | 翌月以降最大2年間1,551円/月割引 3年目以降永年1,027円/月割引 |
家族全員がドコモの携帯を利用している場合には、このデメリットを気にする必要はありません。
ただ、家族でドコモの携帯とauの携帯を混在して使っている場合もあると思います 。
この場合、ビッグローブ光からドコモ光に乗り換えると、新たにドコモの携帯料金の割引が始まりますが、今まで割引されてきたauの携帯料金の割引がなくなってしまいます。
『ドコモ光セット割』も『auスマートバリュー』も、どちらも携帯電話1台あたり平均で毎月1,100円×家族で利用している台数の割引と、割引額はほとんど変わりません。
そのため、「家族でドコモの携帯よりもauの携帯電話のほうが台数が多い」という場合には、ビッグローブ光からドコモ光へ乗換えは、あまりお勧めできません。
【メリット・デメリットまとめ】ビッグローブ光からドコモ光への乗換えがお勧めの方とは
ここまで、ビッグローブ光からドコモ光に乗り換えるメリットやデメリットについて、詳しく説明をしてきました。
まとめとして、どういった方がビッグローブ光からドコモ光に乗換えるのがお勧めかと言えば、下記の通りです。
- 家族全員がドコモの携帯を利用している方
- 家族で、auの携帯電話よりもドコモの携帯電話を多く利用している方
家族全員がドコモの携帯を利用しているのにビックローブ光を使っている方は、今すぐドコモ光に乗り換えて『ドコモ光セット割』を適用することをお勧めします。
その状態でビッグローブ光を利用し続けるのは、『ドコモ光セット割』の毎月数千円にものぼる携帯料金の割引をドブに捨てているようなものです。
また、家族でauの携帯電話よりもドコモの携帯電話の台数が多いという方に関しても、出来るだけ早めにドコモ光に乗換えることをお勧めします。
逆に、ビッグローブ光からドコモ光へ乗り換えることをお勧めできない方もいらっしゃいます。
- 家族全員がauの携帯電話を利用している方
- 家族で、ドコモの携帯電話よりもauの携帯電話を多く利用している方
ビッグローブ光からドコモ光に乗換えると、ドコモの携帯料金が新たに割引されるものの、今まで割引されていたauの料金割引が全てなくなってしまいます。
そのため、『家族でauの携帯電話をメインで使っている』という方の場合には、ドコモ光に乗換えずにそのままビッグローブ光を使い続けるほうがお得です。
- ドコモの携帯を利用しているならドコモ光
- auの携帯を利用しているならビッグローブ光やauひかり
- ソフトバンクの携帯を利用しているならソフトバンク光
どの通信サービスも、携帯電話と光回線をセットで利用すると、かなり高額の割引を受けることができるため、組み合わせがアンマッチになっている場合には、早めに光回線を乗り換えることをお勧めします!
ビッグローブ光からドコモ光への乗換えにかかる全費用
ここから、ビッグローブ光からドコモ光へ『事業者変更』で乗換える場合の費用について、詳しく解説をしていきます。
ビッグローブ光からドコモ光への乗換えにかかる費用は、大きく分けると下記の2つです。
- ビッグローブ光の解約に関する費用
- ドコモ光の開通に関する費用
どちらの費用も発生すると聞くと乗換えを躊躇してしまう方もいらっしゃると思います。
ただ、ドコモ光をインターネット代理店から申込むと、かなりお得なキャッシュバックやキャンペーンを適用することができるため、費用の大部分は回収することが出来ます。
まず先に、ビッグローブ光の解約に関する費用を説明していきます。
ビッグローブ光の解約費用は、3年プランと2年プランのどちらを利用しているかによって、額が大きく変わってきます。
3年プランで利用している場合の解約費用は下記の通りです。
- 違約金
~【2021年3月末までにビッグローブ光を申し込んだ方】戸建て・集合住宅とも20,000円
~【2021年4月から2022年6月末までにビッグローブ光を申し込んだ方】戸建て・集合住宅とも11,900円
~【2022年7月1日以降にビッグローブ光を申し込んだ方】戸建てが4,230円・集合住宅が3,360円
※ビッグローブ光は、いつ申し込みをしたかで違約金の金額が異なります。
◎ビッグローブ光の3年プランは36ヵ月の自動更新契約になっていて、36月目が更新月になっています。この当月・翌月・翌々月の3カ月の間に解約した場合、違約金は発生しません。 - 工事費の残債(工事費を分割払いにしている場合に必要)
