
2015年にNTT東日本・NTT西日本が光回線の設備を他社に開放し(卸売り)、提供が始まった光コラボレーションサービス。
光コラボレーションサービスの種類は、今や、ドコモ光やソフトバンク光を筆頭に数百種類にものぼります。
この数百種類にものぼる光コラボレーションサービスの中で、なんと、そのシェアの7割から8割をドコモ光とソフトバンク光が占めています。
昔から、ドコモ光やソフトバンク光に乗り換える方は多くいましたが、2019年の夏に『事業者変更』という仕組みができて、さらに乗り換える方が急増しています。
この記事では、光コラボレーションサービスの中でも、特に乗り換え需要が多い『ソネット光からソフトバンク光』に乗り換えるメリットやデメリット、手続き方法などを、どこよりも詳しく解説していきます。

目次
- 1 ソネット光からソフトバンク光への切換えは『事業者変更』で簡単に乗り換えできる
- 2 ソネット光とソフトバンク光では、ネット速度や月額料金はそこまで変わらない
- 3 ソネット光からソフトバンク光へ乗換えるメリット
- 4 ソネット光からソフトバンク光へ乗換えるデメリット
- 5 【まとめ】ソネット光からソフトバンク光への乗換えがお勧めのユーザーとは
- 6 ソネット光からソフトバンク光へ乗換える前に事前に確認しておくべき4つのポイント
- 7 ソネット光からソフトバンク光への乗換えでかかる全費用
- 8 ソネット光からソフトバンク光へスムーズに乗り換える手続き方法
- 9 【補足】ソフトバンクユーザーの場合、NURO光のほうがお得な場合もある
ソネット光からソフトバンク光への切換えは『事業者変更』で簡単に乗り換えできる

ソネット光からソフトバンク光への乗り換えは、『事業者変更』という仕組みを活用すれば、 びっくりするぐらい簡単に乗り換えることができます。
ソネット光もソフトバンク光も、どちらもNTTの光回線の設備を利用した“光コラボレーションサービス”と呼ばれるサービスです。
そして、この“光コラボレーションサービス”同士での乗換えは、事業者変更という手続きを取ることで、
- 工事不要(工事料金も不要)
- 光電話の番号変更も不要
- ONUや光電話ルーターの変更も不要
で乗り換えることができます。
事業者変更の手続きとは | |
---|---|
工事の有無 | 不要 |
機器の変更(ご利用のONUや光電話ルータ) | 不要 |
光電話の番号変更 | 同じ番号のまま継続可能 |
事業者変更にかかる費用 | ●転出(解約する)光回線でかかる費用 ~転出事務手数料=平均で3,300円 ~違約金 ●転入(乗り換える)光回線でかかる費用 ~事務手数料=平均で3,300円 ※上記は平均であり、転出する光回線・転入する光回線で費用は若干異なります。 |
手続き方法 | ①変更前の光コラボ事業者に連絡し、『事業者変更承諾番号』を取得 ②その『事業者変更承諾番号』をもって、変更したい光コラボorフレッツ光に申込む |
光回線の乗り換えと聞くと、
「工事が必要」
「手続きが面倒くさい」
「電話番号が変わってしまう」
と言うイメージを持つ方もいらっしゃると思いますが、ソネット光からソフトバンク光への乗換えでは、そんな心配をする必要は全くありません。
手続きも非常に簡単で、
- 【転出】ソネット光で事業者変更承諾番号を取得
- 【転入】ソフトバンク光に事業者変更を申込み
この2つの手続きを取るだけで、あっという間に乗り換えができます。
また、工事が必要ないため、開通までの納期も短く、平均で1週間程度で乗り換えができるというのも事業者変更の特徴の一つです。

