光回線最安値級のenひかりをお勧めしない3つの理由

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当サイトの管理人
光回線最安値級でサービスを提供しているenひかり。

確かに料金は安いのですが、正直あまりお勧めできません。

その理由を解説していきます。

2015年にNTT東日本・西日本が光回線の設備を他社に開放して始まった光コラボレーションモデル。

既に数百社の企業が参入し、様々な独自ブランドの光回線を提供しています。

その中で、全国提供の光回線の中で、“最安値級”の料金で光回線を提供しているのがenひかりです。

このサービス、悪いサービスではないのですが、正直あまりお勧めしません。

お勧めしない3つの理由を解説していきます。

参考:メジャーな光回線の最新キャンペーン情報
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下記のページにメジャーな光回線が現在行っているキャンペーンをまとめてあります!光回線の新規・乗換えを検討されている方はご参考まで!

メジャーな光回線のお得なキャッシュバック&キャンペーン一覧

光回線の最安値 enひかりのサービス内容は?料金は?

まず先にenひかりとは一体どんなサービスなのか、簡単に説明していきたいと思います。

enひかりの速度や料金は下記の通り。

enひかりの速度や料金
  • 速度=最大1Gbps(NTTの設備を利用している為フレッツ光と全く同じ)
  • 月額料金=戸建て4,730円、マンション3,630円

インターネット速度は他の光コラボレーションモデルであるドコモ光やソフトバンク光などと同じですが、なんといっても月額料金が安いのが特徴。

ドコモ光だと月額料金が戸建てが5,720円、マンションが4,400円。

ソフトバンク光だと戸建てが5,720円、マンションが4,180円ですから、enひかりの戸建てが4,730円、マンションが3,630円という月額料金はかなり安く見えます。

また、契約期間や違約金を定めている光回線が多い中、enひかりは最低利用期間や契約期間のないシンプルな料金設定となっています。

いつ解約しても違約金は発生しないというユーザにとってはありがたい契約内容です。

また、フレッツ光で利用できる光電話やフレッツテレビといった、主要なサービスはenひかりでも利用可能です。

これらのオプションサービスが使えなくて困るといったこともありません。

インターネット速度も最大1Gbpsと他の光回線と同じで、一見すると良さげなサービスに見えるenひかりですが、お勧めできない理由が3つほどあります。

お勧めしない理由① お得なセット割引がない為、実は安くない

大手の光回線だと、今は光回線を利用すると何らかのサービスが同時に安くなる“セット割引”を提供しているのが当たり前になっています。

セット割引を提供している主な光回線
  • ドコモ・au・ソフトバンクの携帯電話料金のセット割引
    ~ドコモはドコモ光、auはauひかりやビッグローブ光などの『auスマートバリュー』に対応した光回線・ソフトバンクはソフトバンク光やNURO光などの『おうち割 光セット』に対応した光回線を利用することで大きな割引が発生します。特に家族で利用している場合は毎月平均で3千円以上の割引が発生することも多いです。
  • UQモバイル・ワイモバイルの携帯電話料金のセット割引
    ~UQモバイルはauひかりやビッグローブ光などの『自宅セット割』に対応した光回線、ワイモバイルは『おうち割 光セット(A)』に対応したソフトバンク光を利用することで大きな割引が発生します。
  • 格安SIMの携帯電話料金のセット割引
    ~OCN光や@nifty光など、SIM提供会社の光回線を利用することで少額のセット割が発生します。割引額としては大体500円~1,000円程度。

enひかりにはこういったお得なセット割引がありません。

『勝手に割り』と言って、『UQ mobile』『ahamo』『povo』を利用中の方は、毎月110円の割引を受けられる制度はあります。

ただ、割引される金額は、毎月たった110円です。

光回線の料金を“インターネット料金-セット割の割引料金”で計算すると、実はenひかりはほとんどの方にとって最安値にはなりません。

enひかりと主要な大手光回線を『セット割』を無視して月額料金のみ比較をしたのが下記の表です。

enひかりと主要光回線の料金比較
料金戸建てマンション
enひかり4,730円3,630円
ドコモ光
※ドコモ携帯割引あり
5,720円4,400円
auひかり
※auスマートバリューと自宅セット割(UQモバイル)に対応
1年目:5,610円
2年目:5,500円
3年目~:5,390円
4,000円~5,000円
ソフトバンク光
※ソフトバンクの『おうち割 光セット』とワイモバイルの『おうち割 光セット』に対応
5,720円4,180円

enひかりには、光回線を利用することで別のサービスが安くなるお得なセット割引はありませんが、ドコモ光やauひかり・ソフトバンク光には携帯電話料金のセット割引が別に発生します。