【2021年3月末までにビッグローブ光を申し込んだ方】
派遣工事の場合=戸建て:月825円×40ヵ月払い、マンション:月742円×40ヵ月払いの支払いが終わっていない分
無派遣工事の場合=戸建て・マンションとも:月385円×40ヵ月払いの支払いが終わっていない分
【2021年4月~2022年6月末までにビッグローブ光を申し込んだ方】
派遣工事の場合=戸建て:月550円×36ヵ月払い、マンション:初回715円+月451円×35ヵ月払いの支払いが終わっていない分
無派遣工事の場合=初回275円+月451円×35ヵ月払いの支払いが終わっていない分
【2022年7月以降にビッグローブ光を申し込んだ方】
派遣工事の場合=戸建て:月550円×36ヵ月払い、マンション:初回715円+月451円×35ヵ月払いの支払いが終わっていない分
無派遣工事の場合=一括支払いのみのため、工事費の残債はありません。
◎下記の場合には工事費の残債はありません。
~ビッグローブ光の工事費を分割ではなく一括で支払っている場合
~分割払いが終わっている場合
『事業者変更』で乗り換えをする場合、乗り換え前の光回線で、『事業者変更承諾番号』を発行する必要があります。この『事業者変更承諾番号』の発行手数料を請求される光回線が多いですが、ビッグローブ光の場合は手数料は必要ありません(無料で発行可能です)。
違約金や工事費の残債が発生するかは、人それぞれいつから利用しているのか等によって変わってきます。
ただ、3年プランの場合は2年プランよりも解約に関する費用が大きくなってくるため、「ある程度の出費はっ製する」と考えておいたほうが無難です。
次に、ビッグローブ光を2年プランで利用していた場合の解約に関する費用です。
- 違約金
~【2022年6月末までにビッグローブ光を申し込んだ方】戸建て・集合住宅とも9,500円
~【2022年7月1日以降にビッグローブ光を申し込んだ方】戸建てが4,230円・集合住宅が3,360円
※ビッグローブ光は、いつ申し込みをしたかで違約金の金額が異なります。
◎ビッグローブ光の2年プランは24ヵ月の自動更新契約になっていて、最終月の24ヵ月目が更新月になっています。この当月・翌月・翌々月の3カ月の間に解約した場合、違約金は発生しません。
- 派遣工事費の残債(工事費を分割払いにしている場合に必要)
【2021年3月末までにビッグローブ光を申し込んだ方】
派遣工事の場合=戸建て:月550円×30ヵ月払い、マンション:月440円×30ヵ月払いの支払いが終わっていない分
【2021年4月以降にビッグローブ光を申し込んだ方】
派遣工事の場合=戸建て:月825円×24ヵ月払い、マンション:初回814円+月682円×23ヵ月払いの支払いが終わっていない分
◎下記の場合には工事費の残債はありません。
~ビッグローブ光を無派遣工事で開通している場合
~ビッグローブ光の工事費を分割ではなく一括で支払っている場合
~分割払いが終わっている場合
『事業者変更』で乗り換えをする場合、乗り換え前の光回線で、『事業者変更承諾番号』を発行する必要があります。この『事業者変更承諾番号』の発行手数料を請求される光回線が多いですが、ビッグローブ光の場合は手数料は必要ありません(無料で発行可能です)。
2年プランを利用している場合でも、解約するタイミングや利用期間によって違約金や工事費の残債が発生してきます。
ただ、ドコモ光をインターネット代理店から申し込んだ場合のキャッシュバックなどを考えると、2年プランの場合はマイナスの出費になることはほとんどありません。
むしろ、出費よりも収入(キャッシュバックなど)の方が多くなることのほうが、圧倒的に多いです。
次に、ドコモ光を新規開通させるために必要な費用は下記の通りです。
- 契約事務手数料=3,300円のみ
『事業者変更』でビッグローブ光からドコモ光に乗り換える場合、そもそも工事が必要ないため、工事費用はかかりません。
光電話の番号も自動で継続されるため、番号ポータビリティの費用も必要ありません。
『事業者変更』でドコモ光を開通させるために必要な費用は、契約事務手数料の3,300円のみです。
加えて、ドコモ光をインターネット代理店から申し込むと、下記のキャッシュバック・キャンペーンを受けることができます。
ビッグローブ光からドコモ光へ『事業者変更』で乗り換える場合、乗り換えにかかる費用は発生しますが、ドコモ光×代理店のキャンペーンを活用することで、その大部分を回収することができます。