2019年の夏から始まった『事業者変更 』の仕組みを活用すれば、工事も必要ありませんし、光電話の番号が変わることもありません!
ソネット光とソフトバンク光では、ネット速度や月額料金はそこまで変わらない
ソネット光からソフトバンク光に乗り換えても、インターネットの月額料金はほとんど変わりません。
下記の表をご確認ください。
ソネット光 | ||
ソネット光プラス (セキュリティソフト7台分が無料) | ||
ソフトバンク光 |
ソネット光には、『ソネット光』と『ソネット光プラス』の2種類がありますが、『ソネット光プラス』はセキュリティソフトが標準装備(無料)で使える分、月額料金が高くなっています。
セキュリティソフトをオプションサービスとして使うと、一般的に月額400円~500円かかることが多いですが、この料金を考慮すると、月額料金は3つのサービスともほとんど同じです。
要するに、ソネット光(ソネット光・ソネット光プラス)からソフトバンク光へ乗換えても、インターネットの料金はほぼ変わらないと。
また、インターネットの最大速度も1Gbpsで同じため、ソネット光からソフトバンク光へ乗り換えても、この点が変わることもありません。
ソネット光(ソネット光・ソネット光プラス)からソフトバンク光への乗換えで、大きく変わってくるのは、ソネット光(ソネット光・ソネット光プラス)とソフトバンク光が提供している独自のセット割引の部分です。
ソネット光からソフトバンク光へ乗換えるメリット
ソネット光からソフトバンク光に乗り換えるメリットは、なんといっても、『おうち割 光セット』でソフトバンク携帯の料金が大幅に安くなるという点にあります。

『おうち割 光セット』は、ソフトバンクの携帯電話を利用している方が、特定の光回線(ソフトバンク光かNURO光)を利用した場合にのみ適用される割引です。
家族も含めて、利用しているソフトバンクの携帯電話の台数が多ければ多いほど、毎月の割引額が増えるのが割引の特徴で、携帯電話1台あたり下記の割引が毎月適用されます。
ソフトバンクおうち割 光セットの割引額(月) | |
---|---|
下記は1台あたりの割引額。家族も含め最大10台までそれぞれ適用可能。 | |
データプランメリハリ/データプランミニフィット データプラン50GB+/データプランミニ | 永年1,100円割引 |
データ定額 50GBプラス/ミニモンスター | 永年1,100円割引 |
データ定額 50GB/20GB/5GB | 永年1,100円割引 |
データ定額(おてがるプラン専用)/データ定額ミニ 2GB/1GB データ定額(3Gケータイ) | 永年550円割引 |
パケットし放題フラット for 4G LTE パケットし放題フラット for 4G LTEデータし放題フラット 4Gデータし放題フラット+ | 永年1,100円割引 |
パケットし放題フラット for シンプルスマホ (iPad 専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G LTE (タブレット専用)ベーシックデータ定額プラン for 4G | 永年550円割引 |
割引額は利用している携帯電話のプランにより異なりますが、仮に家族で4台ソフトバンクの携帯電話を利用していた場合、その割引額は毎月4,000円にもなります。
(1台の割引額が1,000円のプランだった場合)
毎月4,000円といったら、ソフトバンク光のマンションタイプのインターネット料金が月額3,800円ですから、実質インターネット料金がタダで使えてしまうほどの割引額です。
ちなみに、この割引はソネット光にしたままでは一切適用することができません。
先述した通り、ソネット光からソフトバンク光への乗り換えは、工事も必要なくかなり簡単に切り替えができるため、ソフトバンクの携帯電話を利用している方は、早めに切り替えておくことを強くお勧めします。

というのも、ソフトバンク光を代理店から申し込むと、ソネット光の違約金を負担してくれる上にさらに高額のキャッシュバックを受けとることが出来るからです!
乗り換えにかかる費用やキャンペーンに関しては、後ほど詳しく説明していきます!
ソネット光からソフトバンク光へ乗換えるデメリット
ソネット光からソフトバンク光に乗り換えるデメリットは、auスマートバリューが適用できなくなるという点にあります。