  • ドコモ光は、ドコモの携帯電話料金が1台あたり月平均1,100円×家族で利用している台数分の割引が入ります。
  • auひかりは、auの携帯電話1台あたり月平均1,100円×家族で利用している台数分の割引が入ります。
  • ソフトバンク光は、ソフトバンクの携帯電話1台あたり月平均1,100円×家族で利用している台数分の割引が入ります。

これらの割引を含めて“インターネット料金-セット割の割引料金”で実質の光回線の料金を計算すると、お得なセット割がないenひかりのほうが逆に高くなってしまう場合がほとんどです。

例えば3人家族で同一の携帯電話を利用していると仮定した場合、『セット割』も含めてenひかりとドコモ光・auひかり・ソフトバンク光の料金を比較するとこうなります。

enひかりと主要光回線の実質料金比較
料金戸建てマンション
enひかり4,730円3,630円
ドコモ光
※ドコモ携帯割引あり
5,720円
-3,300円(携帯料金割引)
=2,420円
4,400円
-3,300円(携帯料金割引)
=1,100円
auひかり
※auスマートバリューと自宅セット割(UQモバイル)に対応
1年目:5,610円
2年目:5,500円
3年目~:5,390円
-3,300円(携帯料金割引)
=2,310円~2,090円
4,000円~5,000円
-3,300円(携帯料金割引)
=700円~1,700円
ソフトバンク光
※ソフトバンクの『おうち割 光セット』とワイモバイルの『おうち割 光セット』に対応
5,720円
-3,300円(携帯料金割引)
2,420円
4,180円
-3,300円(携帯料金割引)
880円

これはあくまで家族3人で同じ会社の携帯電話を利用している場合の料金例ですが、お得なセット割引を提供していないenひかりが一番高い料金になることがわかります。

一人暮らしなど個人で1台携帯電話を利用している場合にも、携帯電話料金割引を考慮するとenひかりよりもドコモ光・auひかり・ソフトバンク光にしたほうが安くなる場合が多いです。

enひかりは、インターネットの月額料金が光回線の中で最安値級なのが売りですが、実際は『セット割引』の部分を考慮すると、他の光回線よりも安くならない場合がほとんどです。

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ドコモ光やauひかり・ソフトバンク光は料金が高いと言われることもありますが、大きな携帯電話料金割引がある分、これらの光回線を使ったほうが一番安くなる方が多いです!

お勧めしない理由② キャンペーンを行っていない

ドコモ光やauひかり・ソフトバンク光といった主要な光回線や、それ以外の大手の光回線に関しては、何かしらの新規加入キャンペーンを行っている場合がほとんどです。

enひかりは月額料金を非常に安く抑えている為、その分、各社が行っているキャッシュバックや月額料金の長期割引といったキャンペーンは基本的に行っていません。

月額料金が安くてもキャッシュバック等のキャンペーンが適用されないので、その分を損してしまうことになります。

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ドコモ光やauひかり・ソフトバンク光は公式キャンペーンに加えて、代理店から申込むと代理店独自の高額キャッシュバックを受け取ることが出来ます!

その金額は時期やサービスにより変わりますが、数万円以上のことが多いです!