ドコモ光をインターネット代理店から申し込むと、ドコモ光公式キャンペーンに加えて代理店独自のキャッシュバックを受け取ることができますが、ドコモ光を公式サイトやドコモショップで申し込んでしまうと、かなり小さなキャンペーンしか受けることができません。
ビッグローブ光からドコモ光へ乗換える場合は、費用を回収するという点でも、お得なキャンペーンを適用できるインターネット代理店からの申し込みがお勧めです。
ビッグローブ光からドコモ光へ乗換える前に確認しておきたいポイント
ビッグローブ光からドコモ光に乗り換える場合、事前に確認しておきたいポイントが1つあります。
それは、『プロバイダーをビッグローブのまま継続するのかどうか』という点です。
ドコモ光では、下記の23社の中から利用するプロバイダーを選択することができます。
「ドコモnet」「plala」「OCN(タイプB)」は2023年6月30日(金曜)をもって新規申込み受付を終了いたしました。
- ドコモ光以外ですでに「plala」をご利用中のお客さまは、プロバイダ「plala」でドコモ光を新規にお申込みになれます。
- ドコモ光以外ですでに「OCN」をご利用中のお客さまは、プロバイダ「OCN インターネット(タイプA)」でドコモ光を新規にお申込みになれます。
- 現在、「ドコモ光」で「ドコモnet」「plala」「OCN(タイプB)」をご利用中のお客さまは、サービスを継続してご利用いただけます。
【タイプA】月額料金=戸建て:5,720円、マンション:4,400円
ドコモnet、ぷらら、GMOとくとくBB、@nifty、DTI、BIGLOBE、andline、タイガースnet、エディオンネット、エキサイト、hi-ho、SIS、iC-net、SYNAPSE、楽天ブロードバンド、@ネスク、TikiTiki
【タイプB】月額料金=戸建て:5,940円、マンション:4,620円
OCN、@TCOM、TNC、AsahiNet、WAKWAK、ちゃんぷるネット
【参考リンク】
ドコモ光公式サイト プロバイダー一覧
プロバイダーによる細かな違いに関しては、こちらのドコモ光公式が発行しているPDFデータでご確認ください。
タイプBのプロバイダーを選んでしまうと、月額料金がタイプAのプロバイダーを利用する場合よりも220円高くなってしまうため、タイプAのプロバイダーから利用するプロバイダーを選ぶのが一般的です。
ビッグローブは、料金が安いタイプAに属しています。
ビッグローブ光からドコモ光に乗換える場合、プロバイダーを変えずにビッグローブのまま乗り換えることもできますが、正直ビッグローブのまま乗り換えるのはあまりお勧めしません。
というのも、ドコモ光はプロバイダーによりインターネット速度が大きく変わる仕組みになっていて、ドコモ光でのビッグローブの評判はあまり良くないからです。
以前は「ネットが遅い」という口コミがかなり目立っていて、今はその時よりは改善してきていていますが、それでもそこまで評判は良くありません。
ドコモ光のプロバイダーで「インターネットが速い」と評判がいいのは、タイプAのプロバイダーである『GMOとくとくBB』です。
『GMOとくとくBB』は、インターネット速度の向上にかなり力を入れていて、他のプロバイダーでは行なっていない下記の取り組みを実施しています。
- 【速度保証】インターネットの実測値が最大100Mbpsを下回る場合、改善するまで毎月ポイントバックを実施
- 【速度公開】地域別のインターネットの実測値を公開
- 【機器の高速化】IPv6に対応した高速無線ルーターの無料レンタル
ドコモ光の全23社のプロバイダーの中で、速度保証を行っているのも・地域別の速度(実測値)を公開しているのも、『GMOとくとくBB』だけです。
これらの速度保証や地域別の実測値の公開というのは、よほどインターネット速度に自信がないとできない取り組みのため、現に他のプロバイダーでは一切おこなっておりません。
光回線を使う上で、『インターネット速度』といういうのは一番大切な点になるため、どのプロバイダーにしようか迷ったら『GMOとくとくBB』にしておくことを強くお勧めします。
お住まいの地域で『ドコモ光×GMOとくとくBB』を利用した時に、どれぐらいのインターネット速度が出るのか確認したいという方は、 上記のサイトにてご確認ください!