ソフトバンク光は、ソフトバンクの携帯電話料金が安くなる『おうち割 光セット』に対応していますが、ソネット光はauの携帯電話料金割引(auスマートバリュー)には対応しています。
auスマートバリューは、ソフトバンクの『おうち割 光セット』と同じく、auの携帯電話1台あたり平均で毎月1,000円の割引が家族の携帯も含めて適用されます。
プラン | 月あたりの割引額 |
---|---|
下記は1台あたりの割引額。家族も含め最大10台まで割引を適用可能。 | |
ピタットプラン 5G ピタットプラン 4G LTE(新auピタットプランN) ~受付終了プラン~ 新auピタットプラン | 1GBまで ⇒割引対象外 1GB超~7GBまで ⇒永年550年割引 |
データMAX 5G ALL STARパック データMAX 5G テレビパック データMAX 5G Netflixパック(P) データMAX 5G Netflixパック データMAX 5G with Amazonプライム データMAX 5G データMAX 4G LTE テレビパック データMAX 4G LTE Netflixパック データMAX 4G LTE ~受付終了プラン~ auデータMAXプラン Netflixパック auデータMAXプランPro auフラットプラン25 NetflixパックN auフラットプラン20N auフラットプラン7プラスN auデータMAXプラン auフラットプラン30 auフラットプラン25 Netflixパック auフラットプラン20 auフラットプラン7プラス auフラットプラン5(学割専用) | 永年1,100円割引 |
ピタットプラン 5G(s) ピタットプラン 4G LTE(s) | 2GB超~20GBまで ⇒永年550円割引 |
~受付終了プラン~ auピタットプランN(s) auピタットプラン auピタットプラン(s) | 2GBまで ⇒永年550円割引 2GB超~20GBまで ⇒永年1,100円割引 |
~受付終了プラン~ データ定額1 | 永年1,027円割引 |
~受付終了プラン~ データ定額2/3 データ定額3cp ジュニアスマートフォンプラン シニアプラン LTEフラットcp | 永年1,027円割引 |
~受付終了プラン~ U18データ定額20 | 永年1,551円割引 |
~受付終了プラン~ データ定額5/8/20 データ定額5cp LTEフラット ISフラット プランF(IS)シンプル | 2年間1,551円割引 3年目以降1,027円割引 |
~受付終了プラン データ定額10/13/30 | 2年間2,200円割引 3年目以降1,027円割引 |
~受付終了プラン データ定額1(ケータイ) | 2年間1,027円割引 3年目以降500円割引 |
~受付終了プラン データ定額2/3(ケータイ) | 永年1,027円割引 |
~受付終了プラン データ定額5/8(ケータイ) | 2年間1,551円割引 3年目以降1,027円割引 |
~受付終了プラン データ定額10/13(ケータイ) | 2年間2,200円割引 3年目以降1,027円割引 |
カケホ(3Gケータイ・データ付) | 永年1,027円割引 |
タブレットプラン20 ~受付終了プラン LTEダブル定額 for Tab/Tab(i)(「ゼロスタート定額」) | 永年1,100円割引 |
~受付終了プラン LTEフラット for DATA(m) LTEフラット for Tab/Tab(i)/Tab(L) | 2年間1,551円割引 3年目以降1,027円割引 |
家族全員がソフトバンクの携帯電話を使っているような場合には、この『auスマートバリューが適用できなくなる』というデメリットを気にする必要はありませんが、家族でauとソフトバンクの携帯電話を混合して使っている場合には注意が必要です。
特に、家族でソフトバンクの携帯よりもauの携帯台数のほうが多いという場合には、乗り換えずにソネット光のままにしておいたほうがお得な場合もあります。
【まとめ】ソネット光からソフトバンク光への乗換えがお勧めのユーザーとは
ここまで、ソネット光からソフトバンク光へ乗り換えるメリットやデメリットについて説明をしてきましたが、ソネット光からソフトバンク光への乗り換えがおすすめの方は、ソフトバンクの携帯を家族も含めて利用している方です。
ソネット光とソフトバンク光では、インターネットの月額料金にほとんど差はありません。
加えて、どちらもNTTの光回線の設備を利用している光コラボレーションサービスのため、インターネットの最大速度も同じです。
この二つの光回線で決定的に違うのは、どの会社の携帯電話料金の割引が入るかという点です。
ソフトバンク光はソフトバンクの携帯電話料金が大きく割引され、ソネット光はauの携帯電話料金が大きく割引されます。
ソネット光を利用しているにも関わらず、家族でソフトバンクの携帯を利用していたり、これからソフトバンクの携帯電話に乗り換えを検討している方は、光回線も早めにソフトバンク光に乗り換えることをお勧めします。