お勧めしない理由③ 運営会社の従業員数がたった37人。かなり小さな会社が提供している

ここまでenひかりをお勧めできない理由として、お得なセット割引がないことやキャンペーンを行っていない点をあげてきましたが、それ以上にenひかりをお勧めできない最大の理由があります。

それは、サービスを提供している会社の規模があまりにも小さすぎること。

enひかりを提供している会社の概要は下記の通り。

enひかりの提供会社の概要
enひかり会社概要
社名株式会社 縁人(えんじん)
設立平成19年10月1日
従業員数37人 (アルバイト含む)
会社のホームぺージはこちら

従業員数がたったの37人と、かなり小さな規模の会社です。

会社のホームぺージのアクセスマップ(航空写真)を見ても、会社が入っているのはかなり小さな雑居ビルの一室で、正直「この会社規模で光回線のサービスを提供しても大丈夫なの?」と躊躇してしまうレベル。

こんなことを言うと、「会社の規模が小さいというだけで悪いサービスになってしまうのか?」と炎上してしまいそうですが、光回線のサービスはある程度長く利用されることがほとんどだと思います。

それを考えた時に、この会社規模だと常に下記のリスクがつきまとってきます。

  • サービス終了のリスク
  • 大きなトラブルがあった時に対応できるのかどうかというリスク

これだけ小さな会社だと、上記2つのリスクは常につきまとってくると考えておいたほうが無難です。

enひかりは確かに月額料金が戸建てだと月4,730円・マンションだと月3,630円と光回線の最安値級ですが、同じような料金や仕組みで光回線を提供している老舗の会社もあります。

参考:enひかりとほぼ同じ料金で提供している光回線【エキサイト光】
  • エキサイト光の月額料金=戸建て4,796円、マンション=3,696円
    ~enひかりが戸建てで4,730円、マンションで3,630円ですから、毎月66円高くなります。
  • エキサイト光の違約金=発生しない
    ~enひかりと同様、最低利用期間や契約期間がない為、解約しても違約金は発生しません。
  • エキサイト光のセット割引=enひかりと同様、何もありません
  • エキサイト光のキャンペーン=enひかりと同様、あまり行っていません(新規工事費が無料になるキャンペーンを行っている時期もあります)
  • 老舗の大手プロバイダBBエキサイトが提供

~enひかりと違うのは、老舗の大手プロバイダBBエキサイトが提供しているという点。会社規模も段違いで大きい会社です。

こちらもenひかりと同様、携帯電話料金割引などのお得なセット割引はありません。

ただし、enひかりと比べれば、月額料金や違約金等の仕組みはほとんど同じですが、会社の規模が段違いに異なります。

その為、サービス提供終了のリスクや大きなトラブルがあった時の対応能力という点を考えれば、長く利用する場合、enひかりとは比べものにならない安心感があると思います。

月額料金がenひかりよりも66円高くなりますが、高くなるとは言っても月100円以内です。

enひかりを検討されている方は、エキサイト光も検討してみることをお勧めします。

【エキサイト光】
WEBキャンペーン・お勧めポイント




  • 業界最安水準の月額料金で最大1Gbpsの光回線が利用できる!


【月額料金】
戸建て:4,796円・マンション:3,696円
【セット割】
セット割は特にありません


【補足】レンタルDVD大手のツタヤが提供している『TSUTAYA光』がサービス提供終了。これから人気のない光コラボは続々と提供終了になる方向性

enひかりのように小さな会社ではありませんが、同じ光コラボでレンタルDVD大手のツタヤが提供していた『TSUTAYA光(ツタヤ光)』というサービスが、2018年11月をもってサービスの提供を終了しました。

光コラボに参入してわずか数年ですが、加入者数が伸びなかったのが原因のようです。

光コラボに参入している企業の数が、たった数年で500社以上にも登り様々なサービスが乱立している状況の為、ツタヤ光のように人気のない光コラボはこれからどんどん淘汰されて、サービスが提供終了の方向に向かうのは間違いありません。

というのも、光コラボはNTT東日本・西日本が一番儲かる仕組みになっており、参入企業はそこまで大きくは儲からないからです。

NTT東日本・西日本はフレッツ光より光コラボが売れたほうがボロ儲け

2018年3月15日

サービスが提供終了になった場合、違う光回線に乗り換えるにしても違約金などの費用がかかったり、電話番号が変わってしまったりする場合があります。

その為、長く光回線を利用するのであれば、ある程度名前が売れている光回線や加入者数の多い光回線から選ぶことをお勧めします。

その点も踏まえてenひかりはあまりお勧めしません。