セキュリティソフトの無料キャンペーンなど非常にお得な点が多いので、そういった部分でもかなりお勧めできるプロバイダーです。
ビッグローブ光からドコモ光へスムーズに乗り換える為の手続き方法
ビッグローブ光からドコモ光への乗換えは、『事業者変更(転出・転入)』の手続き方法さえ把握しておけば、ほとんど手間もかからずにあっという間に手続きを終えることができます。
ビッグローブ光からドコモ光に、『事業者変更』で乗り換える具体的な手続き方法は下記の通りです。
- 【転出】まずはビッグローブ光のサポートセンターに電話をし、事業者変更承諾番号を取得する
~サポートセンターの番号はこちら=0120-907-505
※サポートセンターの番号はこちらの公式サイトでも確認することが出来ます。
- 【転入】次にドコモ光をお得なネット代理店から申込む
~ドコモ光を申込むならこちらの代理店からがお勧めです⇒ドコモ光キャッシュバックキャンペーン
~申し込みフォームの中に、『事業者変更承諾番号』を入力する項目があるため、そこにビッグローブ光で取得した『事業者変更承諾番号』を入力する必要があります。 - 申込み後、インターネット代理店から申し込み確認の電話連絡がかかってきます。
その際に、契約を切り替える日程を決めて手続きは完了です。
あとは、決めた『事業者変更』の切り替え日に、自動的にビッグローブ光からドコモ光へ契約が切り替わります。
『事業者変更』の場合は工事も必要ありませんし、切り替えの日程でビッグローブ光も自動で解約されるため、ビッグローブ光を個別に解約する必要もありません。
光電話の番号も、特に何もせずともそのまま同じ番号でドコモ光に切り替わります。
インターネットの設定に関しては、ドコモ光でもプロバイダーをビッグローブのまま継続する場合は設定不要です。
ただ、ビッグローブ光からドコモ光への乗り換えにあたって、プロバイダーを変更している場合は、インターネットの初期設定が必要になります。
インターネットの初期設定が不安という方は、各プロバイダーで行っている『訪問設定無料キャンペーン』などを活用するようにしましょう。
『訪問設定無料キャンペーン』を行っているプロバイダーに関しては、インターネット代理店の担当者から電話連絡がきた時に確認するようにして下さい!
【注意】ドコモ光は公式サイトやドコモショップで申し込むと損をする
ここまで、ビッグローブ光からドコモ光に乗換えるメリットやデメリット・手続き方法などについて詳しく説明してきましたが、ドコモ光に乗換える場合、どこからドコモ光を申込むかで大きく特典が変わってきます。
ドコモ光のキャンペーンは、大きく分けると下記の2つがあります。
- ドコモ光公式キャンペーン
- 代理店orプロバイダーから申し込んだ場合の独自キャンペーン
このうち、①の『ドコモ光公式キャンペーン』はどこから申込んでも適用することが出来ますが、②の『代理店orプロバイダー独自キャンペーン』は、代理店やプロバイダーのホームぺージからドコモ光を申し込まないと適用することが出来ません。
具体的に言うと、ドコモ光を
- ドコモ光公式サイト
- ドコモインフォメーションセンター(コールセンター)
- ドコモショップ
などから申込んでしまうと、かなり小さなキャンペーンしか適用されず、損をしてしまうことになります。
それに対して、インターネット代理店やプロバイダーのホームぺージからドコモ光を申込みした場合、①の『ドコモ光公式キャンペーン』に加えて、②の『代理店orプロバイダー独自キャンペーン』も上乗せして適用することが出来ます。
ビッグローブ光からドコモ光への乗換えは、『事業者変更』で工事費用はかからないとは言っても、それなりの費用が発生してきます。
ビッグローブ光からドコモ光に乗換えるのであれば、その費用を少しでも回収できるよう、お得なインターネット代理店から申し込みをすることを強くお勧めします。
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