ソネット光からソフトバンク光へ乗換える前に事前に確認しておくべき4つのポイント
ソネット光からソフトバンク光への乗り換えでは、事前に確認しておくべきポイントが4つほどあります。
それが下記の4つです。
- 光電話の番号を継続したい方は『光電話(N)』を選択
- プロバイダーは乗換えに伴って必ず変わる
- 『おうち割 光セット』適用時はお得な3つセットのオプションに加入が必要
- ソフトバンク光では、セキュリティソフトを自身で準備する必要あり
ソネット光からソフトバンク光へスムーズに乗り換えるためにも、これらのポイントは事前に把握しておくことをお勧めします。
ここからそれぞれのポイントについて1つずつ詳しく説明していきます。
ポイント① 光電話の番号を継続したい方は『光電話(N)』を選択
ソフトバンク光で利用できる電話サービスには、下記の3つのサービスがあります。
- 【一般的な固定電話の番号】光電話(N)=月額500円
- 【一般的な固定電話の番号】ホワイト光電話=月額467円
- 【050番号】BBフォン=月額無料
このうち、一般的な固定電話の番号を使うには、『光電話(N)』か『ホワイト光電話』のどちらかのサービスを利用する必要があります。
月額料金は『ホワイト光電話』のほうが少し安いですが、たった約30円の違いしかないため、どちらもほとんど変わりません。
通話料金やオプションサービスの料金も、どちらのサービスもほぼ同じです。
ただ、この2つのサービスのうち、ソネット光からソフトバンク光へ『事業者変更』で乗り換えた時に、光電話の番号を変えずに移行できるのは『光電話(N)』のみです。

ソネット光の光電話サービスからソフトバンク光の『ホワイト光電話』に乗り換えてしまうと、光電話の番号が変わってしまうので注意が必要です。

どちらも大元の電話サービスの仕組みが全く変わらないため、この2つのサービスの間であれば、『事業者変更』で同じ番号のまま継続することが出来ます!

そのため、ソネット光の光電話から『ホワイト光電話』へは、『事業者変更』で同じ番号のまま切り替えることが出来ません。
ポイント② プロバイダーは乗換えに伴って必ず変わる
ソネット光からソフトバンク光への乗り換えで、利用するプロバイダーは必ず変更になります。
ソネット光のプロバイダーは、その名前の通り『ソネット』です。
それに対して、ソフトバンク光のプロバイダーは『Yahoo!BB』です。

利用するプロバイダーが変わる場合、注意が必要なのは下記の2点です。
- 『ソネット』でオプションサービスを利用している場合、『Yahoo!BB』のオプションサービスへの切り替えが必要
- メールアドレスが変わる
オプションサービスに関しては、利用していない方も多いと思いますが、『ソネット』も『Yahoo!BB』も大手のプロバイダーのため、利用できるオプションサービスに大きな差はありません。
プロバイダー変更に伴って新たに利用をはじめる『Yahoo!BB』でオプションサービスを申し込めば、何ら問題はありません。
メールアドレスに関しては、これまで利用していた『@⚫.so-net.ne.jp』というアドレスから、『@yahoo.co.jp』や『@ybb.ne.jp』というソフトバンクが提供しているアドレスに変更になります。
「どうしてもメールアドレスを変えたくない」という方の場合、ソネットでメールアドレスだけを継続して利用することもできることはできます。
ただ、この場合、『モバイルコース』という月額200円のプランに変更が必要で、メールアドレスを利用するためだけに毎月200円払い続けていかなければなりません。
それならば、一度思いきってメールアドレスを変更してしまうことをお勧めします。
1ヶ月200円とは言っても、1年で2,400円、4年で約1万円もメールアドレスのためだけに費用を支払う必要がでてきますからね。

「光回線を乗り換えるごとにメールアドレスが変わるのはイヤだ」という方は、プロバイダーのメールアドレスは使わずに、GmailやLiveメールなどのフリーメールを使うのも1つの手です!
ポイント③ 『おうち割 光セット』適用時はお得な3つセットのオプションに加入が必要
ソフトバンク光で『おうち割 光セット』を適用するには、1つの条件があります。
その条件というのが、3つセットで月額500円の下記のオプションサービスへの加入です。
- 電話サービス(下記3つのうちの、いずれか1つに加入が必要)
~光電話(N)=月額500円・ホワイト光電話=月額467円・BBフォン=無料 - Wi-Fiマルチパック(自宅で利用できるWi-Fiサービス)=月額990円
- 光BBユニット(自宅用のルーターレンタルサービス)=月額467円


本来は、それぞれにオプション料金がかかるサービスですが、『おうち割 光セット』を利用する方に限り、3つセットで月額500円で利用することができます。
もともと固定電話を使う方の場合は、『光電話(N)』だけでも月額500円の料金が必要になりますので、それに加えて、自宅のWi-Fiやルーターも同じ料金で使えるのは非常にお得かなと思います。
注意点をあげるとすれば、『おうち割 光セット』を適用する場合、途中で上記の3つセットのオプションサービスのどれか1つでも解約してしまうと、『おうち割 光セット』が適用されなくなってしまうという点です。
そのため、例えば「自宅にWi-Fiルーターを持っているのでWi-Fiマルチパックは不要」という方であっても、契約だけはそのまま残しておくようにしましょう。
契約していても使わなければいいだけです。
また、この3つのサービスは、あくまでも『3つセットで使っている場合に限り月額500円』で利用できる仕組みになっています。
1つでも解約してしまうと、この割引が適用されなくなり、それぞれ個別にオプションサービスの料金が発生してしまうため、注意するようにして下さい。
『おうち割 光セット』を適用する場合、この3つセットのオプションサービスは、絶対に途中で解約したりしないようにして下さい。
ポイント④ ソフトバンク光では、セキュリティソフトを自身で準備する必要あり
ソネット光には、『ソネット光』と『ソネット光プラス』の2種類があるということを先述の箇所で説明しました。
この2つの大きな違いは、単純に『ソネット光プラス』のほうが標準でセキュリティソフトがセットで使えるようになっているという点です。
(その分、月額料金が『ソネット光』やソフトバンク光よりも高くなっているだけですが)
ソフトバンク光では、『ソネット光プラス』のように、セキュリティソフトを標準では提供していません。
『ソネット光プラス』からソフトバンク光へ乗り換える場合、ご自身で市販のセキュリティソフトを購入するか、ソフトバンク光のセキュリティソフトのサービスを申込む必要があります。

ソネット光からソフトバンク光への乗換えでかかる全費用
ここから、ソネット光からソフトバンク光へ『事業者変更』で乗り換える場合の費用について、詳しく説明をしていきます。
ソネット光からソフトバンク光への乗換えでかかる費用は、要約すると下記の2つです。
- ソネット光の解約に関する費用(事業者変更の手数料含む)
- ソフトバンク光の開通に関する費用
少しややこしいのですが、ソネット光は『ソネット光』か『ソネット光プラス』のどちらを利用しているかで、解約に関する費用が異なってきます。
そのため、『ソネット光』と『ソネット光プラス』の解約に関する費用に関しては、分けて説明をしていきます。
『ソネット光』『ソネット光プラス』の解約に関する費用
まずは、『ソネット光』の解約に関する費用を説明していきます。
- 事業者変更承諾番号の取得費用=3,000円
- 【ソフトバンクが全額負担】違約金=7,500円
- 工事費分割払いの残債=最大で2万4千円
~『ソネット光』は30ヶ月の自動更新契約で、31ヶ月目が契約更新月になっています。
契約更新月(31ヶ月目・62ヶ月目…)に解約をした場合は、違約金は発生しません。
~『ソネット光』を派遣工事開通し、工事費用分割払いにしている方が対象です。
~工事費は2万4千円で、月800円の30ヶ月払いになっています。この分割払いの支払いが終わっていない場合は、残りの工事日を一括で支払う必要があります。
~下記に該当する方は、工事費の残債は発生しません。
○無派遣工事で開通した方
○派遣工事で開通し、工事費用を一括で支払っている方
○派遣工事で開通し、分割払いの支払いが終わっている方(31ヵ月以上利用している方)
『ソネット光』は2017年頃から全く販売されていないため(この頃から全面的に『ソネット光プラス』のほうが販売されている)、利用している方のほとんどは、既に工事費の分割払い期間である30ヵ月以上の期間を利用しているはずです。
要するに、ほとんどの方は工事費の残債は気にする必要がないと。
そうなると、かかってくるのは主に『事業者変更承諾番号の取得費用』と『違約金』ですが、違約金は全く心配する必要はありません。
『ソネット光』の違約金は、ソフトバンクが全額負担してくれるキャンペーンを行っているため、『ソネット光』の解約で必要になる費用は、事業者変更承諾番号の取得費用(3,000円)のみです。
次に、『ソネット光プラス』を利用している方の解約に関する費用です。
- 事業者変更承諾番号の取得費用=3,000円
- 【ソフトバンクが全額負担』違約金=2万円
- 工事費分割払いの残債=最大で2万4千円
~『ソネット光プラス』は36ヶ月の自動更新契約で、37ヶ月目・38ヶ月目が契約更新月になっています。
契約更新月に解約をした場合は、違約金は発生しません。
~『ソネット光プラス』を派遣工事開通し、工事費用分割払いにしている方が対象です。
~工事費は2万4千円で、戸建て=月400円×60ヵ月払い・集合住宅=月500円×48ヶ月払いになっています。
この分割払いの支払いが終わっていない場合は、残りの工事日を一括で支払う必要があります。
~下記に該当する方は、工事費の残債は発生しません。
○無派遣工事で開通した方
○派遣工事で開通し、工事費用を一括で支払っている方
○派遣工事で開通し、分割払いの支払いが終わっている方
『ソネット光プラス』の違約金に関しては、ソフトバンクが全額負担してくれるキャンペーンを行っているので、心配する必要はありません。
事業者変更承諾番号の取得費用(3,000円)は必須でかかりますが、『ソネット光プラス』を利用している方の場合は、あとは工事費の残債がいくら残っているかで必要になってくる費用が大きく異なってきます。
ただ、工事費の残債がかなり残っている方の場合でも、ソフトバンク光を代理店から申込むとキャッシュバックを受け取ることが出来るため、出費の多くは回収することが可能です。
ソフトバンク光の開通に関する費用
次に、ソフトバンク光を事業者変更で開通する場合に必要な費用は下記の通りです。
- 契約事務手数料=3,000円
ソフトバンク光を事業者変更で開通させるために必要な費用は、契約事務手数料の3,000円のみです。
もともと、事業者変更は工事が必要ないため、工事料金は発生しません。
それに、事業者変更の手続きを取れば、光電話の番号も自動で継続されるため、番号ポータビリティの費用が発生することもありません。
(先ほど説明した通り、もともとソネット光の光電話もソフトバンク光の『光電話(N)』もNTTの光電話をそのまま利用しているので、番号ポータビリティは必要ない)
事業者変更でソネット光からソフトバンク光に乗り換えると同時に、「光ファイバーを導入する場所を変えてほしい」などの要望があれば、工事費が発生してきますが、今の設備のままで変更する場合は、契約事務手数料3,000円以外に何かの費用が発生してくる必要はありません。
ソフトバンク光のキャンペーンに関して
最後に、ソフトバンク光を代理店から新規申込みした場合に適用されるキャンペーンについて説明していきます。
現在、ソフトバンク光をネット代理店から申し込んだ場合に適用されるキャンペーンは下記の通りです。
- 工事費サポート(工事費26,400円を5カ月目にキャッシュバックで、実質工事費無料)
- 他社からの乗換えの場合は違約金を全額キャッシュバック!
- 新規申込みで最大5万6千円キャッシュバック
……【下記は代理店独自特典】……
ソネット光から乗り換える場合に特に大きなキャンペーンは、『違約金を全額負担してくれるキャンペーン』と『キャッシュバック』の2つです。
他社光回線からの乗換えの場合、乗換え前の光回線の違約金に関しては、ソフトバンクが全額負担してくれます。
キャッシュバックに関しては、ソフトバンク光の公式+ネット代理店が独自に行っているキャンペーンです。
ソフトバンク光を申込むなら、ソフトバンク光の全公式キャンペーンに加えて、独自のキャッシュバックを受け取れるネット代理店からの申込みを強くお勧めします。

ソネット光からソフトバンク光に乗り換えるのであれば、ソフトバンク光の公式キャンペーンにさらにキャッシュバックを上乗せできるネット代理店から申込んで、少しでも費用を回収するほうがお得です!
ソネット光からソフトバンク光へスムーズに乗り換える手続き方法
ソネット光からソフトバンク光への乗換えは、『事業者変更』の手続きをきっちり行えば、特に難しいこともなく簡単に乗換えが出来ます。
具体的な手続き方法は下記の通りです。
- 【転出】まずはソネットに連絡し、事業者変更承諾番号を取得
- 次にお得なネット代理店からソフトバンク光を申し込む
- ネット代理店から申し込み確認の連絡が来るので、あとは事業者変更を行う日にちを決めて終了
~事業者変更承諾番号は下記のソネット公式サイトから取得できます。
ソネット公式サイト 事業者承諾番号の取得ページ
~電話で取得する場合は下記の番号に連絡すれば取得できます。
【So-net 事業者変更ダイヤル】0120-45-2522(受付時間:9時~18時)
~お得なネット代理店はこちら⇒SoftBank光キャンペーン
※ネット代理店のホームぺージで、『WEB申込み』⇒次のページでお申込み項目を『Softbank光 事業者変更』を選択すれば、事業者変更承諾番号を入力することが出来ます。
ソネット光からソフトバンク光へ乗り換える手続き方法はこれだけです。
特にわずらわしい手続きも必要なく、スムーズに行えば1時間もかからずに手続きを終えることができます。
申し込みの手続きが完了したら、後は『事業者変更』で契約書に変わるのを待つだけです。
改めてお伝えしますが、『事業者変更』で光回線を切り替える場合、工事は必要ありません。
代理店と決めた『事業者変更』を行う日程で、自動的に契約が切り替わります。
『事業者変更』が行われると同時に、ソフトバンク光も自動で解約されるため、個別にソフトバンク光の解約手続きを行う必要はありません。
『おうち割 光セット』を適用する場合は、その手続きも忘れずに
『おうち割 光セット』を適用する方は、ソフトバンク光の申込みの後に『おうち割 光セット』を申し込む必要があります。
申込みは、インターネットのMy SoftBankのサイトか、ソフトバンクショップで行うことができます。
ソフトバンクの携帯とソフトバンク光の名義が同じ場合は、My SoftBankで手続きを行うことが出来ますが、名義が違う場合は、ソフトバンクショップへ来店して手続きを行う必要があります。
名義が違う場合、『おうち割 光セット専用同意書』という書類をソフトバンクショップへ持参する必要があります。
書類のダウンロードや詳しい手続き方法などは、下記のソフトバンク公式サイトにてご確認ください。
【補足】ソフトバンクユーザーの場合、NURO光のほうがお得な場合もある
ソフトバンクの携帯電話を利用している場合、『おうち割 光セット』を適用できるソフトバンク光はかなりお勧めですが、『おうち割 光セット』を適用できる光回線はもう一つあります。
それが『NURO光(ニューロ光)』です。

NURO光は、ソニーグループのソネットが提供している超高速回線のインターネットサービスで、他の光回線よりもインターネットが高速で、なおかつ料金が安いのが特徴です。
ソフトバンク光とNURO光の、インターネット速度や料金を比較したのが下記の表です。
ソフトバンク光 | NURO光 | |
---|---|---|
速度 | 最大1Gbps | 最大2Gbps |
月額料金 | 【戸建て】5,720円 【集合住宅】4,180円 | 【戸建ても集合住宅も同じ】 5,217円 |
光電話 | 550円 | 北海道・関東=550円 それ以外のエリア=330円 |
無料で使える機能 | なし | ・無線(高速WiFi) ・セキュリティソフト(5台版) |
インターネット速度は、ソフトバンク光が最大1Gbpsなのに対し、NURO光は倍の最大2Gbpsです。
加えて、戸建ての場合は、NURO光のほうが月額料金が安く、なおかつ自宅で使う無線ルーターとセキュリティソフトを無料で使うことができます。
NURO光は提供エリアが限定されているのがネックな部分ではありますが、NURO光の提供エリアにお住まいで、なおかつ戸建ての方は、ソフトバンク光よりもNURO光にしておくことを強くお勧めします。
NURO光の提供エリア | 都道府県 |
---|---|
北海道 | ー |
関東(1都6県) | 東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県 |
東海(4県) | 愛知県・静岡県・岐阜県・三重県 |
関西(2府3県) | 大阪府・兵庫県・京都府・滋賀県・奈良県 |
九州(2県) | 福岡県・佐賀県 |

NURO光は、公式サイトで“世界最速”と宣伝している通り、インターネット速度が他の光回線とは比べものにならないぐらい超高速です。
実測値で言えば、ソフトバンク光が平均150Mbps前後なのに対して、NURO光は平均で300Mbpsを超えるインターネット速度が出ます。
その上、月額料金も安く、新規申込みのキャンペーンもかなり大きい。
NURO光で現在行っているキャンペーンについては、下記の公式サイトにてご確認ください。
ソフトバンク光のお得なキャッシュバック徹底比較!
公式&代理店キャッシュバックどこがお勧め!?

- ドコモ携帯料金の割引あり!
- au携帯料金の割引あり!
- ソフトバンク携帯料金の割引あり!
- 光回線が使えない方向け!